「壁をつくっているのは。」北風アウトサイダー Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
壁をつくっているのは。
大阪は生野区で暮らす在日朝鮮人家族やさぐれ家族の話。
兄妹が実母の様に慕いオモニと呼んでいた女性が亡くなり、オモニの営んでいた朝鮮料理屋を受け継いだ兄妹達のもとに、15年間行方不明だった長男が帰って来て巻き起こっていくストーリー。
葬儀にも現れず…って行方不明だったのだから知らせていないんじゃ?ヨンギの連れはどうやって知った?なんて疑問がありつつ始まって行き、ヤクザだなんだが絡んで行くけれど、スマホ使ってたりWi-Fiがあったりするし、とりあえず、これ現代劇ですよね?
自分が深ところは知らないからかも知れないが、20~30年ぐらい前の様な世界観とか価値観みたいに感じたけれど、どうなんでしょう?
東京と大阪の違いもるのかも知れないけれど、拉致がどうとかは間違いなく今更だし。
人種差別とか偏見云々が根底にあるところは判るけれど、ちょっと意識や思想が古臭い様な感じがするし、あまりにも小さなところで閉塞的に動いているし、当事者の方達じゃないと何でそんな思考に至るのかちゃんと理解は難しいのかなと。
そして、トイレの件はどういうこと?エピソードとしては衝撃的で悪くないけれど、何でそうなるのか理解不能だし、あまりにも何も拾われないし。
雰囲気は良かったけれど全体的にしっくり来ないところが多かった。
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