「今度はスペースミュージカルだ!」SING シング ネクストステージ ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
今度はスペースミュージカルだ!
洋画は基本、字幕で観たい派です。小学校の低学年の時から洋画は字幕スーパー(字幕版の事)が当たり前だったので。俳優の本人の声が聞きたいし、息遣いを感じたいです。
吹き替えで観るなんてもったいないと思うんですが、最近吹き替えが増えたのは映画を観ることが少なくなって、字幕に慣れていないからでしょうね。日本人の識字率の低下とか英語力の無さとかは関係ないように思います。
あ、自分は歳とったら字幕はキツいかも。やっぱり英語が分かる人はうらやましいです。
本作はアニメなので、吹き替えでも楽しかったですよ。前回のメンバーは変わらず、新メンバーが加わって、ミュージカルに挑戦します。
ストーリー的には、ハッタリをかました為にピンチに陥りさあ大変、というアメリカのコメディにありがちで、「ナイトメア・アリー」にも通じるけど全然違うお話です。歌はもちろん重要です。
絵がとても綺麗で、キャラクターと背景の一体感があります。劇場内をドローンで撮影したような動きのある映像が素晴らしくて、映画館で観て良かったです。
続編があるなら、稲葉さんも出てくれるんでしょうか。
<映画館の思い出>
若い人はご存じないでしょうが、昔の映画館は一部指定席もありましたが、ほとんどが自由席で入れ替え制も無く、人気の映画は立ち見でした。(もちろん料金は同じ!)
座席の周りを細い通路が囲んでドアが数か所。壁に寄りかかって観てますが、人をどんどん入れるので背が高い人が前に立って見えなくなることも。諦めて次の回にしたカップルがドア近くで座り込んで待ってたり。「E・T」の時は満員電車並みの混雑で、この時も私は立ち見でした。終了間際の泣き所で、ドアを開けて入ってきた子が座っている人に「そこの席取っといてもらえますか?」と話しかけて断られてましたが、あれはさすがにマナー悪すぎだったなあ。
あの時代(そんなに大昔でもないです、1500円の時代)に比べると、現在の映画館は座席は広いしとてもきれいで、もう極楽です。少々うるさい人がいても私は平気なんです。