唐人街探偵 NEW YORK MISSIONのレビュー・感想・評価
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遅れて到着した純エンタメ作
中国で大ヒットを遂げた人気シリーズの第二弾。日本ではついこの前、第三弾が公開されたばかりだから、ここにきての本作上陸は我々にとって時間を逆流しているようなものだ。思えば、第三弾は日本が舞台ということもあり多少なりとも親近感と驚きがあったが、第二弾の舞台はNY。相変わらず場面転換を繰り返すたび、ロケなのかセットなのかわからない規模の映像が広がり、作り手のチャレンジングな姿勢が伝わってくる。この臨場感と活気あふれる街並みを背景に、またもおなじみの探偵コンビがとにかくずっと喋りっぱなしで、フルスロットル。日本の観客から見ればノリがややコテコテすぎてミステリーも強引だが、本国での大ヒットを思うと「そこがいい」ということなのだろう。ともかく、映画祭での受賞作や感動モノだけでなくこういう純エンタメ作が入ってくることは歓迎したい。日本人たった一人で奮闘する妻夫木聡もなかなかの存在感。頼もしく感じられた。
【”人の獣性、そして陰陽五行殺人者。”今作は、世界名探偵オバカ大会なのであるが、ナカナカに良く出来た作品なのである。何しろ、”お金なら、なんぼでもあるぜ!”の中国映画だからである、キッパリ!】
ー シリーズ第三作「唐人街探偵 東京 MISSION」は映画館で観たのだが、何故かこのシリーズの上映館は、愛知県では異常に少ない。何でだろ?
シリーズ第四作「唐人街探偵 1900」は、愛知県で公開されるのであろうか・・。-
■ニューヨークにやってきた天才探偵のチン・フォン(リウ・ハオラン)は、もじゃもじゃ頭のお茶らけ叔父のタン・レン(ワン・バオチャン)の”結婚式”にわざわざやって来るが、それは真っ赤な嘘で、タン・レンはマフィアのウーが孫のジェイソンが殺され心臓を取られた事から”世界名探偵大会”を開催し、犯人を賞金500万ドルを懸け探させる大会に出場させるためであった。
そして、各国の名探偵も集結し、猟奇殺人事件の謎に挑むのであった。
◆感想<Caution!内容に触れているかな?>
・序盤、次作の「唐人街探偵 東京 MISSION」を念頭に置いた訳ではないであろうが、野田を演じる妻夫木聡さんが、イキナリナルシスト探偵として登場するが、あっと言う間に東京に戻って行くのである。別の仕事かな?クスクス。
・物語は、基本コメディなのであるが、推理劇としても結構良く出来ていて、ナカナカなのである。
・随所で、トランプソックリの矢鱈と怒りっぽい警察副署長が出て来たり、(そしてその後ろには本物のトランプの写真が貼ってあるのである。
良いのかなあ、米中関係悪化しちゃうよ。(で、今、悪化している・・。クスクス)
・真犯人のターゲットになったチェン刑事(ナターシャ・リュー・ボルディッゾ)は、ムッチャ色っぽいし、画としても、このシリーズは手を抜いていないのである。
流石、中国である。”お金なら、なんぼでもあるぜ!”
<今作は、謎解きもナカナカな、コメディ探偵シリーズなのである。繰り返すが、シリーズ第四作「唐人街探偵 1900」は、愛知県で公開されるのであろうか・・。チョイ、心配である。だって、観たいんだもん!「唐人街探偵 東京 MISSION」も面白かったもんな。
このシリーズの風合は、今までにないお金をキチンと描けて製作している所が良いんだよなあ。>
ミステリーというよりはサスペンスコメディ
東京MISSIONが面白かったので遡りつつ観ている唐人街探偵。
娯楽度充分のミステリーたが、どちらかというと犯人探しというよりはサスペンスに近いハラハラ感があり、そこが本作の面白さといえるだろう。
そして何よりユルユルなノリのコメディがいい。まあちょっとクドくもあるけど、チン・フォンが担うシリアスパートとのバランスを考えればこれくらいで丁度いいのかもしれない。
コメディパートを担うのはもちろんタン・レン。
もう、なんで存在しているのか不明なくらいオマケ感のあるキャラクターだが、すでに書いたように、シリアスとコメディのバランスが重要な本作においては、とても大事なキャラクターだ。
冷静に考えてほしい。もしチン・フォンだけで作品を作った場合、何が面白いのか分からなくなると思うんだ。
そんなオマケ感満載のタン・レンだが、東京MISSIONでもそうだったように全くの役立たずではなく、ほんの一瞬だけ重要な役割を果たす。
タン・レンの持つ謎スキル、もしくはラッキーによって、チン・フォンが躓いている堰を突破する。
つまり、チン・フォンとタン・レンは結構いいコンビなんだな。
これから観る一作目も楽しみだ。そして東京MISSIONのあとの続編があるならば是非観たいものだ。
妻夫木聡がなぜ出演しているのか謎である。 彼の中国語も英語も見ていてちょっとつらくなった。
脇役の魅力が凄まじい
ここで笑ってくださいと言われているようで
こういうのも必要
奇想天外
前作の東京MISSONが面白かったので今作も鑑賞。位置的には東京MISSONの前ですが、そこまで気にはなりませんでした。
まずなんと言ってもチャイナマナーの贅沢な使い方!東京MISSON程でないにしろ、ニューヨークあえの街を車で、馬車で駆けずり回る姿は超ド派手で観ていて最高に楽しかったです。スパイダーマンにドナルド、トランプまでパロディの幅が広く、めちゃくちゃアメリカに喧嘩売ってるなーとゾクゾクしながら楽しんでいました。
ワン・バオチャン演じるタン・レンが車の上をスライドしながら行うアクションは、ハイテンションさを加味しながらも、しっかりとしたものに仕上がっていてとても満足です。高層ビルからの落下の危機や、脳内の分析を視覚化した映像もCGならではの魅力が醸し出されていて、見応え抜群です。
正直推理要素でアッと言わせる作品ではないので、その辺りは可もなく不可もなくぐらいでしたが、敵のやられ役感が一周回って微笑ましく、脱獄も適当だなーと思いつつも、むしろのこのご都合的な感じが作風にマッチしているのでアリだな思いました。
最後は少しスッキリとまではいきませんでしたが、今後のシリーズを続けていくには必要なものだったんだろうなと思いました。実際東京MISSONや次のパリなどもあるので、強そうな奴は残しておくのがシリーズ的には良いと思います。そして物語は東京MISSONへ続いていく…
ツッコミどころは多いながらも、そんなことを気にさせない映像の迫力と、ハイテンションな雰囲気、小規模公開ですが是非見て欲しい一作です。
観れて嬉しかった~
この夏に公開した3作目の『東京MISSION』は日本人俳優も多く出演していてとっても楽しめたから
その1つ前のこの『NEW YORK MISSION』も面白いはず…。
イチ推しの妻夫木くんが中国映画に出るのは知っていたけど、この作品は日本では公開されなかったから今回、公開してくれた事が嬉しかった。
赤のコートを着たキザな探偵役
野田の的確な推理する姿は、かな〜り好み💕
探偵ランク二位は決定よ❗️
東京MISSIONの時もド派手なカッコが凄く良かったんだよねぇ~
今回の話もドタバタでド派手な演出は変わらず面白かった。
この話から東京MISSIONに繋がっている…。
探偵コンビ、タン・レンとチン・フォン
この凸凹コンビ二人でまた続編があったら観る❗️
そして初めて訪れたキネカ大森はとてもこじんまりとした感じでアットホームな劇場でした。
2作目
第4段はロンドンでしたね!
左利き云々の前に
B級色
先だって公開された三作目『東京MISSION』の前日譚・二作目。
ツッコミどころ満載でデタラメな成り行き展開は、個人的にはかなり好み。
面白いけれども、なんで『東京〜』みたいに大型公開しなかったのかも観て納得。
画面クオリティがB級色全開でショボい!
あくまでも『東京〜』との比較ではあるが、予算は少なさそうに見えた。
ニューヨークロケと、カーアクションで使いきったようなイメージ。
警察内のセットなど、予算配分が透けて見えました。
そして何より、最近のマイノリティ・障害者への差別配慮から考えて、館数は絞って正解。
ゲイや小びとなどをイジるネタ満載。
主人公も、(三作目では無口方向に修正されていたが)本作では吃音で、「ド◯リ」と散々からかわれていた。
上映できただけ良かったんじゃないかと。
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