「ミステリーというよりはサスペンスコメディ」唐人街探偵 NEW YORK MISSION つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
ミステリーというよりはサスペンスコメディ
東京MISSIONが面白かったので遡りつつ観ている唐人街探偵。
娯楽度充分のミステリーたが、どちらかというと犯人探しというよりはサスペンスに近いハラハラ感があり、そこが本作の面白さといえるだろう。
そして何よりユルユルなノリのコメディがいい。まあちょっとクドくもあるけど、チン・フォンが担うシリアスパートとのバランスを考えればこれくらいで丁度いいのかもしれない。
コメディパートを担うのはもちろんタン・レン。
もう、なんで存在しているのか不明なくらいオマケ感のあるキャラクターだが、すでに書いたように、シリアスとコメディのバランスが重要な本作においては、とても大事なキャラクターだ。
冷静に考えてほしい。もしチン・フォンだけで作品を作った場合、何が面白いのか分からなくなると思うんだ。
そんなオマケ感満載のタン・レンだが、東京MISSIONでもそうだったように全くの役立たずではなく、ほんの一瞬だけ重要な役割を果たす。
タン・レンの持つ謎スキル、もしくはラッキーによって、チン・フォンが躓いている堰を突破する。
つまり、チン・フォンとタン・レンは結構いいコンビなんだな。
これから観る一作目も楽しみだ。そして東京MISSIONのあとの続編があるならば是非観たいものだ。
コメントする