素晴らしき、きのこの世界のレビュー・感想・評価
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【”古来から菌類は、あらゆる生物を分解、再生し、地中から優しく地球を支え、救って来た。”知的好奇心を物凄く満たしてくれる、目から鱗のキノコドキュメンタリー。】
ー 物凄く面白いドキュメンタリー映画であった。
恥ずかしながら、古来から菌類が地球上で果たして来た役割を少しだけであるが、理解できたし、今後の人類にとって、菌類が如何に大切な存在になって来るのかも、良く分かった。ー
◆感想(というか、今作を観て学んだ事。ビックリした事。
暗記した内容なので、誤謬があればご指摘を・・。)
・ペニシリンが出来た由来。
ー 菌類の研究から抗菌剤として、フレミングが発見し、お陰で第二次世界大戦中、多くの兵士の命を救ってきた事。戦争映画でも、銃弾に倒れた兵士にペニシリンを打つシーンを沢山見て来たなあ・・。ー
・マジックマッシュルームからキノコに含有される幻覚剤、シロシビン。
ー シャーマンが使っていたが、最近では、抗鬱剤としても利用されている事。そして、人間が作った抗菌剤は飲み続けなければいけないが、シロシビンは人によっては鬱を無くす場合もある事。
大学時代から、山で食料が無くなった時に、笑い茸を食べておいて良かった・・。ー
・カワラタケが、ステージ4の乳癌を分解してしまった事実。
ー ”Ted”でのシーンが、雄弁に物語っている。ー
<地球には、現在発見されているだけで、150万種類の菌類が存在するそうである。
彼らのお陰で、生物は分解、再生を繰り返して来た歴史。
そして、環境問題解消にも寄与する可能性がある事も、示唆される。
コロナ特効薬が、菌類から出来ないものだろうか・・。
美しい、キノコの数々の映像にも、癒されましたし、知的好奇心を、大いに満足させてくれる作品でもありました。>
レビューが難しすぎる映画…。日本で放映してもわかる人いるのかな…。
今年128本目(合計192本目)。
正直なところ、この映画はレビューが難しいです。中には日本では合法的ではない内容まで含まれているので(というより、それが7割以上を占める…)、下手に書くとここの管理人さんに怒られたり何だの面倒なことになりそうな気がします。
ただ少なくとも、ここの特集や、公式サイトなどを元に「いろいろなキノコを紹介する学術系映画」と思っていくと肩透かしをくらいます。
正直、理系の大学院を出ててもきついと思ったし、内容を全部理解するのはそれこそ、日本のキノコ研究者か、まぁ言って、看護師さんや医師の方か…というくらいマニアックな展開になっています(後述)。
ちょっと「日本の諸般の事情を考えると」難がありすぎて、「これを見に行って、じゃ、学術的に何を学ぶのか」という点が正直微妙な映画です。
ただ、ここでは「積極的悪害をもって低品質な内容を放映する」というレベルで3.5にしており、「配慮は足りないが、言いたいこと自体は一応理解できる」という点で4.0にしました。
詳細については、下記の採点内容と重複しますので省略します。
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(減点1.0/すべてまとめて)
・ まず、この映画のタイトルは Fantastic Fungi です。日本語にすれば「幻想的なキノコたち」くらいでしょうか。「たち」がポイントで。fungi は複数形です。単数形は何かというと、fungus (真菌類、などの意味)。
ところが、このように単数複数が特殊な形を取る名詞は余りネイティブもあまり意識していないと思いますが、 funguses という「一般的な」複数形を話す人も出てきます(文法的にはアウトだが、英語では複数形に(e)sをつける、というルールが基本なので、それ以外の解釈はできない)。このため、何が何なのか英語を理解する人ほど内容理解に妨げが出ます(この3つが入り混じって頻繁に出るほか、「キノコ」一般をさす mushroom も出るため、何が何なのか本当にわからなくなる)。
また、キノコは大半のものが毒キノコと言われます。食用にされるキノコは少数です(文化にもよりますが)。その毒キノコも食べたら即死というもありますが、精神的作用をもたらすものが大半です(日本では、一時期問題になってこれらは法律で取り締まりがされています)。
それは海外もそうですが、一時期そうでなかった時期があり(この点は映画でも描かれている)、そうしたキノコを食べて「フラクタル図形が見えた」だの「太陽系の神秘」がどうだのといわれても意味が本当にわからないので(理系なら単語レベルとしては理解しても、全体としてはまるで不明)、何がなんだか本当にわからない展開が続きます。
さらにこの映画、80分ほどの映画ですが、公式サイトなどを見て「いろいろなキノコのトリビア(雑学)や知られざる真実などに触れる内容だ」と思って見に行くと、最初の20分くらいはそうですが、残り60分くらいは大半がそれら(トリップした人が体験を語る、当然、日本の法律を「守って」生活している人にはおよそ縁がない内容)なので、何がなんだかわからないまま終了してしまいます。
正直、この映画を全部理解しようと思うと、そういう「違法な行為」を体験していないと無理なんじゃないか…とさえ思えてしまい、かつ、そういう人は「塀の中」に大半いるかと思いますので、じゃ誰が理解できるの??ってなると、「(精神科の)医師か看護師など?」ということにしかならず、うーんこれどうなんだろう…というところです。
もちろん、キノコの文化自体はわかるし、キノコに対する各国の法律の規制も違いますので(国によっては、日本より厳しい国もあれば、個人の責任でどうぞという国もある)、一概にどうかというわけではないですが、現在(2020~2021)の各種行政法規(刑罰法規も含めて)で色々取り締まりがあるそういうものを取り上げても、誰も理解しようがないし、逆に「誰が理解できるのだろう…?」というところです。
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よく公開できたと驚き!洗脳される人いないか心配
きのこの成長などが色鮮やかに映されていて美しい。
きのこの菌は地中深く廻らされて、かなり遠くの仲間とも連絡しあい繋がっている。
アガリスクなどのキノコは癌に効くと、ひと昔まえの日本でも販売代理店が増えたので知っていた。認知症などにも効くと漢方で処方されたり。
しかし映画の途中から、これは少し日本での公開はヤバいのではと思うシーンが増えてくる。キノコに魅せられた学者のヒューマンドキュメンタリーだけでは済まされない内容が。日本ではまだ承認されていないマジックマッシュルームなど様々なキノコを治療に使い、幻覚を見せたりする場面が!なんかサブリミナル効果仕組まれてないか、なんて心配もしてしまった。
でもやはりキノコは健康に良いので毎日食べるように努力します。
好きこそ物の上手なれ
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