「ぼんやりした輪郭の映画」流浪の月 ゾンビ2さんの映画レビュー(感想・評価)
ぼんやりした輪郭の映画
李相日監督の作品。
悪人とか怒りで突きつけられたような理不尽な悪意が足りない分、何だかぼんやりした輪郭の映画でした
(原作読んでないのでわからないけど、もともとそんな話なのかも?)
興業的成功が必要な作品では難しいのかも知れないけど、美男美女じゃない人が二人の役をやった方が見る側にもっと切実な作品になった気がします
例えば、そこのみにて光輝くの綾野剛と池脇千鶴のような救いのなさ感みたいな
広瀬すずと松坂桃李だと、やっぱり見る側からするとヒーローヒロインに見えてしまう…どうしても
その役ではなくて、広瀬すずと松坂桃李として見えてしまう
たまたま渋谷で見たけど、観客は高校生くらいの女子たちが中心でした(場所柄?)
彼女たちはこの作品からなにを持ち帰るのかな?
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