「テーマが重くて受け入れるのに時間がかかる」流浪の月 shitoさんの映画レビュー(感想・評価)
テーマが重くて受け入れるのに時間がかかる
クリックして本文を読む
原作は見てないけど、面白そうだったので観に行きました。
ストーリーとしては面白かったが、最後が衝撃の展開でビックリした。人に言えないトラウマを持った2人がお互い惹かれ合うべくして惹かれあい、それが社会の常識との葛藤しながらもお互いの気持ちを確かめ合い、最後は文の秘密を共有することで、2人とも本当に心から結ばれ救われたのかなと思った。
広瀬すずの文とそれ以外に見せる表情の違いがよかった。しかし所々広瀬アリスに見えてしまい、やっぱり広瀬すずは小悪魔、奔放な役柄の方が可愛いし輝く気がした。湖での白鳥ボートのシーンの広瀬すずはイキイキして可愛かった。
濃厚なキスシーンやベッドシーンは結構攻めてて、映画館で見るにはちょっと気恥ずかしいくらいだった。
あと子役の子が上手いので惹きつけられた。友達の子どもの方もいい味出してたね。
結局は文はロリコンではなく、ただ帰りたくないという少女に同じにおいを感じて、連れてきたという感じと考える方が自然かなと思った。
現実的に考えれば、そういう病気なら出来損ないとかで片付けずに治療とかすればいいのではとか、もうネットで素性がバレていながら文に子どもを預けてバイトに行くとかは普通はありえないかなと思ったり、少年院なら実名報道はされてなさそうなのでそんなにすぐにバレないのでは?と思ったりしたが、まぁそれを差し引いても役者やストーリー、映像など良く、色々考えさせられる見応えのある映画だった。
コメントする