劇場公開日 2022年5月13日

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「良心的な作品。オススメします」流浪の月 Yojiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5良心的な作品。オススメします

2022年5月15日
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「悪人」「怒り」の李相日監督が過去に深い傷を持つ人の心のひだを丁寧に描いた人間ドラマです。
上映時間は2時間半でしたが映像も美しく登場人物の心情が感じられて飽きることはありませんでした。
広瀬すずの濃厚なラブシーンも見応えがあります。子役の演技も素晴らしかったですが横浜流星演ずる婚約者の言動と暴力シーンが偏執的で凄かったです。
後半は多くのトラブルが続き悲劇的なラストしか想像できませんでしたが救いのあるエンディングが見れて良かった。
松坂桃李演じる佐伯文の行動原理が淡々とし過ぎていてわかりにくいのですがラストの衝撃的な傷の告白は心に刺さります。
「死刑にいたる病」もですがこういう良心的な作品が見れるのは今の邦画界の魅力です。

Yoji