ダーク・アンド・ウィケッドのレビュー・感想・評価
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もうホラーは観ません
中学のとき『エクソシスト』を観て金縛りにあってからホラーは観ないと誓ったチキンな自分だが、何故観てしまったのだろう?
これは紛れもないホラーだった。
テキサスの人里離れた農場。
悪魔に魅入られたのか?
恐怖に取り憑かれ壊れていった。
絶対的な力に抗うことはできなかった。
う〜ん、これは怖かった。
観るべきではなかったと後悔したが遅すぎた。
不穏な音に怯え続けた。
何とか映画館から生還した。
もうホラーは観ないかも知れないけど、これはいい映画だと思う。もちろん『エクソシスト』も。
答えが無い怖さ。
悪役の存在が具現化しないからスカッとしないです。
悪意ある何かが存在しているのか、いないのか。
ただの妄想なのか、、。
宗教の違いもあるでしょうね。もう少しだけ原因めいた物を暗示させてもいいかなと思ったけど、、、
個人的にはこういうの好きです。
この監督は天井に張り付いた父親の身体が健康的過ぎたり、悪が憑依した表現も白目だけだし、予算の問題かもしれないがビジュアル面での工夫が今後の課題かも。
アリアスターなら腐乱死体とかバンバン入れると思うが
やり過ぎも要注意だよね。
普通のホラー映画だけど、背景知識がないと内容は理解不可能?
今年187本目(合計251本目)。
映画の日(12/1)はこちらをチョイスしました。
多くの方が書かれているようにホラー映画。一部、不穏当な表現があるのでレーティングがきつくなっていますが、それでもホラー映画としてはマイルドな描写に入ります。
ストーリーというストーリーは存在はしますし、時間軸を入れ替えるトリックもないので(ある1週間を描く内容で、日曜日~土曜日まで順番に出るので)、その点でのトリックはないと思います。
ただ、一方で、多くの方が書かれている通り、この映画、おそらく、キリスト教文化がかなりの前提知識として必要ではないかと思います(プロテスタントかカトリックか、その他かは不明)。そうでないと、セリフの一部がまるで理解できなかったり(漢字圏なので、ある程度は推測可能)と理解難易度はかなり高いです(そのうえ、パンフレットはなかったりする)。
普通に見るだけだと、序盤にやや不穏当な描写があること以外はホラー映画で、ストーリーというストーリーは存在するものの評価が難しいかな…という状態です(何がネタバレで何がネタバレでないのかという観念すら特定できない)。
個人的には、おそらく、日本でこのまま公開されることを想定していなかったのではないか…とさえ思えます(普通にホラー映画として見る、ということ以外が日本では難しい)。
かといって、字幕の不足している部分を聞き取って補おうと思っても、前編英語なのは英語ですが、とにかく誰もが早口で(一瞬、ドイツ語か?と思えるところすらある)、準1程度では到底無理で、そこからの推測もできないかと思えば、「イエス様」が字幕に出たり、マリア像が出てきたりという状況なので、とっつかみがないというか、どこを手掛かりにするのだろう…というところです。
※ かつ、時代設定も、スマホが出るあたりからすると、2000年以降と解するのが妥当ですが、一方で今時珍しい壁掛け式電話(もちろん、線が出ていたりする)があったりします。
なお、ホラー映画としてみる「だけ」なら、序盤にやや不穏当な描写があるものの、それ以外はレーティング通りなので、そこまで怖いかというものではないです(大人の営みのシーンもありません)。
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(減点0.3) この映画、「日記」が一つのキーワードとして出るのですが、その「日記」はかなり多く書かれている割に、ストーリーとしては読まれるところ以外わからず(個人で翻訳できる量ではないし、それほど映らないので、翻訳できるできないの話ではない)、こうした「理解の妨げ」となる部分もかなりあります(個人の当日の努力で何とかなる、というレベルではない)。
「おそらく」、内容的にはかなり高度なものを扱っているのではないか…と思えるのですが、手掛かりがとにかく少なく、調べられる量にも限界があり、この映画は(日本では、純粋な)実質ホラー映画として見るしかないのでは…と思います。
そういう「個人で調べられる手がかりをことごとく消してわからなくしている」という意味での減点幅ですが、実際には「本国基準でも特に学術的な内容なし」な可能性も当然あり、この点は正直わからないので(ただ、多くの日本人はわからないと思う…)、減点幅としてはこの程度にしました(少なくとも完全に支離滅裂な樹海村とはレベルは違う)。
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「他は後回しにして書け」と頭の中で声が聞こえる
蹂躙されるヤギさんのように邪悪なるものに屠られよう。
もうやだ。年末年始を避けて実家に帰ろうとしてたのに、母親が「帰ってくるなと言ったのに」とか言い出したらどうしよう。姉も実家に帰ってきてたらどうしようどうしよう。父親から「帰ってくるなと言ったのに」って電話が来たらどうしようどうしようどうしよう。指ついてるだけまだマシ。
もうやだ。基本的には雰囲気押しでときどきドーンとくるんだけど、不穏な雰囲気からドーン、後ろ後ろーなんだ母ちゃんか、普通のシーンと思わせてからのドーン、ああもうコレ絶対ニンジン刻んで次はおててをドーン、ホット一息つけたかと思ったらアワワワからのアワワワ。だ、大丈夫きっと家族の愛が勝つはドーン。
もうやだ。あと音楽が環境音(家や扉が軋む音や風の音)と巧妙に混ぜてあるような感じで聞こえてて、ずーっと何か起こるのではとビクビクさせられて、鑑賞後はヘロヘロに。いろいろ突っ込んで考えてみたくなるけど無駄だと思う。掘っても掘ってもただ暗黒だけだと思う。それを後付けでなんと呼ぶかで鬼だったり化物だったり悪魔だったり魔物だったり悪霊だったりに形作られるだけで、邪悪なるものは邪悪なるものでしかないと思う。
もうやだ。納屋の中からお姉ちゃんを写しながらカメラが引いて、左上から足が映り込んでくるとこ好き! 直後にどうやってやったんだとさりげなく見せるとこも好き! 基本的に大都市圏でしか上映しないのに、遅れてとはいえ既にブッキングしているシアター・シエマさんとかufotableさんの蛮勇も好き!
これでいいでしょうか。アワワワやめてやめて編み針はやめ
陰湿で邪悪な作品
今まで色々なホラーを観てきたが、本作は滅多に出会うことの無いタイプの作品だった。
起承転結の無い映画ではないが、冒頭からラストカットまでずっと同じ波長で進んで行くのである。終始薄暗く、陰気臭い牧場での一日が描かれ、曜日が進むにつれ不穏な空気が濃くなっていく。ショッキングなシーンに関しては特にパンチが効いているという訳ではなく、至って普通の表現だが、終始立ち込める不穏な空気の中で描かれるそれが非常に際立って見えるのである。登場人物は少ないが、印象に残るキャラクターが多く、雰囲気作りが非常に上手い。
色々考慮するとどちらかと言えばJホラー寄りの作品だが、本作は独特で独立したジャンル、言わば新ジャンルと言っても良いのでは無いかとも思う。近年ヒット作を生み出しているA-24製作の作品群と近い印象も感じる。
本作は基本的に、恐怖の対象を明確に明かす事はなく、ただただ着実に近づいてくる「それ」に怯えるのである。ここら辺は登場人物と同じ心境になれる部分だろう。先程も取り上げたが、冒頭からラストカットまで同じ雰囲気で進み、常に不気味で悪い事ばかりが起こるのだが、正直気持ちよく劇場を後にできる作品では無いだろう。たがここら辺も登場人物らが立たされている境遇とシンクロするのだろう。
全てが闇に覆われたような作品であり、夜に一人で観ると気が沈むが、ホラーファンであれば一度は本作のなんとも言えぬ空気感をぜひ体験して欲しい。
ただのつまらないB級映画だった
登場人物の台詞の中に、何度も「イエス様」という言葉が出てくる。キリスト教の社会に生きるクリスチャンなら台詞の意味を理解できるのかもしれないが、無宗教の当方にはどうにもピンとこなかった。だからなのか、本来はおそろしいシーンと思われるシーンが、まるで怖くなかった。
未知のものに対する恐怖は普遍的にある。特に死は、他人の死を通じて介在的にしか理解しようがないものだから、否応なしに恐怖の対象である。ホラー映画は登場人物に感情移入させることによって、介在的な死の恐怖を感じさせるものだ。
ところが本作品は、姉にも弟にも感情移入が出来ない。もちろん母親にも看護婦にも、当然ながら何の感情移入も出来ない。それが当方の無宗教や想像力の不足によるのかもしれないが、言い訳を言えば、姉や弟の人となりや、前後の事情も何もわからないのだから、感情移入のしようがないとも言える。キリスト教圏のクリスチャンの観客にも、もしかしたら感情移入できない作品の可能性がある。
という訳で、本作品のどのシーンにも死の恐怖を感じることが出来なかった。当方にとってはホラーでもなんでもなく、ただのつまらないB級映画だったということだ。
悪魔って…
父の魂を奪いにきたらしいけど、なぜ。ストーリーはどうあれ全編陰鬱な雰囲気とどんどん不幸に転がっていく展開はやはり恐怖。どんちゃん怖がらせない見せ方はジャパニーズホラー的で良し。ホラー好きなら見て損なし、かな。
羊が1匹…羊が2匹…
寝たきりの父親の最期を看取る為に実家の牧場に帰ってきた姉妹が猟奇的な体験をする話。
かなりまった~りテンポで不穏な事態に陥っていく様をみせて行くけれど、悪魔親父の魂狙ってる?親父は既に?何がホントかわからず疑心暗鬼になっていくけれど、いったい悪魔は何がしたいのか…。
結局のところみんな幻視幻聴をみて自傷しているだけで、他人には危害与えてない!?悪魔というのも間違い?…不気味なだけで良くわからなかった。
そして周りのいびき&寝息が凄かったw
ずーっと雰囲気だけ
しょっぱなから不穏な空気たっぷり、しかもこの雰囲気がずっと続く。これは、メンタルにくるヤツではないかと期待して、肩に力を入れて待ち構えていたんだけど、なかなか来ない。ウトウトしそうになった頃に最初のショッキングシーンがやってきた。しばらくウィンナーは、食べれないね。
そのシーンが終わると、また何かが起こりそうな雰囲気が長〜く続く。隣の人、熟睡しちゃったよ。
結局、消化不良で終わってしまった。見た回はソールドアウトになるくらい人気だったんだけど、ちょっと期待はずれだね。
トラディショナルアメリカンホラー
それなりに怖いですが、
ジャパニーズホラーほどではありません。
文化の違いによる没入感が阻害されるのが
理由ではないかと思います。
理由を求めず怖さだけを体験するのには
問題なく見れる内容でした。
久しぶりに24のジョージ・メイソン役の
ザンダー・バークレーを見れて嬉しかったです。
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