「少し寂しい結び」フォーエバー・パージ 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
少し寂しい結び
時間軸は「大統領令」の後の話になります。
今回は都心部を離れ郊外へ。
今度もまたアメリカの闇、白人至上主義と移民の歴史も絡めてきました。
ただ今回パージそのものではなく、その後が本題のよう。
パージ後に暴徒化した街でのサバイバルが描かれています。
それは「マッドマックス」のような世紀末下での、ただの殺し合いと奪い合いでした。
12時間という制約が取り払われた今作、これはもはやパージと関係無いのでは?と思えてなりませんでした。
脚本と制作にはジェームズ・デモナコがクレジットされてはいるものの、やはり監督が変わったからですかね。
きっとパージのその先として、そもそも人間の根底にある悪意を描きたかったのだとは思います。
ただシリーズ完結作としては、個人的に少し寂しい結びでした。
コメントする