「どうせならカナダへ逃げたいですね・・・」フォーエバー・パージ MARさんの映画レビュー(感想・評価)
どうせならカナダへ逃げたいですね・・・
お馴染み(⁉)パージシリーズの最新作。
12時間、殺人を含むあらゆる犯罪が合法になるパージ。闘う者もいれば隠れ続ける者も・・・。
そして迎えた朝7時。はい、本作は序盤も序盤でパージは終了‼あとは平和です!! ・・・と思うじゃん?
といった作品。
過激派がフォーエバーパージなどと言い、カオスな殺し合いがいつまでたっても終わらない‼
そんななか、政府が取った対応は、「軍が鎮圧するから生き残りたきゃ6時間以内に国境外へ急げ‼」といったもの。
そんなこんなで相変わらず殺し合いまくる作品だが、カウボーイ風のメキシコ難民に加え、アメリカの夫婦や友人とともにチームでこの惨劇に立ち向かう様は、どこかプレステのゲームでもプレイしているかのような感覚になり面白い(笑)
特に夜の市街戦で路地裏から通りに出て…らへんの場面とか、緊張感も相まってホラーゲーム感満載‼なんかいつも映画を観ているのとは違った感覚で楽しめた。
ラスボス(?)がちょっとポッと出感があるのが気になったけど、ただ滅茶苦茶闘うだけの作品かと思いきや、申し訳程度に難民や分断問題に触れているし、ラストはリアルな現状とは真逆の状況に陥ったのが、皮肉が効いていて良かった。
そういや上司さんはその後どうしたのかしら・・・。
そもそも論として、もうこれパージじゃないじゃん‼なんて思わないこともないけど、終始スリルに満ちた良作B級といった感じで最後まで面白かった。
そしてどうでも良いが、他作品でもそうだがRPGが叫ばれるのは仕様ですかね(笑)
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