アノニマス・アニマルズ 動物の惑星のレビュー・感想・評価
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(猿以外の)動物の惑星
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基本コンセプトは『猿の惑星』シリーズとさほど変わらない。むしろ、人間が動物たちにこんなにも酷い仕打ちをしてきたのだという真実をメタファーとして伝えるだけの映画。凶暴性はあるものの草食動物を中心に描かれているところも面白い。特に角が生えている動物なんてのは人間を食うわけじゃないから捕食者に献上する立場なのか、単に使用人として仕えてるだけなのか、そんなイメージでした。ボスキャラは熊だったし。
それでも人間の体にかぶり物しているだけで怖い。MAN WITH A MISSIONだって怖い。しかしそのメタファーの中には、人間本来の怖さが潜んでいる。ラストの一瞬のカットでは鹿ではなく人間が銃を撃っていることがわかる。一瞬のことなので見逃す観客もいることだろうけど、作品の意図を感じ取れればそれでOK。本当に怖いのは人間なんだと・・・
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傑作。ぜひ観て欲しいです。
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メッセージ性、緊張感のある描写、映像、どれも素晴らしかったです。
緊張感のある場面、最初は何か分からないという恐怖、終盤は何を考えているか分からないという恐怖感がとても伝わってきました。
今作の見どころの一つとしてはやっぱり
衝撃のラストカットだと思います。
あのラストカットでは動物だと思っていたキャラクターが人間だったという事が判明します。
この描写を強調するのではなく、一瞬にする事で、押しつけるような感じが少なくなって監督のセンスを感じました。
また、動物の手が明らかに人間、とか、人間が喋らないという所もそこの伏線になっていてとても素晴らしかったです。
人間は家畜などに同じようなことをしている、そのことは理解していましたが、改めて命を大切にしようと感じました。
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