「ダークおとぎ話」風鳴村 うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ダークおとぎ話

2024年5月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

オランダのバスツアーに参加した乗客たちが悪魔と契約した製粉業者のヘンドリックに襲われるお話。
乗客たちは各々殺人を犯した人物たちだが、悪魔と契約後に死んだヘンドリックが殺人犯たちを処刑するのに格別の理由あるんか?と思っていたが、これはそう言うダークおとぎ話で、無差別殺人鬼が襲ってくる映画と思って観た人(私がそうだった)からすると「何か違う」となりそう

怪物ヘンドリックは従来型のパワフルな殺人鬼、武器の大鎌も数回使ったら、別の得物や殺り方でやるので特に新鮮味はない。
殺し方も彼らが殺したやり方を丁寧に踏襲するわけでもない。
ヘンドリックの手助けしているバスの運転手アーベがよーわからんけど気持ち悪い。
そして殺されていく乗客も格別のクズと言う訳でなくそれなりに情状酌量の余地が有りそうな奴らではある(殺された側からするとそうじゃないだろうが)
ヘンドリックが仕留める為のルールは罪人であることなので、罪人でない乗客にはノータッチ。特にタカシなる日本人の存在意義はなんだろう、しかもタカシは日本語のみ話しているのだが、日本語の解るルビーが居なくてもそこそこ通じている不思議。そしてタカシに裏の設定でもあるのか護摩行をやり始める。タカシよ…おめぇ修験者か山伏なのか?

邦名のタイトルが風鳴村と付けてあり、邦画の村シリーズを意識しているのは明白だが、だからって観る人が増える内容じゃないので、私の様な無差別殺人鬼の恐怖を希望する人にはあまりお薦めできません。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)