「横浜、横顔、最高。」嘘喰い movie mammaさんの映画レビュー(感想・評価)
横浜、横顔、最高。
あんたの嘘、俺が喰ってやるよ。
ただただ横浜流星の横顔と、力に頼らない機転を良いねぇカッコ良いねぇと見る作品。
横浜流星と仲が良い平野紫耀はクロサギで、
あんたを騙したシロサギ、俺が喰ってやるよ。
2人して似たようなものを餌にしているのね。
そんなもの食べて、美味しい?
だけど、横浜流星が演じる斑目獏の資金源は、暴力団トップの娘が出しているからねぇ。
裏社会のどこが勝ってもしょうもないグループ達の、賭け遊び。
三浦翔平と賀来賢人はキャラがかぶる。
真面目もぶっ壊れもできるモデル系で、芸能人夫婦。
どちらかが脇役で出ている作品なら、おそらく面白い。
邦画の中に、コメディも社会派も担える中堅がしっかり育ってきていて、ジャニーズに頼らなくても、顔でも演技でも主役を張れる存在がいる。
日本人として、とても安心できる。
白石麻衣が最初台詞回しどうしたの?と思ったが、
徐々に馴染んできて、
お育ちイマイチ、ちょっと寂しいキレキャラ美女みたいな役回りが似合うわ。
佐野勇人は、様々な作品に出て、どれもなんだか歪みのある役だが、どれも演じ分けされている。
日本を担う若者達が、老害も嘘もどんどん喰って欲しい。
カリカリ梅で頭が働き出す吉備団子方式じゃなくて、
閃いたら食べるのね。
炭水化物やブドウ糖の類でないところがなんとも斑目らしいが、もうちょっと、なにかまともなものを喰いなさい。
そして、梶や蘭子やマルコなど、仲間が増えると死は恐怖を増す一方で、勝つ気概も増す。
一般庶民凡人には関わったら、お金借りたら終わりの意識だが、裏社会にも背景や心がちゃんとある人達はいるのよねぇと。そこが海外スパイ映画のカジノ支配人やら守衛とは異なる描き方で面白かった。
蘭子、ちょろすぎやろ。あの子に組のトップは任せられんよ。