土竜の唄 FINALのレビュー・感想・評価
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2022年 74本目
無邪気に楽しめるぶっ飛んだ痛快作
観終わってスッキリした気分になった。久し振りに無邪気に楽しめる、ぶっ飛んだ痛快エンタメ作品だった。予告編ではそれ程多大な期待はしていなかったが、やはり映画は観てみないと分からない。百聞は一見に如かずである。それなりの料金を払って劇場鑑賞するのだから楽しんで観たい。そういう観客の欲求を十分に満たしてくれる作品である。緻密な作品ではないので、詳細に拘らず野暮は言わずに観て欲しい作品である。
本作の主人公は、潜入捜査官(通称モグラ)・菊川玲二(生田斗真)。彼は、最終任務として、潜入中の反社会的極悪組織・数寄矢会が画策している巨額の麻薬取引を阻止し、ボスの轟秀宝(岩城滉一)を逮捕せよと指令を受ける。彼は、がむしゃらに任務を遂行しようとするが、秀宝の長男であり後継者である・烈雄(鈴木亮平)が大きく立ち憚ってくる・・・。
主役の生田斗真が、従来のイメージを払拭して、不器用で女性に弱いが、がむしゃらに任務を遂行していく主人公をオーバーアクションと勢いのある台詞で熱演している。人間臭く憎めない主人公像を作っている。
この手の作品は、悪党がキーポイントである。本作に登場する悪党のなかでは、やはり、轟秀宝役の岩城滉一、烈雄役の鈴木亮平、秀宝と対峙する日浦匡也役の堤真一が流石の演技で個性的な悪党振りをみせている。秀宝の圧倒的存在感、野心に燃えた烈雄の猛々しさ、昔ながらの義理と人情の世界を守ろうとする日浦の凄味のある台詞と眼光の鋭さが光る。
主人公の恋人役の仲里依紗も効いている。主人公とのやり取りでの硬軟を使い分けた芝居で、演技巧者ぶりを発揮している。
本作には蒼々たる俳優陣が出演しており、各々の個性的な熟練の演技を作品として上手に組み合わせて仕上げているので、分かり易く、誰もが気楽に楽しめる作品になっている。コロナ禍の閉塞感を一掃してくれる。
本作は、厳しい現実を忘れさせてくれる映画の力を実感できる作品である。
キャストが絶妙
説明不要のおバカコメディ
アリエールはあえてすべりにいってるね
2021年映画館鑑賞104作品目
12月12日(日)イオンシネマ名取
原作未読
監督は『ゼブラーマン』『ヤッターマン』『悪の教典』『藁の楯』『テラフォーマーズ』『神様の言うとおり』『無限の住人』『ラプラスの魔女』『ひみつ×戦士ファントミラージュ』『忍たま乱太郎』『妖怪大戦争』の三池崇史
脚本は『GO』『ピンポン』『木更津キャッツアイ』『69』『真夜中の弥次さん喜多さん』『舞妓Haaaan!!!』『少年メリケンサック』『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』『パンク侍、斬られて候』の宮藤官九郎
ダメ警官が上の命令でヤクザになりきり日本では違法な潜入捜査をしヤクザのトップを逮捕するために奔走する三作目完結編
お馬鹿映画を認めないレビュアーなら星一つでも不思議ではない
任侠映画や警察ドラマというよりくだらないドタバタ映画
やたら裸になる生田斗真
多くの男は嫁の方の裸を見たいだろうがジャニーズ系が大好物な婦女子にとってはヨダレタラタラかもしれない
「シャブ、ダメ、ゼッタイ」というメッセージだけは伝わってくる
B級どころかC級になってしまうのは堤真一演じる兄貴のスーパーサイボーグぶりの活躍がかなり大きい
巨大マンタがとどめ
三池&宮藤なら当然こうなる
スパゲティにシャブを練り込むという発想
ヒロインは仲里依紗だがどちらかというと準ヒロインが似合う
戦隊モノならイエローで奇面組なら宇留千絵
菜々緒演じる胡蝶の最期?の顔もなかなか
セクシーな滝沢カレンという意外性が良かった
劣化するシリーズ物を観察したければ、止めはしません。
映画等過去作未聴もドラマ制作のお笑いを継承
常に全裸の生田斗真
レイジ キング・オブ・土竜
2017年の『彼らが本気で編むときは、』で難役トランスジェンダーを演じ、役の幅を広げた生田斗真。
最大のハマり役に、FINALバッチ来~~~い!
恒例冒頭スッポンポンは、遂に海外進出! アソコをカモメにツンツンツン!
前作から5年のブランクも心配ナシ。わざとらしい説明台詞でシリーズ初心者でも大丈夫。
にしても、潜入捜査も7年。玲二、お疲れさんッス!
轟周宝逮捕を最終目的に始まった玲二の極秘潜入捜査。
またとないビッグ・チャンス到来!
イタリアン・マフィアとの6000億円の麻薬密輸取引。周宝自ら現場に現れるという。
ここを押さえれば、一気にパクる事が出来る!
ところが、直前になって思わぬ人物が指揮を執る事に。
表向きは世界中で活躍するシェフ。が、本当の顔は周宝から悪の全てを叩き込まれた後継者。息子の烈雄。
キレ者にして、凶悪ヤクザ。完璧な麻薬取引の作戦に玲二も警察も散々振り回され、まんまとハメられる。
FINALを飾るに相応しい危機、敵、スケール。
長年狙い続けた轟周宝を逮捕する事が出来るのか…?
今年2度目の凶悪ヤクザ役。初参戦の鈴木亮平がド迫力。もうこの手の役を演じさせたら申し分ナシ。
他新参加に滝沢カレン。TVバラエティーとは違うセクシー&クールな役所で、意外な女優の一面。
カムバック組。
前作から続投の菜々緒、第1作以来となる岡村隆史。敵対していた岡村演じる猫沢とは泣かせる見せ場あり。
レギュラー陣。
お馴染み吹越満&遠藤憲一&皆川猿時のトリオ。勿論、3番唄うよ。
周宝=岩城滉一も“息子”共々シリーズで一番出番あり。
純奈=仲里依紗との恋の行方は…?
“兄弟”堤真一とのドラマ。
生田斗真も様々な顔といっぱいの裸体を見せ、THE座長!
レギュラー&新参&カムバックと、豪華キャスト。
アクション、コメディ、ラブストーリー、熱い涙のドラマ…。
エンタメも全て、バッチ来~~~い!
まずコメディは、冒頭スッポンポンも笑えたけど、麻薬を還元中のエロ動画。やるぞやるぞと分かっていても笑える。
玲二の浮気(?)が発覚し、純奈から別れが告げられる。純奈は豪華客船で婚活旅行へ。
麻薬取引の日。周宝の姿はナシ。が、近くにいる。
烈雄の作戦に踊らされ、麻薬は豪華客船へ。
周宝も客船に。全て轟親子の計画通り。
させてたまるか!
乗り込む玲二。
アクション最大の見せ場は、皆が集ったクライマックスのこの豪華客船にて。玲二、轟親子、純奈、そして日浦も…。
数奇矢会との大乱闘。
強敵・烈雄とのバトルに苦戦。
爆発&炎上、沈没の危機の客船。
前半はコメディ寄り。
後半はアクションに玲二と純奈のラブストーリー、日浦との“兄弟”ドラマを巧みに絡ませ、熱いものがあった。
FINALだけあってドラマ的にはシリーズで一番良かった。
遂に周宝を追い詰めた。それはあくまで逮捕する為。
が、日浦は違う。麻薬に手を出したヤクザは外道。おやっさんに死んで貰う。
二人の間に割って入る。この時が来た。
轟周宝逮捕。
もう一つ、別の意味もある。
何度も何度も自分の命を助けられた“兄弟”に自分の正体を明かす時。
それは裏切りでもあり、死で償う。
銃を向ける日浦。問う。
その裏切りに何の意味が…?
その答えは、日浦が麻薬を憎むのと同じだった…。
熱くさせた後はブッ飛びの“海の蝶”が登場。ただの感動では終わらせない。あの烈雄も米粒のように。
きっちり完結。玲二も元の巡査に。何か違和感あり…?
新聞を見ると、“海の蝶”に乗って世界中で麻薬撲滅をする“キング・オブ・漢”の姿が。
今はもう、巡査とヤクザ。遠く離れたが、やはり二人の固い絆は“兄弟”。
そんな兄弟がくれた最高の栄誉の言葉。
兄弟、お前は“キング・オブ・土竜”だぜ!
7年。3作。
三池パイセン、クドカン、生田クン。
楽しませてくれて、ありがとさんでした!
2つでもちょっと高いかも
土竜の唄、無事に完結
土竜の唄はこれまでの映画シリーズ視聴済み、原作全て読んでいます。
原作ファンからするとそもそも豪華客船編は大阪編や上海編に比べても面白みが少ないパートなので、こんなものかなと。シャブパスタ編は面白いがあっさり目にカットされてしまい残念。
鈴木亮平演じる轟烈雄は原作に忠実なキャラ作りをしていますが、土竜の唄特有の悪いやつなのに面白いという部分がないキャラなので、愛着が湧かないキャラでもある。
これまでの映画版の土竜の唄のノリが好きで完結編を見たいという人以外にはおすすめは難しい作品。原作と違うエンディング(原作はまさにここから予想外の展開になる)でこれでしっかりと完結させたなという感想です。火鍋シーンや滝沢カレンのサーモン刑事の忠実さには笑わせていただきました。
俳優さんにNGは無いのかってくらい今時には珍しく、下ネタ・ギャグの...
ファイナルなるなのに…
ファイナルを全面押ししてるんだけど、面白さやどぎつさ、主人公の振り切れてる感が半減してる感じです。
キャラも黒川(上地雄輔さん)が今回出てないし、日浦自体も組員を養うって言いつつ、マンタと旅に出ちゃうし。
強引さやツッコミたくなるサイボーグ化などは気にならないんだけど、登場人物が言った言葉には責任を負わせて欲しかったです。なのでやはり日浦組は3人の方が良かった様に思えました。
あと敵キャラも再登場するんだけど、その過程が弱くファイナル感のみで出てきてる様に思えました。
登場させるなら、それなりの過程を描いて欲しかったです。
もう一つ鈴木亮平さんのキャラが狐狼の上林に類似してる様に思えて、もう少しキャラ設定を変えてほしかったです。
三池監督に滝沢カレン主演でリュック・ベッソン風アクション映画を作って欲しい あくまで風で
やっぱり観る事にして◎
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