「結局いつものTF」トランスフォーマー ビースト覚醒 123さんの映画レビュー(感想・評価)
結局いつものTF
今日公開とのことなので早速観てきました。予告に出ていた動物(ゴリラ・チーター・鷹・サイ)は別の世界からやってきた生命体で、敵のユニクロン(名前うろ覚え)にワープできるキーを渡すまいと地球へやってくる。動物たちの出番は一旦これで終了になり、次は人間側の描写とオートボットたちの描写に移る。なんやかんやあってオートボットたちと人間側が出会い、キーが必要だというオートボットたちに協力するため博物館?に潜入。入手した矢先に別の次元にいたユニクロンの尖兵たちに奇襲されて戦闘。登場人物がすっきりされているから戦闘シーンも過去作のようにゴチャついてなく見やすい。結局キーは敵に奪われてしまうものの、2つに分断されたとかでもう一方を守るためにペルーへ渡る。敵もそれを追ってペルーに来襲。キーをめぐって戦闘になり、最終的には敵側全滅、オートボットたちと動物ロボットたちは地球の守護者ポジに落ち着く。
・見た感想
歯に衣を着せずに言えばいつもどおりのTFだった。ビーストなんて言うから動物ロボットたちがメインなのかなと思ったけど序盤早々に退場して中盤から参戦するものの、決着がつくまではひたすら雑魚狩り。ゴリラと鷹はまだ出番あったものの、チーターとサイはないと言ってもいいに等しく、正直タイトルに「ビースト」はいるのか考えてしまう。
でも今作は過去作と違い登場人物は多くなく、人間側では2人のみが主要となるため人間側のゴタゴタに時間を割かれることはない。金が必要な男と考古学者の女もさっさと「キー守ろうぜ」みたいな考えになるためテンポもいい。自分としては敵側のデザインも好きなのでユニクロンとかいう親玉を除けばかっこいいと思えた。
・疑問
男が「地球のためにキーを破壊する」とか言ってたけど、万一破壊できたとしてもそれってオートボットたちだけでなく敵側も地球に居座ってしまうことになるのだが、そこら辺はきちんと考えていたのだろうか?オートボットたちが倒してくれるだろうという期待を持っていても、その考えの時はコテンパンにやられていた。
次にゴリラは尊敬するオプティマスから名前を頂いたとか言ってたけど、動物ロボットたちの故郷は別次元にあり互いに面識はなかったはず。なのにどうやってオプティマスの存在を知れたのだろうか。
以上の二点が気になったけど、それらは「まあTFだしな」と片付けられるくらいには演出がド派手で戦闘シーンも見てて楽しいので総合的には「見てよかった」と思える作品だった。