「スィングするには訳があった。」スイング・ステート kumiko21さんの映画レビュー(感想・評価)
スィングするには訳があった。
スティーヴ・カレルの軽さと顔立ちが好き!で鑑賞。
アメリカにはいわゆる青い州(民主党)、赤い州(共和党)以外に、選挙の度に旗がパタパタ裏表ひっくり返るようなスィング・ステートがあるという話は以前にアメリカ人の知り合いから教わってはいた。なので、ざっくりストーリーは想定できたものの、見始めてから改めて気づいた。それは民主VS共和の対立よりも深い、中央(DCおよびウオールストリート)と鄙びた地域、富裕層と貧困層(出遅れて割りの合わない田舎の定住者たち)の間の絶対的な対立、というか大きな溝。それを面白おかしく可視化してくれたのが両陣営から派遣された二人の選挙請負人だった。土地に根を張って本気で生きようとしている人たちには、右も左も信用できない、むしろこっちが利用するのだ!のフロンティア精神が育ってもおかしくないのだった。
ということで、やはり知ったかぶりで見たストーリーは想像を超えていた。見てよかった。
キャスティングも正解だった!
しかし、このような状況は果たして対岸の火事と言えるのでしょうか。
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