「女性ってやっぱり口達者」猫は逃げた 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)
女性ってやっぱり口達者
今泉力哉監督の真骨頂である男女の恋愛群像劇がここでも観られる。長回しのカットで4人のやりとりのカットが一番盛り上がる場面で、おもしろかった。
女性ってやはり男より口が達者だなぁって思う。こういう場面は特に女性の方が言葉が強くて淀みなく出てくる。かといって、男性も言葉少ないながらも場をなごむような感じがあって、男女の掛け合わせっていいなと思える。
オリジナル脚本でうまくできた脚本だなと思ったし、猫によって人がつながったりしておもしろい設定。映画撮影的には、猫のような気まぐれな動物のシーンをうまく撮っていて、猫の行動パパターンをよく知ったスタッフがいたんだなと思いました。
あとは、今泉作品では毎熊克哉が出演していて、その後の定番の若葉竜也が出演していない。このイケメンで優男は今泉作品のキーな役回りになっていて、毎熊克哉もハードな役柄をイメージしていましたが、この優男系もいい味出してました。それから、手島実優も艶っぽくて可愛かったです。
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