劇場公開日 2022年2月25日

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「☆☆☆★★★ 少しだけの感想で。 城定×今泉コラボの第一弾。 時間...」愛なのに 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5☆☆☆★★★ 少しだけの感想で。 城定×今泉コラボの第一弾。 時間...

2024年3月16日
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☆☆☆★★★

少しだけの感想で。

城定×今泉コラボの第一弾。
時間の都合で、コラボ第二弾の『猫は逃げた』を先に鑑賞した訳ですが。軍配を上げるなら、この『愛なのに』の方に1票入れたいと思います。

ライトピンクを目指したこの作品。ピンク映画を撮った経験も豊富な城定監督の方が、寧ろエロさでは大人しめだった感じでした。
まあ、元々このコラボした2作品共に、全然エロくはないんですが、、、

それでも、城定監督の演出の方が(照明の当て方等)画面の色調だったり、画角であったり、映画全体から漂う感覚…と言っていいと思うのですが。本来のピンク映画から離れよう、離れようとする度に。どことなくピンク映画っぽさが漂って行き。逆に今泉監督作品の方は、ピンクっぽく撮れば撮る程に自主映画っぽくなって行くのは面白い現象だったなあ〜と感じました。

内容の基本的な部分は、どこかテレビのドラマによくありそうな…AはBを好きで、でもBはCが好き。
しかし、CはDを、DはEを、EはFを…と言った。愛のすれ違いドラマでしたが、ほんの少しだけ違うのは。そんな恋愛感情を持ち続けていたのは、失恋を引きづり続けている瀬戸康史と、若い女子高生の河合優実の2人だけ。
他のキャラクター達は、〝 好きの感情 〟と〝 特に興味はない 〟又は、〝 好き…って事にしてあげる 〟とゆう、様々な感情を同時に使い分ける事の出来る人達。

A→B→C→D→E→F

この基本的なラインが保たれている時は全員普通でいられる。

それが、、、

F→E→D→C→B→A

このラインが逆に作動し始めると、途端に全員の感情はズタズタになり。同時に好きの想いすら失って行ってしまう。

グズなジゴロ感満載な中島歩と。ここ最近のお気に入り若手女優さんの河合優実の良さは、この作品でも光っていた。

2022年3月19日 丸ノ内 TOEI 2

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松井の天井直撃ホームラン