劇場公開日 2022年2月25日

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「これも愛? あれも愛?」愛なのに ジョーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0これも愛? あれも愛?

2023年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

『愛なのに』という題にこめられたもの。
 愛のあるべき姿なんてあるの?が出発点。
『アルプススタンドのはしの方』の城定秀夫がメガホンを取り、『愛がなんだ』の今泉力哉が筆を取る。
 その絶妙なコラボが、これも愛?、あれも愛?の世界を描いている。

 古本屋の店主の多田とそこに出入りする女子高生岬。多田と元カノの一花。
 一花と婚約者の亮介。亮介とウエディングプランナーの美樹。
 これも愛?あれも愛?の登場人物。

 手紙のやり取りだけで多田にプロポーズする岬。
 亮介より気持ちいからと多田と夜を共にする一花。
 相性じゃなくて下手なだけと、亮介を一蹴する美樹。
 身体の相性か心の相性か?身体と心の間で揺れ動く愛の姿に目が離せない。

 世の中のこれが愛だ、という定義を、次から次へと一蹴していく爽快感と躍動感。
 でも、一蹴の先に見える男女の本音が、まぎれもない真実だったりする。

 肉にしたがって歩まず、御霊にしたがって歩みなさい、と一花にのたもう牧師。
 御霊とは神の意志らしいが、神の意志はどこへやらの正体不明の愛に苦笑い。

ジョー