「伝統的アサシンと日本」ケイト ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)
伝統的アサシンと日本
主演のメアリー・エリザベス・ウィンステッド
なかなかの苦労人だが、何となくそれが演技から滲み出てる気がする。
ストーリー的に、アメリカの殺し屋と日本のヤクザという設定はもはや古典ではあるが、まあ伝統は受け継いで行くべきではある。日本の描き方ついて、銃器描写は多すぎるものの、繁華街などの生活描写については比較的リサーチされている。ほぼ夜の東京しか描かれてないことについては、撮影スケジュールの都合もあるだろが、雰囲気としてはリドリー・スコットのブレード・ランナーの影響が大きいのは一目瞭然だろう。
ラスト、ケイトが「福」と書かれたネコのネオンを見ながら涙を流して目を閉じるシーンはどういう意味があるのかが謎。
ウディ・ハレルソン、浅野忠信などのメンツは豪華ながら、中でも國村隼は安定の存在感。充分ハリウッドで通用する貫禄だと思う。
とりあえず、メアリー・エリザベス・ウィンステッドはもっと評価されても良い。
あとBAND-MAIDのハリウッドデビューは喜ばしい。
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