アーミー・オブ・シーブズのレビュー・感想・評価
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地味な作業…
どんなに難解な鍵でも、どうしても鍵を開ける作業は単調に見えてしまう。それが3回もあると流石に飽きてきて、偏屈な男とヒロインという有りがちなロマンスも、鍵開け前の儀式同様、前置き長くて退屈してしまった。
前作は見てないんですけど、ケイパー映画探してて面白そうだったんで観...
前作は見てないんですけど、ケイパー映画探してて面白そうだったんで観てみました。
ケイパー映画として見るとなかなかに無理があるなと感じました。
2時間のうちに三箇所も強盗しないといけないんで、仕方ないですけどね。
綿密に計画された素晴らしい強盗劇みたいなのは期待しない方がいいです。
準備だとかそういうのは、裏で勝手に知らないうちにされてて、フィナーレだけ楽しむって感じです。
フィクションと割り切って観る分には楽しめました。
個人的に前日譚要素が要らない
退屈な日々を送るセバスティアンは類い稀なる解錠技術を見込まれ国際的銀行強盗団への勧誘を受け…。
アーミー・オブ・ザ・デッドの前日譚映画。ラストの展開が非凡な世界への冒険の締めくくりとして好きだっただけに前日譚要素がむしろ邪魔に感じました。
金庫破りに焦点をあてたクライムサスペンス
ゾンビに溢れるラスベガスの金庫から大金を持ち出すミッションに挑む『アーミー・オブ・ザ・デッド』の前日譚。
前日譚だが、ゾンビ物ではなく伝説の金庫を破ろうとする寄せ集めの盗賊団を描いたクライムサスペンス。AotDの金庫破りディーターが主役。
それぞれ特技を持ったキャラが集まって金庫破りに挑戦するという話なので、オーシャンズやグランドイリュージョン好きな人は楽しめると思う。
盗賊団を追っているのがインターポールなので、ルパン三世も思い出した。
個人的には天才ハッカーのコリーナ(ルビー・O・フィー)がキャラも良くてお気に入り。
本編よりは良いが、長く感じた!!
本編より良いと思いますが、長くてずっと同じ調子なので単調に思えてきます。金庫を開けるシーンはメタリックな部品の映像でフェチ的なものを感じましたが、その繰り返しがメインという訳では無く、高揚感も無く薄く感じました。主人公の特に髪型が印象的でした。
僕の人生を変えたのはゾンビではなく、彼女
ザック・スナイダーの“リターン・オブ・ゾンビ”作『アーミー・オブ・ザ・デッド』の前日譚。
本作での主人公は、セバスティアン!
…って、誰だったっけ?
開幕シーン登場の青年を見て思い出した。
ああ、居た居た!
実戦経験に乏しく、超ビビりでへなちょこ。
でも金庫の前に立つと目をキラキラさせる、天才金庫破り。
ユニークで愛されキャラだったよね。
確かあちらでは“ディーター”と名乗っていた。
しかし幾らユニークな愛されキャラとは言え、彼主人公で作品一本成り立つのか…?
スナイダーはプロデュースに回り、演じたマティアス・シュヴァイクフファーが監督兼任。
聞く所によると、ゾンビも出ないらしい。(ちょこっとだけカメオ的出演)
明らかなスケールダウン…。
ところがどっこい! これが面白かった!
ドイツで銀行員として、退屈で同じ毎日を繰り返すディーター。本名は、セバスティアン・名字は発音出来ない。
どれくらい退屈かと言うと、TVのニュースでアメリカでゾンビ出現!…と報じているのに、大して関心ないくらい。(一応あの事件は起こり始めている)
ある日セバスティアンは、動画に昔々の鍵前職人ハンス・ワーグナーがリアルド・ワーグナーのオペラ『ニーベルングの指輪』に因んで作った“ラインゴルト”“ワルキューレ”“ジークフリート”“神々の黄昏”の伝説の4つの金庫の話をアップし、それがまだ世界の何処かにある事を付け加える。
言うまでもなく、ちとヲタクくん…。
暫くしたら何と! 一人が視聴。とある場所へ案内指示。
そこは大勢の観客盛り上がる中開催される金庫破りの“腕比べ”。
すでに他のチャレンジャーがスタンバイ。セバスティアンは訳も分からぬままスタート。
遅れは取ったが、金庫を開ける。腕比べは3つ。
面白いのは、最初はキョドってたセバスティアン。腕比べは難易度は増していくが、彼は寧ろ余裕。
勿論優勝。そんな彼に、一人の美女が近付く…。
彼女の名は、グウェン。
実は、セバスティアンの動画の視聴者一人も彼をあの腕比べに誘ったのも彼女。
彼女曰く、世界的強盗団のメンバーで、彼女はスリ。
セバスティアンの腕をスカウトし、驚くべき計画を打ち明けられる。何故なら、
ワーグナーの“ラインゴルト”“ワルキューレ”“ジークフリート”の在り処を見つけ、それを破ろうというのだ…!
とは言っても、犯罪一つやった事の無い小市民。しかもビビり。
出来る訳ない。
が、金庫破りの血が騒ぐ。
退屈な毎日を変えたい。
一念発起。
グウェンとの出会いは、そう、全てを変えた…。
隠れ家。
チーム紹介。
コリーナ。天才ハッカー。『パイレーツ・オブ・カリビアン2』を公開前に流出したのは彼女!
ロルフ。ドライバー。『60セカンズ』のニコラス・ケイジより10秒速い!
ブラッド・ケイジ。名前はアノとアノ人、風貌はアノ人みたいなリアル・アクション・ヒーローな自称リーダー。性格は悪し。
…これだけ。
一応個性的っちゃあ個性的だけど、オリジナルより小規模。
『オーシャンズ11』に比べ華にも欠ける。
こんなんで歴史的金庫破りに挑める…!?
ゾンビ・ホラー×金庫破りクライム・アクションだったオリジナルに対し、本作は金庫破りクライム・サスペンス一本に。
面白味が薄まれている所か、クライム・ムービーとしての醍醐味充分。
どうも結束力無さそうなチーム。が、いざ作戦始まると各々才覚発揮。
最初に挑む“ラインゴルト”は肩慣らし。犯罪初心者のセバスティアンにとっては汗だくだが、“説明”してる間に終了。
チームの仲も良好になるが、セバスティアンとグウェンの関係を疑うブラッドがセバスティアンへ憎悪する。
世界中で強盗をしていたグウェンとブラッド。その頃から2人を追っていたインターポールのドラクロワ。世界中がゾンビで大騒ぎの中、“ラインゴルト”が破られた事で再び2人に目を向ける。
次に挑む“ワルキューレ”。難易度も警備もアップ。
そう簡単に破れず。が、何とか破った! 地元警察やインターポールから追われ、バンに乗り込んだと思った時、セバスティアンの手を離したブラッド…!
元々セバスティアンは捨てゴマで、切り捨てる予定だったが、それは“ジークフリート”の後。
残ったチームも分裂。すでに大金手に入れているブラッド/ロルフと、最後の“ジークフリート”に挑みたいグウェン/コリーナ。
彼女らは何とか無事生還したセバスティアンに謝罪し、“ジークフリート”に挑む!
無論そこに居たのは彼らだけではない。
セバスティアンたちvs逮捕執念のドラクロワvsケリを付けようとするブラッドたち。
三つ巴の戦いの行方は…?
そして最難関の金庫“ジークフリート”は破れるのか…!?
スケールがデカく、ド派手なアクション大作だったオリジナルより確かに小規模だが、見せ場は充分にあり。
金庫破りのシーンはハラハラドキドキ。『何だコレ!?ミステリー』の開かずの金庫が好きなので、重ね合わせて見ちゃった。
裏切られての自転車チェイス、クライマックスのカーチェイス(その車内でジークフリート破り)。
コメディ要素はオリジナルよりたっぷり。
その引き受け役、相変わらずユニーク過ぎるセバスティアンのキャラ。
破る前の“道具温め”。
破りしながら『ニーベルングの指輪』のストーリー解説。
グウェン役のナタリー・エマニュエルの魅力。
作品、自身、キャスト諸々の美味しい所を引き出したシュヴァイクフファーの娯楽手腕も上々。
本作はクライム・ムービーであると同時に、セバスティアンとグウェンのラブコメでもある。
クールなグウェンとヘタレなセバスティアン。
セバスティアンは高嶺の花の彼女に仄かに想いを寄せるが、グウェンは全く関心ナシ。
しかし、作戦を続ける内に次第に…。
ドラクロワに追い詰められた2人。その時のグウェンの決断。
逃亡用のボートにあった2人の為のパスポート。
新たな名は、ディーター。
僕の人生を変えてくれた女性(ひと)。
最後は切なくもピュアなラブストーリーとして締め括る。
EDエピソード。
鍵前師となったセバスティアンの元に、ごっつい傭兵男とその娘がやって来る。
2人はある設計図を見せる。
それは、いつの日かグウェンと破る事を誓った伝説中の伝説、“神々の黄昏”。
破れるかって?
愛する人との約束に誓って、
さあ、超最難関の金庫破り(とゾンビ)に挑め!
(先に見ちゃったけどね)
金庫の機械的な美しさが堪能できる
『アーミー・オブ・ザ・デッド』でめちゃくちゃ面白いドイツ人キャラだったルドウィック・ディーターの前日譚。
このドイツ人俳優がうまいんだよね。チームの仲間からナーバス君ってバカにされるんだけど、金庫の前に立つと目が爛々と輝いて、理想の女性に出会えた時にような表情をする。
金庫破りをするときの、中のシリンダーの動きが映像化されるんだけど、これがまた美しい。金庫の扉も芸術的だが、寸分の狂いもなく精密に作られた部品の動く様にはかなわない。そして、最後の部品がカチッとはまる瞬間は、見ている自分もエクスタシーを感じてしまう。
ナタリー・エマニュエルの魅力も全開で、胸元やボディラインを強調するファッションでセバスティアンをあっという間に打ち落としてしまうし、空手アクションもキレがいい。
伝説の金庫を征服するという太い筋に、セバスティアンの恋、インターポールとの攻防が絶妙に加味されていて、すごく面白かった。
ゴクリ…名字は発音できない
ゾンビ騒ぎで世界が持ち切りになっていたその頃一方、米ラスベガスを舞台にしたザック・スナイダー監督Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』に、どこの誰が期待したかという(←失礼?)まさかまさかの前日譚がそれもドイツから!! しかもキャラクターそのままにマティアス・シュヴァイクホファー(←失礼ですが誰?出ていたこともうろ覚え…)主演監督作品。リアルに名字発音できないけど、カメラの前でも後ろでも彼の確かな魅力を感じ取ることができる。巻き込まれ型といった感じで、ほどよく頼りなさげに困惑するさまなど、しっかりとキャラクターも際立っていた。
プロットとしては王道に高まるheistハイスト=強奪・強盗モノ(ex.『ミニミニ大作戦 The Italian Job』『オーシャンズ』シリーズ)。それぞれある分野で秀でたクセモノ揃い個性豊かなメンバー集めや準備段階からおもしろい作品は作品全体通してもおもしろいし、見ていて素直にテンション上がるから、子供の頃から大好物なジャンル/プロット。ワクワクする実績ありすぎだから見る目もシビアになる。
本作は例えば、このジャンルに新鮮さをもたらしてジャンル自体を再発明するような作品ではないかもしれないけど、テンポと手際の良さ光り、手堅く楽しめるおもしろさ。アクションとユーモアとライトな空気!一歩間違えるとそのポップさは作り手のドヤ顔が見え透く痛ましく高カロリー不愉快なだけの鼻につく仕上がりにもなりかねないけど、本作の張りきってやり過ぎちゃったかという凝った演出は個人的に嫌いじゃなかった。なので"そこ掘り下げる必要ある?"という疑問は受け付けません。
※本作にゾンビは出てきません(厳密には出てはいるけどカメオ出演)
死者の軍隊の次(or前)は泥棒の軍隊?ヨーロッパ中 = 世界を股にかける国際強盗団結成で伝説の金庫に挑む!金庫破りの腕試ししてみたい?知った顔で言えばシリーズ7作目『SKY MISSION』以降ワイスピファミリー入りしているナタリー・エマニュエルもいる。ワイスピと言えばシリーズ中たぶん一番好きな5作目『MEGA MAX/FAST FIVE』のプロットも強奪モノだった。せっかく『モータル・コンバット』の最高にシビれる格好良い勇姿キッレキレアクションで記憶上書いたのに写真だけでもブライ・タナカ再び。裏切りも結構あるあるパターンか。やっぱりできすぎていた、やっと理解できた。知りたい情報引き出すための尋問方法が目潰しの捜査官とかヤバすぎ。
神々の黄昏はどこか分からない
コミックリー?! 笑うほど簡単
ジークフリート
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