「石段の下も昔だった?」リング・ワンダリング Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
石段の下も昔だった?
漫画家を目指す青年が時間を超えた不思議体験をする話。
孤高の猟師とニホンオオカミを題材にしたマンガを執筆中だが、上手くオオカミを描けず壁にぶつかる主人公が、バイト先の工事現場で動物の頭骨を発掘し巻き起こって行くストーリー。
途中であれ?マンガは?となったけれど、現代の話と、過去に迷い込んだ話、そしてマンガの中の世界の話と三つの世界が上手いこと組み合わさって、少し悲しく、でも温かく、最後の最後でどういうこと?からのキレイな締めで、なかなか面白いファンタジーだった。
ただ、こういうお話しで主人公の変化とか、成長みたいなものとか、そういうものが描かれていなかったのはちょっと勿体なかった様な…。
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