劇場公開日 2022年7月29日 PROMOTION

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ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 : 特集

2022年7月19日更新

【ついに完結】歴史を変えた傑作シリーズ、最終章――
最後にして“最高傑作”が爆誕!アクション、テーマ、
恐竜、レジェンド…何もかも“究極”の物語を徹底解剖

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映画の歴史に革命を起こした“伝説的”傑作が、ついに完結へ。「ジュラシック」シリーズ最新作にして、この夏トップクラスの超大作「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」が、7月29日に日本公開される。

この完結作「新たなる支配者」、何がなんでも映画館で目撃するべきだ。というのも、極上のフィナーレを迎えるだけでなく、どうやら“これまでにない新しさ”があり、“とてつもなくすごい”らしいから……。

なにがどうすごいのか? 噂を聞きつけた映画.com編集部が、今作を徹底解剖。シリーズのこれまでの歩みから、最新作「新たなる支配者」の見どころ解説、そして実際に観てきたレビューなど、盛りだくさんの特集をお届けする。“シリーズ最後にして最高傑作”が、ここに誕生した。


【予告編】壮大なる終幕

【シリーズ完結】映画の歴史を激変させた“傑作”
約30年続いた物語の“衝撃と感動の結末”を見逃すな!

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本シリーズがいかに偉大なのか、事実をもとに解説しておこう。

ちなみに第一作「ジュラシック・パーク」から好きだという人も、新時代の「ジュラシック・ワールド」から観ているという人も、もちろんシリーズを一作も体験したことがない人も、今作は絶対に映画館で観ておいたほうがいい。


●「ジュラシック」シリーズ…累計興行収入5000億円超! 偉大な足跡を振り返る

原作はマイケル・クライトンによる人気小説。“映画の神”ともいえるスティーブン・スピルバーグ監督らが、最新鋭の映像技術を駆使して創出した「ジュラシック・パーク」(1993)は、それまでの映画の歴史を崩壊させ、新たな歴史を切り拓いた偉大な一作である。

「ジュラシック・パーク」より
「ジュラシック・パーク」より

ジュラシック・パークに訪れたグラント博士らが、湖のほとりで日光浴するブラキオサウルスの群れを目撃する。私たち観客も、その光景に目を疑うほどの衝撃を受けた。

賢く狂暴なヴェロキラプトルがドアノブを回して部屋に入り、隠れている子どもたちに襲いかかる。手のひらに爪の跡が残るくらい、拳をギュッと握りしめ、息をひそめて展開を見守った。“恐竜の王”ティラノサウルスが天に向かって豪快に吠え、天井から垂れ幕がバサバサと落ちてくる。積み重なってきた感情がパーンと弾ける、忘れられない名シーン……。

CGなどの映像技術の超高度利用により、絶滅したはずの“恐竜を生き返らせた”ことが、本シリーズの最も偉大な功績だ。アニメでも模型でも着ぐるみでもなく、ウロコの質感や筋肉のしなりまで“本当に生きている”としか思えないリアリティ。さらにカクカクしたコマ送りでもなく、人間を追いかけたり並走したり、自然に躍動しているのだ。

「ジュラシック・ワールド」より
「ジュラシック・ワールド」より

現実にはありえないことが、スクリーンのなかでは実現した――これこそが映画の奇跡!と本気で感動させられる。そんな唯一無二の体験は当然、鑑賞した世界中の観客の胸を尋常でないほど熱くさせ、ある魔法をかけた。意識的にせよ無意識的にせよ、「ジュラシック」シリーズに熱中せずにはいられなくなる――。

これまでに「ジュラシック・パーク」シリーズが3本(1993、97、2001)、その後の「ジュラシック・ワールド」シリーズが2本(15、18/22年の完結編「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」を含めると3本)製作。新作が公開されるたびに世界的大ヒットを記録し、世界累計興行収入は5000億円にものぼる。

まさに歴史の転換点となったシリーズのフィナーレ。「ジュラシック・パーク」とともに大人になってきた、という人は世界中に数多といる。衝撃を受け、人生が変化したという人も少なくない。これを読むあなたはどうだろうか? 心に宿るワクワクを大事に、最新作を鑑賞してみてほしい。


●ついにシリーズ完結! 物語は“想像を絶する”壮大なスケールへ…絶対に映画館で!

およそ30年続く偉大な「ジュラシック」シリーズ。その完結は、今あなたの頭にある「きっとこんな感じ」という想像を超える、驚異的なスケールへと進化しているらしい。うだるように暑い日々に、映画館で極上のトリップを体験する……これ以上ない“夏”を堪能してしまおう!

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さらにさらに、今作では「ジュラシック・パーク」シリーズで主役だった“3人の博士”(アラン・グラント、エリー・サトラー、イアン・マルコム)が、ガッツリ本編に登場! かつての“レジェンド”が新たなシリーズの主人公たちと共闘するシーンもふんだんに盛り込まれ、シリーズファンならアツすぎて火傷しそうな、ファンでなくても絶対に興奮する展開が観られるのだ。

さあ、観たくなる要素はこれだけそろっている。が、まだ行こうか決めかねている人は、続きを読んでみてほしい。映画.com編集部員・Oが実際に鑑賞してわかった“観に行きたくなる3つの見どころ”をご紹介しよう。

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【最注目ポイント】今度は途方もなく“すごい”らしい
恐竜たちが世界に放たれた…観たことのない斬新映像!

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映画.com編集部員・O:鑑賞して強く感じたのは“新鮮味”。「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」はシリーズ6作目だが、マンネリ感は一切なく、全く新しい体験ができることに驚いた。

観たことのないアクション、窓の外に普通に恐竜が暮らしている世界、そして恐竜たちのバリエーション……ネタバレにならない程度に、わかりやすく記述していく。


[斬新①]アクション…市街地で恐竜とバイクチェイス!? 「そんなの初めて観た」の連続

「ジュラシック」といえば恐竜に目がいきがちだが、アクション映画としても非常にスリリングで絶妙。今作の監督、コリン・トレボロウは「ジュラシック・ワールド」で見たことのない場所に物語を展開させるという野望を持ち、太平洋岸北西部、アメリカ・テキサス州西部、ユタ州、サンフランシスコ、地中海のマルタ島、イタリアのドロミーティ山脈など様々なロケ地で撮影を敢行。実際にあるロケーションに恐竜が登場(時には雪景色をバックに恐竜が疾走!)することで一層のリアリティを感じ、ハラハラ・ドキドキせずにはいられない。ゆえに理屈を超えて一発でのめり込めるアクションがいくつもあった。

特に何度も観たいのは、物語中盤のマルタ島でのシーン。リゾート地でもあるこの島は、写真を撮ってSNSに投稿したくなる美しい街並みが特徴的だが、そこで繰り広げられるのはなんと屈強な主人公オーウェン(クリス・プラット)と、狂暴すぎて手がつけられない恐竜“アトロキラプトル”のチェイス――!

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オーウェンがバイクにまたがり、全力で噛み殺そうと追いかけてくる2頭のアトロキラプトルから逃げる、逃げる、逃げる! 要はバイクチェイスならぬ“恐竜チェイス”で、人間と恐竜が市街地を縫うように疾走する様子は、観ていて喉から心臓が飛び出そうなほどスリルを味わえる。

「007」「ミッション:インポッシブル」シリーズなどで、市街地でのバイクや車同士のチェイスは多く観てきた。しかしよく考えれば、複数の恐竜とのチェイスなど観たことがない! この手があったかと膝を打つ、オリジナリティあふれる斬新な映像が体感できるのだ。

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[斬新②]観たことのない世界…恐竜が生きる日常、あなたはどうする? 究極のテーマを現実感たっぷりに描写

今回の舞台は恐竜が飼育されるパークではなく、私たち人間たちが住む世界。しかし現実と異なるのは、普通に恐竜が存在していること……(前作「炎の王国」で世界に解き放たれた個体が繁殖した結果)。

例えば、こんな光景を想像してみてほしい。都市部の公園には人懐っこい小型の恐竜が生息し、子どもたちとペットみたいにじゃれ合う風景がよく見られる。一方で人里離れたキャンプ場には中型の肉食恐竜が頻繁に現れ、食べ物を漁ったりキャンピングカーを揺らしたりして利用客を脅かしている。

テレビをつければ、トリケラトプスがゾウの群れとともにサバンナを大移動している映像が。ニューヨークの超高層ビルのてっぺんには、プテラノドンが巣を作っていた。ふと、ズシンと振動を感じたので窓の外に目を向けた。すると巨大なティラノサウルスが、脇目も振らずこちらに向かってきているのが見えて……。

「ジュラシック・ワールド 炎の王国」より
「ジュラシック・ワールド 炎の王国」より

そんな世界であなたはどう生きるだろうか? 今まで通り暮らせると思うか、それとも、人間の安全のため恐竜をもう一度絶滅させるべきと考えるか? 今作「新たなる支配者」は、実のところ“人間と恐竜は共存できるのか”というテーマを描き出している。これは約30年のシリーズを通じて描かれてきた問いの“究極の形”であり、完結編なだけにその“答え”が劇中に刻み込まれているのだ。

このように物語も奥深く、自分ごととして考えさせられるほどのリアリティがあり、どっしりとした満足感が得られる。すごいのは、迫力と興奮のド派手映像だけではない。結末を見届けた時、あなたはきっと驚がくするはず。

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[斬新③]もちろん恐竜も…今まで以上に恐ろしい&かっこいい! シリーズ初の羽毛恐竜も登場

項目の最後に、やっぱり恐竜について言及しておこう。今作、新たに登場する恐竜が非常に多いことも特徴のひとつ。だからこそ、観ていると自然と「何か新しい」と感じることができるのだ。

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ひときわ目を引くのは、「俺こそが最強」と言わんばかりのギガノトサウルス(今回の大ボス)。ほか、神々しいまでに巨大で優雅で美しいドレッドノータス、そしてアリクイのような舌と長すぎる爪が不気味なテリジノサウルス、全身に羽がファサーッと生えた羽毛恐竜・ピロラプトルもシリーズ初登場! さらにナーストケラトプスの赤ちゃんや、ヴェロキラプトルの子どもなどなど、“ちっちゃくてかわいすぎる”恐竜も多数!

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上映時間中、一度観たら夢に出てきそうなインパクト極大恐竜たちが、入れ代わり立ち代わり出現しては去っていく……こんなにたっぷり活躍を拝み倒せて、子どもから大人まで興奮すること間違いなし! やっぱり恐竜はかっこいい&かわいいなあと恍惚のため息をつく瞬間が、映画館で待っている――。


【編集部レビュー】完結作がシリーズ“最高傑作”に!
映画館で観ないと“損”なレベル…【究極の映像世界】

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特集の締めくくりに、映画.com編集部員・Oの“感情面”のレビューを掲載。具体的な見どころは散々語ってきたので、ここでは短めに、観た直後の興奮っぷりを余すところなくお伝えしよう。


★視覚的な迫力、5兆点! 「映画っていいな…」喜びを噛みしめる映像体験

「ジュラシック」シリーズはどの作品も、大迫力の恐竜が最も映えるような最高の演出を施されて大暴れする。ただでさえとてつもない映画体験だったのが、今作は映像面も「前作もすごかったのに、まだこんなに進化するのか」と驚くほどグレードアップしており、視覚的な満足度は5兆点を叩き出すレベルだった……!

特に、ネタバレを避けるため詳述しないが、終盤に激烈なバトルが描かれる。映画館で雄叫びを上げてしまいそうだった。世界最高のエンタテインメントであり、観ている時間は本当に夢心地で、大げさではなく極上の気分だった。

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もしかすると、「ジュラシック・ワールド」完結作にして最高傑作が誕生したのでは?と感じるくらい、同シリーズのなかではダントツで興奮した。ところどころ過去の「ジュラシック」シリーズはもちろん、「インディ・ジョーンズ」など往年の名作へのオマージュも見て取れ、映画が好きで良かった……と何度も何度も嬉しく思った。

今回はひと足先に1人で観たが、劇場公開された際には、家族と一緒に観に行きたくなった。この迫力は強烈に誰かと共有したくなるタイプ。例えば友だちやパートナーと連れ立って、大勢でワイワイ観るにも最高な一作だと断言できる!

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★胸がアツくなる瞬間も大量! 「他人のために命がけ」…スリルの後に、笑って、泣ける

本特集で繰り返し伝えてきた通り、ヒューマンドラマもグッとくるので大満足だった。迫力の映像体験だけでもお釣りがくるのに、何とも素敵な“感動というお土産”もくれるから、逆にお礼を言いたくなる。

具体的なシーンはぜひご自身の目で見届けてほしいが、ヒントとしては“レジェンド3人、戦友たちの固い結束”“親と子、時を超えて心に届く不思議な絆”。そして“他人のために命がけ”という言葉も、主人公オーウェンたちの冒険の鍵になってくる。

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またオーウェン、クレアらが危機に陥る様子にスリルを味わい、直後にジョークが効いた会話劇に笑わされる。緊張と弛緩が交互に(しかも効果的に)やってくるため、感情はいつもより早く・大きく動かされ、さらに直後に目頭がアツくなるシーンもやってくる。

まさに“映画の醍醐味”が詰まりに詰まった渾身作。「トップガン マーヴェリック」もそうだったが、今作もまた「映画が人生を豊かにしてくれる」ことを感じさせてくれた。

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もっと突っ込むと、これも映画館で集中して観ないと損、とすら言える出来栄え。筆者はもうリピート鑑賞が確定しており、次は4DかIMAXで、よりグレードアップした迫力を全身で味わってみようと思う。皆様もぜひ、「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」をご覧あれ。

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