ジュラシック・ワールド 新たなる支配者のレビュー・感想・評価
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20年、夢を見せてくれてありがとう。
恐竜と人間が共存を模索する世界。
前半、新旧の登場人物を集合させる為のつじつま合わせを丁寧に描き過ぎてテンポが落ち、眠たい感じに……(観客サービスなのにすみません)。完結ということもあり、突っ込ませないぞという脚本家さんの真面目な?固く強い意気込みを感じました。
でも中盤から、1作目に近い興奮とスリルを感じることができた。
今までのジュラシックだと、社内から自分の私利私欲に走る裏切者が必ず出てくるから「人事課おかしいんじゃないの?私に面接させなよ」とずっと思ってたけど、今回は内部から腐敗を暴くパターン。
自浄作用。全ての大企業にもあると信じたい。
またシリーズ通して思ったのは、人間は恐竜を支配できないということ。「NOPE」でも感じたけど、人間は生態系のトップじゃない。
驕ったらいけない。
とはいえ、ふと窓の外を眺めたらアパトサウルスが歩いてる……なんて恐竜好きの私には夢だ。
20年も夢を見せてくれてありがとう。
恐竜より目立つ、イナゴ
僕が異端な訳じゃなかった。感想サイトや宇多丸さんのレビューを聴いてまずは安堵しました。
公開から2ヶ月弱が経とうとしている中、最近何故か一日2本に増えていたりして『回数が盛り返す映画とかすげえ!』と思ったのでライバルとなるようなアクション映画が無いこともあり観に行って来ました。回数が盛り返す作品なんて中々珍しいですよね。ロングラン系のアニメ映画とかアカデミー賞取った作品くらいじゃないでしょうか。
というのも実は今年の夏は稀に見る映画不足らしく、特に洋画が不足しているようなのです。そういう事も有ってか洋画大作としてのポジでジュラシック・ワールドの需要が続いている影響なのでしょうかね。
因みにお客さんの入りは抜群で、公開から2ヶ月が経とうとしているのにほぼ満席でした!やっぱり皆さん大作洋画に飢えてますよこれ・・・。
さてさて話題を戻して感想ですが、ぶっちゃけ眠くなりました(笑)。画面はメチャメチャ激しかったのに、凄まじい睡魔。アクション作品では難解過ぎてついて行けなかったブレードランナー以来の眠さでした。
まず、前作で解き放たれた恐竜たち!!!いよいよ”ジュラシック・ワールド”のタイトル回収で世界に広がった恐竜たちとの共存した世界が描かれるんだろうなあ~。ミラジョボビッチ版バイオの2から3ぐらいの変化が有るんだろうなあ~と炎の王国を観終わった時には期待でいっぱいでした。
そしてワールドカップ一回分の時が過ぎて公開された今作では・・・・なんとイナゴが大活躍(笑)。そしていつも通りの恐竜飼育施設でのどんちゃん騒ぎ。。。。
ん・・・・・?まず期待していたディザスタームービーでも無ければ、序盤から推してくる環境問題に寄り添った現実的なそういう話・・・の気配は匂わせるだけで、じゃあ昔のキャストも戻ってきたしそういうどんちゃん騒ぎが熱いのかな~と思いきや、別に普通に登場して仲間たちの一部に落ち着く。
じゃあ!じゃあ!恐竜たちがなんだかんだで迫力満点の演出で出てくるんだろうなあ!と期待してみたら、予感も恐怖も迫力も無い悪い意味でのバーゲンセール状態。むしろ、映像的な怖さや気持ち悪さという意味では”イナゴ”の方が遥かに上でまさかのイナゴ映画という最低最悪のどんでん返しでした😭
はいそうなんです。
今作何故か”イナゴ”がクローズアップされており(環境問題や遺伝子操作云々で分かるとしても)、爬虫類ですらないデカい虫が結構なメインとして描かれます。見た目も気持ち悪くて迫力は有るのですが、それは虫本来の気持ち悪さという感じで何かそれ良いのか?(笑)というような、せっかくCGで色んな恐竜出してるのに迫力でも恐怖感でも”リアルの虫をちょっとデカくしただけのやつに負かされちゃう”っていうナンダコレ感。
まあ元々が遺伝子操作云々の話だから1000歩譲って良いとしても、恐竜たちに何の感動も無い・・・・・。ブルーと意思疎通やる件は一作目から見せられてるし、女の子がもっと上手くやるとかそういう訳でもない。
敵性の恐竜たちも見てるこっちはそんなに迫力が無くて、手に汗握るようなシーンは少ない。終盤のTレックスに襲われるシーンでも『どうせ誰も死なないし怪我すらしないんでしょ』感が強くて案の定そうなってもうただアトラクションで遊んでる人たちを横から見てるような感覚に。
これを書くにあたって様々な感想サイトを見て回ったのですが、皆一様に眠くなったと書いてあって僕が寝不足なのは関係無かったようで安堵しました(笑)。それともう一つ共通していたのが、恐竜たちの安易な描写についての批判。思えばスピルバーグ版や前作ではもっと恐竜が出てくるまでのワクワク感が有ったんです。そして何より、”恐怖が”。
でも今作は三作目のジンクスとでも言うべきなんですかね。もうお馴染みの『はい僕たちですよ~』みたいな流石に三作目だと自己紹介が省かれがちなそういう部分が恐竜たちにも適用されちゃってて『Tレックスが来るっ!来るっっっ!!!』みたいなカウントダウンも無くてまざまざとCGを見せつけられてる感じ。
それでも隣の小さい男の子は食い入るように見てたからまあそこは子供向けに良いとしても、メイジーが恐竜少女になるわけでも無ければ過去のキャスト達がなんか熱い事をやってくれる訳でも無く、オーウェンとクレアは相変わらずで成長無し。
環境問題も、恐竜が解き放たれたディザスター的な部分も、キャラたちの属性も、全部が弱いんですよ。
それで結局どうするかっつうと、いつも通り恐竜研究施設みたいなところでどんちゃん騒ぎするだけ。ワールドちゃうやん(笑)。
キングオブモンスターズを期待したら劣化ジュラシック・ワールドだった。まあグロ描写の皆無さとかから鑑みるに、昨今のポリコレも有るのでしょうね。難しい問題です。。。
P.S.クレアのパイオツは健在でした
最高
グラント博士たち何故か絶対死なない感強い。
前作で世に放たれた恐竜たちのこれからが議論される中、ブルーの赤ちゃんを狙う新たな勢力や突如発生した大量のでかいイナゴが出てきたりする話。
IMAXの上映が3Dしか無かったので仕方なく、、という感じだったけどいや想像以上に3D良かった。IMAXで画質が綺麗だからか、3Dで立体的になってるとリアルに恐竜が目の前にいる感がすごい。しかもIMAXって画面が大きくてどの席でも割と見上げる形になるから恐竜をリアルに見上げられてちょー楽しかった。
終盤の恐竜大乱闘も人がほぼ自分達の等身と同じぐらいの大きさで画面にちっこくいて恐竜が大画面を占めてる感じ、まさに没入できた楽しかった〜。すぐそこにいるようなリアルさだけど絶対にこっち側には来ないこの感じ、サファリパークだった。
恐竜が世に放たれてるのと、ストーリー的に敵を追うスパイアクション的なとこもあって前半は恐竜×『007』『ミッションインポッシブル』って感じ。後半はもうお決まりの恐竜が沢山出てきて襲いかかってくる楽しいやつ。最終的に人間は早々に撤退させて恐竜同士のプロレスをファンサービスしてくれて満足。(恐竜の目にグッとカメラが寄っていくとこ、ゴジライズムを感じた)
過去キャストのシーンはとりあえずなんかずっとエモいし、グラント博士達がいれば絶対死なない!と思える謎の引力がある。車のシーン、車の窓枠越しに見える恐竜の歯、やマルコム博士がたいまつ持って恐竜の気を引くシーン、初代の方を見直したくなる。
とはいえ、車と共に転げ落ちさせたり、ご老体をなかなか酷使させてて笑った。暗闇から急に恐竜現れてビックリするグラント博士、あれ後ろに倒れてるから後頭部心配だし急にびっくりすると心臓止まるぞと思った(笑)あんなに酷い目にあってるのに途中で走ってて転んだウー博士のが骨折という重傷負ってて笑う。そしてウー博士ずっと能力を利用され続けててもう笑うしかねぇぜ。
本国では結構酷評されてたというけど、こういう大作ってノレるノレないに左右されるだろうし、この手の巨獣映画私は何も考えずに両手をバンザイして楽しんじゃうから(笑)楽しかったとはいえ確かにフィナーレなのにストーリー、、とも思ったよ!?前作で世に放たれた恐竜たちのことあんま活かしてないなとも思ったよ!?
少し盛り込み過ぎとは思いますが、良い作品でした。
完結編として大満足
【鑑賞のきっかけ】
あの大ヒット作「ジュラシック・パーク」(1993年)から30年ほど。
その完結編となれば、第1作からずっと劇場鑑賞を続けてきた人間としては、やはり劇場の大画面で鑑賞したいという気持ちは強く、ようやく実現しました。
【率直な感想】
<撮影技術という観点>
第1作の「ジュラシック・パーク」は、絶滅した恐竜が現代に甦るという魅力的な設定もさることながら、人々を驚かせたのは、「コンピュータ・グラフィックス(CG)」によりリアルな恐竜を描いていたことでした。
CGを本格的に導入した作品としては、1991年の「ターミネーター2」が既にありました。
ただ、それは、「ソリッド・メタル(液体金属)」型のターミネーターということで、厳密な意味では生物ではない。
「ジュラシック・パーク」は生物をCGで描いてみせた。ここに大きな価値がありました。
さらに、撮影技術としてもう一つ特徴がありました。
それは、すべてをCGで描いたのではなく、実物大のロボット(アニマトロニクス)を使ったシーンが巧みに取り入れられ、全体としてリアル感が満載の映像に仕上がっていたことです。
この手法は、本作品にも取り入れられ、リアルで迫力のある映像作りに成功していると感じました。
<少し残念だったこと>
公開前に、特別映像として、「オープニング映像」が流れていました(2022年9月現在も公式HPで視聴可能です)。
そこでは、6500万年前の世界が描かれ、ティラノサウルスは、別種の肉食恐竜と闘って死亡。その体に蚊が血を吸って去って行くというもの。
つまり、現代に甦ったティラノサウルスは、最強ではなく、闘いに敗れた存在でした。
じつは、この映像は、何故か、公開された作品の中には出てこないのです。
物語後半の展開にも繋がる重要な闘いだったのに、何故流れなかったのか。
少し残念に思います。
<人間パートという観点>
このシリーズは、主役はあくまで恐竜なので、人間ドラマとしては、あまり深みはないと思います。
でも、人間パートとして、3つの重要な人間関係があります。
1つ目は、「ジュラシック・パーク」3部作での中心となった「アラン・グラント、エリー・サトラー、イアン・マルコム」という3人の博士の物語。
2つ目は、「ジュラシック・ワールド」3部作での中心となった「オーウェン・グレイディとクレア・ディアリング」の2人の物語。
そして、最後に、ジュラシック・パークの創始者である「ジョン・ハモンドとビジネスパートナー、ベンジャミン・ロックウッド」の一族の物語。
これらが、物語後半に向けて、リンクしていくところは、完結編らしいな、と感じました。
ただ、物語の主軸がぼやけてしまったという指摘もあり、評価が難しいところではありますが。
<「鳥」に始まり「鳥」に終わる>
「恐竜が鳥に進化した」ということは、今では、子どもでも知っていること。
でも、第1作の1993年当時は、一般大衆は、恐竜は爬虫類の一種と思っていました。
第1作で興味深いのは、グラント博士が、作中で、さかんに「恐竜は鳥に進化した」と主張していることでした。
しかし、冒頭の発掘現場のシーンでは、見学に来た一般大衆に「鳥に進化した」と説明すると、「鳥ですって?そんなバカな」と笑われる始末。
私も、第1作を観た当時は、「そんな説があるのかな?」といった感じでした。
ところが、それから3年後の1995年に、現実の世界で驚くべきニュースが流れたのを覚えています。
「中国の発掘現場で、羽毛を持った恐竜の化石が発見された!」
その後、羽毛恐竜化石の発見は相次ぎ、鳥進化説は、2000年を迎える頃には、定説となっていきました。
この話で面白いのは、多くの恐竜が羽毛を持っていたと考えられるようになり、あのティラノサウルスも羽毛が生えていたのではないか、と言われるようになってきたこと。
そこで、注目したいのが、先述の「オープニング映像」。
このティラノサウルスには、うっすらと羽毛が生えている。
つまり、「鳥進化説」を取り込んでいるということです。
でも、現代に甦ったティラノサウルスには、羽毛はない。
その理由は、第1作でどうやって恐竜を甦らせたかの説明の際、採取できなかった遺伝子情報の部分は、カエルのDNAで埋め合わせたとある。
カエルには羽毛はなく、恐らく、表皮の部分は、カエルで補ったのだろう、と勝手に想像しています。
そして、最後に。
予告編でもちらりと映っているのですが、本作品では、「完全羽毛恐竜」が登場し、大迫力のシーンが展開します。
【全体評価】
CGの進化とともに、30年。恐竜が現代の世界に甦るという物語を、リアル感満載で、6作も観ることができて、大満足のシリーズでした。
その完結編ということで、とても感慨深い気持ちです。
ジェラシックパーク以外は見たことがなく、ジェラシックシリーズは今回...
『新たなる支配者』って?
過去の登場人物を登場させるなどして、壮大なシリーズを上手くまとめたって感じ。
3Dでの鑑賞だったけど、予告編で流れていた『アバター』の新作よりも、飛び出ている感が感じられないのが痛い所。(笑)
ちなみに本編終わって頭に思い浮かんだ事は・・・
『新たなる支配者』って何???
パンドラの箱
開けてはいけない数多の箱の中で、これ開ける?開けたいのはわかるけど…というのを開けちゃったジュラシックの世界。
思えばジュラシックパークで描かれていたパークは私達が見たい未来で遺伝子を思うままにしていました。映画の中では失敗して大きな代償を払うことになっていたけれど。
ひとが想像できることは実現できるというから、と思わせましたね。
そして今作の作品時間2022年は現実の2022年とはだいぶ違う、隣に恐竜がいる世界。自分だったらすぐに恐竜にやられてると思う。
もちろん映画のなかのみんなはすごい戦いぶりをみせてくれてラッキー多めのアンラッキーをたのしませてくれた。
恐竜大好きなので恐竜も堪能できた。
本当なら絶対今頃ほとんどの人は恐竜にやられてるだろう2022年、パンドラの箱がまだ開いてないので隣に恐竜はいない世界でシリーズ完結を観ることができました。
ジュラシック・パークは恐竜好きには夢のパークなのはまちがいない。それを思い出して感慨深い作品となりました。
シリーズのいい終焉となった
ジュラシックワールド
さらに・・・
ラストにしてシリーズで最も酷い出来
想像以上の酷さでした。
これがジュラシック・シリーズの完結とは…
ジュラシック・ワールドの3作目であり、前作で恐竜が主人公サイドによって人間世界に放たれてしまい、その数年後の話。
文句無しに楽しめた所は、中盤のアクションシーンです。
前作で出てきたレーザーポインターで当てたら恐竜が襲う点には突っ込みどころありますが、クリス・プラットがバイクで恐竜から逃げる場面ではさながらミッション・イン・ポッシブルや007、ボーン・アルティメイタムばりの迫力がありました。
あと、ローラ・ダーンやサム・ニール等の旧キャストとクリス・プラット等の新シリーズキャストが合流して協力しあう場面も個人的には好きでした。
...良かったところは以上です。
前作からの続きなので、現実世界に恐竜が放たれてしまい、「恐竜と人間が共存出来るのか」というテーマに真っ正面から向き合う...と思ってたのですが、結局今までのジュラシック・ワールドで散々やって来た「遺伝子操作の愚かさ」ばかり描かれていました。
正直そのテーマはもういい加減飽きました。
なのに、今回出来たはずの「恐竜と人間の共存」というテーマは凄く中途半端だしラストの着地もかなり雑でした。
また、話が全体的にゴチャゴチャしていて分かりづらいです。
今回はジュラシック・ワールドの主人公であるクリス・プラットやブラウス・ダラス・ハワードが今までより活躍してませんでした。
今回はワールドのキャラの話だけでなく、旧ジュラシック・パーク側のストーリーが最初分かれて進行してます。
それが余計に分かりづらくさせ、「今何の話をやってるっけ?」と混乱してしまいました。
一番の問題点は、今回の「外敵」の一つがバッタである所です。
旧主人公のサム・ニールとローラ・ダーンは恐竜専門なのに、今回追ってる外敵がバッタというのはかなり違和感です。
そもそも恐竜映画なのに何故バッタ!?(笑)
一応バッタには白亜記の生物遺伝子が使われてるらしいのですが、だったらジュラシック・ワールドでやる必要が皆無な気がします。(やるのならせめてスピンオフ作品で)
恐竜のCGについては今まで同様に素晴らしくてリアルではあるのですが、とある雪の場面で恐竜が映される時だけ何故か映像が悪かったです。
あとアクションシーンは凄いとは言ったものの、全体的にカメラワークが酷かった場面が多かったです。
もしかしたら、今までのジュラシック・ワールドが凄く好きな人だったら楽しめるかもしれませんが、個人的には今年ワースト級に酷いと感じる内容でした。
これが本当にジュラシックシリーズの完結だと思うと非常に悲しいです…
安定感ある完結編
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