劇場公開日 2022年7月29日

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「恐竜ぅ?んなことより虫ヤベェ!!」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 mokusin takataniさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5恐竜ぅ?んなことより虫ヤベェ!!

2023年1月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

1993年誕生のジュラシックパークシリーズ(以下:JP)は2001年まで三作制作され、2016年からはジュラシックワールドシリーズ(以下:JW)を新展開した。そして島から世界へ恐竜は解き放たれこりゃ大惨事・・・となったのが前作【炎の王国】までのお話、ここから本作はJPとJW完結作という役割を含めどう解決するのか気になってたが、結論を言うとかなり肩透かし気味な締めだった。

前作で散々煽った危機的状況はどこへやら、冒頭で恐竜は大方回収され中東での裏売買と海でモササウルスがやりたい放題してる以外は何だか平穏、前作登場やらかし娘と実質ヒロインのヴェロキのブルーが新旧の主役陣の活躍の煽りを受け空気、そして対決したり襲ったり新顔出たりと恐竜達は頑張ってたが、馬鹿でかいイナゴ軍団に焦点あてた構成もあって“蝗害”の恐怖をメインに据えてるようだった、いや恐竜…。

JW恒例の功利主義の悪役にはまさかのJP1作目でネドリー(デブ)にスプレー缶を渡してた男が抜擢、地味過ぎなうえ目的も小物臭いが十数年の時を超えて結末をデブと合わせた点は流石にニヤりとした。

以上、恐竜映画の金字塔の締めが『虫っ!!』なのは正直モヤったがレンタルなら観てもいいと思う。

木神