「恐竜が脇役に」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 Nightwalkerさんの映画レビュー(感想・評価)
恐竜が脇役に
世界に放たれた恐竜達がどうなるのか?人間と恐竜は共存出来るのか?という話を期待したが恐竜を巡る人間同士の争いがメイン。
人間:恐竜=7:3ぐらいの比率。冒頭の馬でパラサウロロフスを追うシーンなど良いシーンもあるだけに恐竜が脇役なのが残念。
色々不満点はあるが、旧シリーズキャストと新シリーズキャストの共演は熱い。恐竜については、ブルーとベータが可愛いし、Tレックスがロマン。
『ジュラシック・パーク』でデニス・ネドリーに密輸用のシェービング・クリーム缶を渡したルイス・ドジスンがバイオシン社トップとして再登場なのも面白い(俳優は違う)。
オマージュといえば、同じスピルバーグ監督のインディ・ジョーンズを連想させるシーンもあって、グラント博士が被ってた帽子を落として、それを危険をかえりみず取りに戻ってたのが笑った。
観た人が阿鼻叫喚のイナゴの大量発生シーンは、おそらく黙示録にあるイナゴが地上を覆う=世界の終わりの前兆というエピソードを表現したかったんだろうと思う。ただ急に聖書の話出されても観てる人は「?」だし、ここは恐竜の脅威であるべきだったと思う。というかアメリカ人、黙示録ネタ好きだな。
コメントする