「もしや「007恐竜危機一髪!」か?「ミンション・イン・ジュラシック」か?」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)
もしや「007恐竜危機一髪!」か?「ミンション・イン・ジュラシック」か?
言わずと知れたジュラシック・シリーズの最新作。
私のポリシーである大きなモノが動く映画は大きな画面で!
の通り、大画面で楽しめる映画になってます。
新しく発見された恐竜も沢山出てくるし、
今まではジャングルのシーンが多かったけど
今回は雪山だったり、石造りの歴史的町並みでのチェイスや
目新しい画面作りも多くてそれなりに楽しいです。
前シリーズの主人公だった三博士も再登場して
前シリーズオマージュのシーンも多く
前作ファンもそれなりに楽しいし
この投稿のタイトルの通りアクションシーンも多く、
恐竜?それ程興味ない〜〜みたいな方への見せ場もあります。
コロナ感染者の急増で、遠くへの旅行はちょっと怖い。
でも何か家族で楽しみたい!みたいな方々には
この映画観て、帰りに美味しい物でも食べて
良い一日になりそうな映画です。
で、月に8回程映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
う〜〜〜〜〜〜ん!!
恐竜愛が、な〜〜〜〜〜〜〜〜い!!
前シリーズの三博士や映像的なオマージュシーンが出てくる度に
一作目の恐竜に対する畏怖の感覚が、今作は薄い!
と実感させられてしまう。
厳密に言えば、このシリーズは遺伝子技術によって
復活させた恐竜の形のモンスターなので
純粋な恐竜では、最初から無いのだけど
それでも一作目にはTレックスのスリラー的な登場シーンやら
最後の決めシーンまで、さすが Tレックス!!
ゴジラ的な神々しい扱いに心がトキメいた。
けど、
今作は、新しい恐竜も多いのに
その登場シーンが、なんか安易なんだな〜〜
もちろん、恐竜の保護区に入ったのだから
恐竜が出て来るのは当たり前なので、一作目ほどの
タメの恐竜登場シーンは無駄なのかも知れないが
それがあってこそのジュラシック・シリーズ。
恐竜が単なる兵器扱いなのも、炎の王国から気に食わなかった。
人間の強欲によって生み出されて悪用される恐竜。
何度映画化しても、そこからは、
このシリーズ抜け出せないのかも知れない。
先日、午前十時の映画祭の三部作を見に行きましたが、さすが!としか言えませんでした。
一作目のブラキオサウルスの登場は「人類が初めて恐竜を見た」という意味で画期的なものでした。あの瞬間は、スピルバーグ監督が恐竜を復活させたとも言える瞬間だったのかなあと思います。