「アイドル映画」TANG タング odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
アイドル映画
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見掛けはレトロだが中身は最先端のAIロボット、タングと医師に挫折した優柔不断男、ケン(二宮和也)の出会いと成長の友情物語。
タングが主役と思ったら、やっぱり藤島ジュリーさんの製作だから二宮くん推しの中身の薄いジャニーズ・アイドル映画でした。
タングはウォーリー系の箱型ロボット、ロボット博士の森政弘先生の唱えた「不気味の谷」に言われるように、余り人間に近いと人は心理的な嫌悪感を持つと言われているから必然的にレトロ調に振ったのでしょう、動作は白組が手掛けたモーション・キャプチャーCGでよくできています。
無職の割に海外旅行などお金に困っていないのが不思議、原作踏襲の海外ロケなのでしょうがロードムービーと言っても見せ場なし、これなら東京近郊でも成立でしょう。
研究所は軍事ロボットを開発していた悪役の筈、サスペンス感を臭わせていたのに穏便な落としどころにやや違和感。
NHK大河じゃないが「どうする二宮」といった主人公の迷いと甘さを延々描くばかり、続編狙いなのか話も中途半端、軟な脚本でした。
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