オールドのレビュー・感想・評価
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スプラッシュマウンテンに乗ったけど落ちなかったような映画
あるビーチに行くと信じられないスピードで歳を取ってしまうという映画。人間関係やどこか不思議で奇妙なストーリー展開はまさにジェットコースターの登りに近い。ドキドキ。しかし、その私の中のジェットコースターは落ちることなく、普通にゴール地点についてしまう。あれだけ期待させたのに、、感は否めないが、人間関係や親子愛などしっかり過程を楽しめるものだった。
あんなに苦労したのに、終わりがあっけなくて少し消化不良。だが、あのドキドキ感を味わいにまた見てしまうかもしれない。
もはやSFではない?
たぶん多くの方と同じかもしれませんが、「シックスセンス」(99)があまりに素晴らしかったがため、その後の作品がいずれも物足りなく感じてしまいます(涙)。M・ナイト・シャラマンのことは忘れて観ていたので、「ミッドサマー」(19)のアリ・アスター監督のDVDを借りたんだっけ?と思いながら観てました(笑)。日常から異界へ入り込んでしまったような感覚は、なかなか不気味で面白かったです。終盤の種明かしが興味深く、現実にありそうな話に着地していて、シャラマン監督らしいトリックを感じました。監督のインタビューで、今作はSFではないというようなコメントをされていたと思います。確かに、「2001年宇宙の旅」(68)のように、過去にSFだったものが現実になってしまう例は幾多もあり、創作よりも現実の方が遙かに奇妙な世の中になってしまっているのかも、と思いました。
つまらない
勿体ぶった演出で半分くらい引っ張るけど結局は製薬会社の実験的な安っぽいオチ。これ2時間やる必要ないでしょ。
それにしてもこの監督は毎回出たがるなぁ。この人が出てきた時点で笑ってしまうんですよね。カメオ的に出るんなら分かりますが、どうだオレも出てるぞって感じで神妙な顔で芝居されるからププッてなっちゃいます。
これまでの作品を見るとシックスセンスはミラクルだった気がしてきました。ほんとにこの監督が作ったのかなぁとも思うようになってきましたね。
48倍速で《老いる》ビーチ
2021年(アメリカ)監督・脚本:M・ナイト・シャマラン
舞台は南の島の楽園リゾートにある、
《美しいプライベートビーチ》
そのビーチにいる人は1時間で2歳、年を取るのです。
そしてそのビーチは《密室と同じ》
誰もそこからは、生きて抜け出せない・・・
タイムスリラー!!
うわあー、怖い設定です!!
ある理由で南海リゾートツアーに集められた家族たち。
着く早々に、《プライベートビーチ》に誘われて、過ごすことになる。
謎の死体。
急に6歳の息子が少年に成長している。
娘も背が伸びて大人びている。
そんなのは序の口!!
みんなこの島から脱出不可能と、気付き始めます。
疑心暗鬼ではじまる狂気に飲み込まれる人、人、人。
凄く面白いかと聞かれると微妙ですね。
シャマラン・マジックに、かかったことのない退屈な人間です。
ビーチシーンが長過ぎる。
そしてラストに一気に謎解きを見せつける。
ちょっと手抜き!?
そんな驚くほどの謎・・・でもなかったです。
水準以上の出来栄えで満足
【鑑賞のきっかけ】
劇場公開時には、その存在すら知らなかった作品。
動画配信が可能となり、なかなか評判も高そうなので、鑑賞することに。
【率直な感想】
<どうしても期待してしまう、特殊な監督>
ナイト・シャマラン監督と言えば、「シックス・センス」で有名。
あの作品を観てしまうと、彼の作品を追いかけたくなってしまうというのは、分かっていただけるかと。
でも、あの作品を超えるものには、出会うことができないのが現実。
本作品も、残念ながら、あの作品を超えることは出来なかったけれど、それなりに楽しめる作品に仕上がっていたと、感じています。
<設定の面白さ>
なにしろ、「高速で老化」という設定が面白いですね。
普通の時間より遅く年をとるというのは、昔のSF映画にはよくありました。
例えば、「猿の惑星」(1968年)では、光速宇宙船で半年の人工冬眠をしていたら、地球時間での約2000年が経過していた、というのが物語の発端。
それが本作品はその逆で、しかも、「老化」の速度が恐ろしく速く、主人公たちがやってきたビーチでは、1日いるだけで、およそ50年の時が経ってしまうという、高スピード。
この設定から、登場人物たちには、普通の空間ではあり得ない出来事が連続し、ビーチという限られた空間の中でのお話なのに、観客を飽きさせることのない展開が待っていました。
<スリラーとして高評価>
スリラーも、ミステリの一種なので、伏線の張り方と、その回収が優れていれば、それだけ評価が高くなるかと思います。
「シックス・センス」ほどではないにせよ、きちんと伏線が張られていて、ラストになってくると、あのシーンはこういう意味か、と納得させられました。
物語に仕掛けられた「真相」の衝撃度はそれほどではないけれど、巧い伏線のお陰で、「そういうお話か」と、満足のいく「真相」が待っていたのも、嬉しかったです。
<監督の出演>
ナイト・シャマラン監督は、しばしば、自分の作品に、いわゆる「カメオ出演」するので、私は、その辺りも楽しみに鑑賞を始めたのですが、この登場シーンに驚き。
南国リゾートのホテルに滞在する登場人物たちは、バンタイプの車でビーチに向かうのですが、その運転手が、ナイト・シャマラン監督なのです。
ビーチの入口の金網には、「立入禁止」とあり、運転手は、ビーチを囲む峡谷の手前で、夕方迎えにくるからと、去って行く。
さて、物語が展開し、このビーチが高速で老化する場所であることが明らかとなり、容易に脱出できないとなると、運転手のことが気になりました。
あの運転手は、このビーチが「立入禁止」となっている理由が、「高速で老化」ということを知っていたことは間違いない。
つまり、この物語の「真相」に繋がるビーチの秘密を知っているキーパーソンなのだと。
こうなると、「カメオ出演」どころではないですね。
ここで面白い作品構造に気づきます。
現実世界で、ナイト・シャマラン監督は、物語の「真相」を知る人物。
そして、虚構の世界でも、「真相」そのものかどうかまでは分からないけど、「真相」に近い位置にいる人物。
この二重構造のおかげで、ラストへ向けて、ワクワクしながら鑑賞できました。
【全体評価】
今回も「シックス・センス」は超えられなかったけど、それは想定内のことでしたので、低評価はしません。
むしろ、「シックス・センス」の監督という看板を背負っていない、無名監督の作品であれば、相当に評価の高い作品になっていたような気がするのです。
つまり、スリラー映画として、水準以上の出来栄えであったことは言えるのではないか、と感じています。
もったいない…
アマプラで観ました。
設定はすごくイイのに、それを活かしきれてない感がガッカリです。なんか途中から子供達の時間の流れ遅くね?とか、錆ってあんな毒なの?とか、色々頭に「?」が浮かびながら、全く自分の心情の変化はないままラストまで観終わりました。。医者のケバい奥さんが身体中バッキバキになりながらクリーチャーみたくなっていったところは良かったけど。。お友達が暗号文でヒントくれたあたりは「!」ともならなかったし、ありきたりでフツーっすね。設定、勿体無いなぁ。。
〜劇終〜
出来ることは限られるので・・・
人間の成長が異常に早く進むプライベートビーチに閉じ込められた人々の苦悩を描く物語。
「シックス・センス」のナイト・シャマラン監督の作品ということで期待して鑑賞。期待値は超えていないように感じられましたが、それでも良くまとまった見応えのある映画でした。
子供たちの急な成長を目の当たりにして、戸惑い、恐れる人々。
「なぞ」「サバイバル」・・・それらに「家族の絆の再生」を絡めて物語は進みます。
特異な設定は物語の終わらせ方が難しく、ラストに評価を下げることが多くあります。しかし、この作品は雑に放り投げずに上手な終わらせ方をしてくれました。その点も評価出来ると思います。
ただ、そうは言っても作中で主人公達が出来ることは乏しく、物語に抑揚は感じられないのが残念なところ。
評価は普通にしました。
逆・精神と時の部屋
医療の目覚ましい発展のおかげで生きてるような自分もいるわけで、
ストーリー的には悪役にされてる人たちを理解できなくもなく。
まぁでも誰かしらの同意は取らなきゃだめか、うん。
作品としてはワン・アイデアみたいなストーリーを、
とてもうまいこと盛り上げてるし、うまいこと着地させてる感じ。
真っ先に死にそうな人が割と生き残ったり、
大事な役回りになりそうな人が割とあっさり死んだり。
テンションが下がらないようにあの手この手を尽くしてて、最後まで楽しめた。
ところで、外科医の彼が行ってた映画のタイトル、なんだったんだろう…。
ながら見なので吹替え版をチョイス。 前半は音声のみ、後半は映像も。...
ながら見なので吹替え版をチョイス。
前半は音声のみ、後半は映像も。
シャマラン作品は全部見てないけど、これはあんまり好みでは無かった。
雑な設定がちらほら(一人一人の時間経過がちぐはぐ)、有名どころな俳優が一人もいない。
当時思ったよりも盛り上がらなかったのも腑に落ちるかも。
物語は腑に落ちなかった。
結末が意外過ぎて驚いたけど、時間の流れが早くなるビーチって発想はお...
結末が意外過ぎて驚いたけど、時間の流れが早くなるビーチって発想はおもしろい。
密室からの時間制限付き脱出サスペンス。
それに家族愛、老いの美しさみたいなのも入れたかったのかなー?とか思いましたが、中々難しい、、、。
歳のとり方が凄い。
私好みの設定で期待が上がった作品。
一生が1日で終わってしまうため展開が早くて不思議な感覚だった。私がビーチにいたらまだやりたいこといっぱいあるのに!と大騒ぎするだろう。
歳のとり方も違和感なく自然に見ることが出来た。
ネタバレになるので詳しく書きたくないが伏線の回収もしっかりしてたし、ラスト10分ほどで観ているときのモヤモヤがスッキリした。
※よく考えれば映画というのは2時間で主人公の一生を観ることになるし、観ている私達はハイスピードで人生を観ていると思う。場面が変わらないというだけでいつも観ている映画とは別物に感じた。設定が素晴らしかった。
シャマランのテクニックが光る
永年のスランプから脱出したシャマラン監督。
本作でも「やっぱり巧い」と思わせてくれる。
何が巧いか?
まずはストーリー展開。弛みもなく一気に進む。
そしてカメラワーク。
「見せる」「見せない」を明確にして、「観客が想像する余地」を残している。
様々なヒントや伏線を張りつつ、ラストでキレイに回収しつつ、
カタルシスもあり、
さらに、「人生とは?」という中心となるテーマも忘れない。
これらを全部詰め込み、しかも「エンタメ」でもあり続ける、というバランス感覚は、流石、と思わせる。
シックスセンスとヴィレッジ以外は、ガッカリさせられるか、失笑してし...
シックスセンスとヴィレッジ以外は、ガッカリさせられるか、失笑してしまうような作品が多くて、観ないようにしていたのですが・・。
Amazon primeに載っていたので、観てしまいました。
なんだかなぁ感は、やはり残るし、プロット考えるのに苦労してるんだろうな、ナイト・シシャマラン。ちょっとなぁ、やり過ぎ。
なぜ、マーロン・ブランドとジャック・ニコルソンの映画「ミズーリ・ブレイク」にこだわったのだろう? 知人との私的な会話の中で「あれなんだったけ?」なんて事があったのかな?
まあこれくらいだろうという感じ
まさかのAmazonプライム・ビデオ配信で スマホ(iPhone)で見ました しかしながらこの作品の舞台はビーチですごく綺麗なので できればDVDなどを借りるなどして大きなテレビ画面で見ることをおすすめします 内容は不安をあおり続けるシャマラン節です 途中とラストにシャマランもお約束でしかも思いっきりでてきます ラストのオチはシャマランぽくなかったかなぁという感じ 点数はとにかくビーチが綺麗なのでそれがほとんどです
見せ方がうまい
時間が異常な速度で進む謎のビーチからの脱出を図るサスペンスかと思って見ていたが、最後の最後で「そうだったのか!」というサプライズが待っている。これぞシャマラン。ただしそのサプライズの内容がリアリティに満ちている点がポイント。ビーチの謎を生かして金儲けするには、そうするよなあと超に納得した。
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