すべてうまくいきますようにのレビュー・感想・評価
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RRRの次にこれを観るか~(^^;
個人的に凄く染みわたる作品でした。
説明が少ない所が♫すごく良いです。
これは、尊厳死の作品、死という作品というよりも、
個人的な感想としては尊厳と個に焦点を当てている作品
だと感じています。
家族それぞれの愛のカタチ。つまりは感じ方と捉え方。
その表現方法。個性としての美意識。共通の知性に対する
共感とそれ以外に対する孤独。
色の表現、音楽、演技、顔の表情筋、全てに無駄が無い。
観る人によって評価は大きく別れる作品だとも感じます。
一喜一憂!
人間の終末期を迎える父親の姿が、人間性 溢れる作品でした。
ソフィー、マルソーが若い時代と変わらずに
魅力的に見えました。
車椅子に座る父親が亡くなる前の自分自身の
母の姿と重なりました。リューマチ、その他の
様々な病気と闘病していました。
全力を尽くしても悔いが残るものと感じました。共に笑って共に悲しんだ光景が見に浮かぶようです。
想像以上に笑えて涙して、色々と─
現代的でリアルな社会的ドラマを、シンプルにしっかりと、真摯に、自然に、分かりやすく作り上げられていて、非常に見入りました。役者全員のパフォーマンスも全て素晴らしくて、感情もかなり動かされました。笑いどころ満載だし、怒りや驚きも大いに感じたし、何度か涙するところも─。
人生というものを多面的に考えさせてくれたし、想像を超えた良作でした。
愛らしいクソ頑固親父
マルソー、ランプリングはもちろんわかりました!でも!エンドロールで椅子から転がり落ちそうになるほどびっくらこいたのは、あのスイスの担当女性がハンナ・シグラだったことです。顔つきに何となく親しみを感じていたのですが、まさか!!丸っこくなって優しく信頼できるいい役でした。
マニュはいつもブルーを纏っている。青、紺、藍、ターコイズ、それがとても似合っていた。たまに着る白。そしてパパお気に入りのソムリエがいるレストランでの食事では赤のVネックのセーター。確かに父親のお眼鏡にかなって誉められていた。昔は不細工だったが今は美しい、とよけいなことを言う父親。この父親・アンドレ役最高に素晴らしかった!
こんなに笑ったり幸せな気持ちを観客に与えながら重いテーマの映画を作るオゾン監督ってすごいなあと思いました。知的で美的感覚鋭く、言いたいことも感情もダイレクトに表現してなおかつ行動力ある家族みんながとても気に入りました。
ナチス時代に壊されたいろんなことがまだまだ欧米では終わっていないことにも気づかされました。
意味深い作品
安楽死/尊厳死について、必要書類や自殺方法(お薬だそうです)など、ちゃんとシステマティックになっている尊厳死協会の存在にビックリ!ストーリーに共感できるかは別として、死生観の違いが感じられて意味深い作品だったと思います。
(日本では「プラン75」など)、どの様に人生を終えるかは世界的な関心事の様ですね。。
生きることと生かされることは違う
家族が治る見込みがない病になった時に安楽死を願ったらどうなるか、という重いテーマだったのだけど。
そこはおフランスだけあって美しい背景、オシャレな人々、そして食へのこだわり、美しく人生を送るための素敵な装置がたくさん散りばめられていた。
何一つ不自由なくお金も感性にも恵まれているお父さん。これだけ豊かな人生を送ってこられたのなら、確かに不自由になった体で納得のいかない人生をこのまま進むのは嫌かもなあと思えるほど、羨ましい生活。
生きることと延命することは違う、も確かに納得。自分の意思で生きるとはなにか。
あと、やっぱりお金って人生を選べる最大の手段なんだなと思った。私はゲームを子どもの時から全くしないのだけど、ゲームも課金したら色々進む道が変わるのでしょ?いろんなアイテムを手に入れて敵を倒しやすくしたり、生きやすくなるのよね、多分。そして彼はそれで人生の終わり方を選べたのだし。
でもこの人が一番ラッキーだったのは、娘たちだわね。彼をとてもとても理解していた。
重いテーマのわりクスッと笑えるユーモアも入っているのでサラッと観られて、でも後で振り返って色々考える感じ。
美しい人生とは、を考える作品だったと思う。
ソフィ・マルソー相変わらずチャーミング
2023年1月18日
映画 #すべてうまくいきますように (2021年)鑑賞
安楽死を望む父と、戸惑いながらもその手続きを進める娘
満足に身体が動かせない暮らしを受け入れられずに死を望むのはワガママなのか、それでも生きなさいと言うべきか
難しい問題
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました。
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