「気が気じゃない!」すべてうまくいきますように SAKURAIさんの映画レビュー(感想・評価)
気が気じゃない!
脳卒中で倒れるオヤジ、意識は戻るも元の身体のようには動かない。受入れられず死(安楽死)を選択する。
オヤジの娘エマニュエルが安楽死の手伝い(手続き)をするそんな話。
タイトルにも書いた「気が気じゃない!」娘からしたら大事なオヤジ、どんな姿でも頑張って生きてほしい!
そんな大事なオヤジの安楽死を手伝いをする・・・うん!悲しい、辛いね!ってのが率直な感想。
だけど、このオヤジの気持ちも分からないでもない。人間って、どこかカッコつけたい生き物、無様に動かなくなった体、家族、他人へ迷惑をかけたくない!と思ったら私自身も同じ様に思ってしまうのかもしれない。安楽死という選択肢が自分自身で選べるのであれば。
話の展開で安楽死せずに生きるを選択するラストかなと思ったら悲しい結末。
オヤジが亡くなってる描写からのすぐにエンドロールは悲しいと思った。
後ずっと気になってたのは序盤で病室でオヤジが食べたサンドイッチ、娘は何故捨てずに冷蔵庫に保管したの?何かしら伏線あるのかなと思ったら無かった。
今晩は
サンドイッチは私も非常に気になりました。
私は勝手に、エマニュエルのかなーり勝手な父への想いを表したものとして観ました。
幼い頃は”ブサイク。又食っているのか‥。”と言われながらいざとなるとエマニュエルを頼る父の想いに対する彼女の心の変遷かな・・、と。
一度は食べかけのサンドイッチをゴミ箱に捨てるが思い直して、冷蔵庫に入れ、冷凍庫に入れ、最後は捨てる・・。
けれど、監督がフランソワ・オゾンですからねえ・・。では。返信は不要ですよ。(今日、久方振りに半日年休を取り、平日に都会の映画館に行ったら、結構入っていて、佳きかなと思ったら1日だった・・。)