「愛らしいクソ頑固親父」すべてうまくいきますように talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
愛らしいクソ頑固親父
マルソー、ランプリングはもちろんわかりました!でも!エンドロールで椅子から転がり落ちそうになるほどびっくらこいたのは、あのスイスの担当女性がハンナ・シグラだったことです。顔つきに何となく親しみを感じていたのですが、まさか!!丸っこくなって優しく信頼できるいい役でした。
マニュはいつもブルーを纏っている。青、紺、藍、ターコイズ、それがとても似合っていた。たまに着る白。そしてパパお気に入りのソムリエがいるレストランでの食事では赤のVネックのセーター。確かに父親のお眼鏡にかなって誉められていた。昔は不細工だったが今は美しい、とよけいなことを言う父親。この父親・アンドレ役最高に素晴らしかった!
こんなに笑ったり幸せな気持ちを観客に与えながら重いテーマの映画を作るオゾン監督ってすごいなあと思いました。知的で美的感覚鋭く、言いたいことも感情もダイレクトに表現してなおかつ行動力ある家族みんながとても気に入りました。
ナチス時代に壊されたいろんなことがまだまだ欧米では終わっていないことにも気づかされました。
こんにちは♪
コメントありがとうございます☺️
治療を拒否してないですよね。
もう生を拒否。苦しいので楽になりたい。そんな感じですよね。家族の娘の葛藤に感情持っていかれました。
こんばんは。父親との最後の晩餐で着た赤いセーターは、それを見た父親が死ぬのを思いとどまってくれたらというエマニュエルの思いが垣間見えましたね。
父の望む尊厳死の手続きをしながらも、どこかで思いとどまってほしい、そんな娘の葛藤を見事に演じられてました。
PLAN 75、未見です。
talismanさんのレビューの倍賞千恵子さんの歌、メチャクチャ気になります。
今度、レンタルで見ます‼️
この映画、最近では珍しく⁈、階級の格差のような問題には触れずに、テーマを比較的シンプルにしてるのが、潔い気持ちよさに繋がってたように感じました。