TITANE チタンのレビュー・感想・評価
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正直よさがわからない
おかしな映画がパルム・ドールを取ったということで注目しての鑑賞。でも、この作品の良さがよく分からないままに観終わってました。
・上映館が少ないのも納得。少ないといってももっと少ない映画もありますけど、確実に万人受けはしない。人によっては気持ち悪くなるし胸糞要素を感じるだろうな、と。だが、逆にそこの作り方は絶妙でした。
・交通事故での治療で頭にチタンを入れて~とありますが、チタンを入れる前からおかしな女の子でした。チタンを入れて~の意味は絶対にありません。
・エロ要素が、特に前半、結構あります。ただ、一切エロくないです。いちばん重要なところでは超変態でした。その変態行為からとんでもないことが起こります。生命の基本原則を思い切り無視した展開に突入します(笑)。
・アレクシアを見てHIBIKIを想起しました。HIBIKIをエロく変態にして頭のネジを数本抜くとアレクシアになる感じかなあ。
・今思うと、「父と子」がテーマでしたのね。前半が実の「父と娘」後半が偽り(妄想?妄念?)の「「父と息子」。
・BGMは抜群でした。BGMが主で映像が従の関係に思えました。視覚情報は豊富なんですが、感情に訴えるというところではBGMが圧倒します。
・ぶっちゃけ、B級、C級映画です。断言します。
何がどうしてこうなった?
幼少期の怪我でアトミックブロンドやレッドスパローやANA
みたいな舐めた野郎どもをオラオラオラァと粉砕する映画かな
と思ったら
あーこれは生理的に無理です。
キチンとした説明がないので
彼女が垂れ流すものも明確でなく
どうやって車と**して
お腹が出てきてもこれは俺の息子だと言い張る義理のオトンも
意味不明やし
最後の子もナニモンやねん?
どこをどうしたらこんな映画が作れるのか
それはそれで興味わく
30点
2
アップリンク京都 20220428
なんとも、、、よくもこんな発想思いつくなあ
交通事故で頭にチタンを入れたアクレシア、彼女の体はどうなったのか?
海外の車の展示会?てあんななの?ダンサーが際どい衣装でセクシーダンス、サイン会?それ自体驚きだけど、アクレシアは事故後に車に異常なほどの興味を持ったとの事で、あえてこの仕事を選んだのか?そして車でのあの行為、どういう事?え?赤ちゃんのお父さんは車って事?ウーンすごい設定を思いついたものだ。
アクレシアの殺し方がとにかく酷い。髪飾り(お箸かな)の耳さしも痛いし、いすを口に押し込んでのぶっ差し、もうみているだけで痛い。自分で鼻を折る場面も、ちょっと痛々しくて、たまりません。
隊長もちょっと理解不能。自分の息子かどうか、わからないかな。途中からは気が付いたみたいだけど。
あんなに大きくなったお腹、晒しまいても誤魔化せないよね、普通は。
あまりにも突拍子もない話で、先が読めず、どういう結末になるかと結構楽しめた。
生まれてくる子はひょっとして車の形してるのか?とも思ったが、ちゃんと人間の形。でも背骨はチタン、いや〜隊長はあの赤ちゃんどうするんだろうか?
謎を残したまま終わった。ぶっ飛びすぎな映画でしたね。
衝撃の親子愛???
パパ
見たことのないタイプの映画ではある
前半は車に性欲を感じるサイコパスの話だったが後半は異形の妊娠と(偽)親父との歪んだ生活の話。なかなか凄い話でした。見たことのないタイプの映画、ではありましたけどあんまりまとまりのない話になってしまいました。それなりに見応えはありました。パルムドールは突飛な映画に与えられる側面があるからなあ。
類まれな映画に遭遇
カンヌ映画祭でパルムドールを受賞したからという理由で鑑賞したが、この内容が女性監督の作品であることに驚愕し、こういう作品に最高賞を与えるカンヌの懐の深さに敬服した。車と性的に交わるというシーン、全編にわたって頻出する痛みを感じるシーン、異常な衝動にかられた凄惨な殺人シーン、これらは脚本も担当したという女性監督の女性ならではの演出といえるのか。過去にデビット・リンチ監督の『ワイルド・アット・ハート』が受賞した時も感じたことだが、カンヌの寛容さには度々恐れ入る。
主人公の女優はインスタグラムからスカウトされた新人で、この作品がデビュー作だという。この女優の存在感が凄い。幼少期に交通事故に遭い、頭蓋骨にチタンプレートを埋め込まれる数奇な運命、それ以来、車に対して異常な執着心を抱くようになる、男たちを挑発するエロティックなダンサーとして登場したかと思えば、連続殺人事件を起こし、容姿を変えるため、髪を切り、さらしを巻いて、自分の鼻を壊して逃走する、行方不明者の息子になりすまして他人の家に潜伏して、最後は、背骨がチタンでできている子供を出産し、絶命する。主人公の壮絶な人生を全裸も厭わず見事に演じている。
カンヌ映画祭審査員長のスパイク・リーが「こんな映画、観たことない」と評したという。確かに、類似している映画はほかに見当たらない。私自身も、観たのはもう1年前だが、今でもインパクトのあるシーンの数々は残像のように目に焼き付いている。忘れられない1本である。
正直よく分からなかった
オチ、それ?
設定だけ。
ホラー? SF? ファミリー? コメディ?
事故って頭にチタン!
さあ、それからっ…どうなる!って期待したのに。
なりすまして、産んで、死んで…終了。
なんだこれ?!
最近、様々なサイトのレビューの高評価がとっても????
ジェンダーを越えた先にある人間の究極の愛を奇想天外な寓話で描き出す衝撃作。
車に性的な愛を感じる女は、男や女を同じ人間として見ることが出来ないが故に、殺人を重ね続ける。やがて車での自慰行為の末に妊娠して、初めて自分のジェンダーに恐怖し始める。逃亡の末に失踪した息子と偽って出会う老境の男。彼は老いに自分の男らしさが無くなって行くのに堪えられず薬を使って抗っている。お互いを偽りながら、遂に女が出産を迎えるが...。女は一体何を産むのか?、そのスリルで映画全体を引っ張っていく中、他者と異質なモノを受け入れてこそ初めて生まれる愛もあるという人間の本質にも迫ったテーマを、対極の無機質なモノから描き出した驚きの力作。
混迷の世紀に救世主誕生譚
オリジナリティがエグい
鑑賞動機:『RAW』2割、パルムドール5割、観たことないものが見られるかも3割
これは、大丈夫なのですか。『RAW』は理解の範疇だったけど、これは、どう捉えたらいいのかわからなくて、オロオロしてしまう。
しょっぱなからすでにこの子ヤバイ子という予感が的中してしまう。後ろでかかってるの『1917』で使われてたアレ(のカバー wayfaring stranger)だ。曲のセレクトがまたいちいちツッコミ待ちというか、誘い受けみたいなのは何なの。シリアスなシーンなのに、マカレナのリズムで心臓マッサージさせるのに笑っちゃった。
前半はとにかく痛くて痛くて、ヒイヒイ言わされながら休み休み乗り切った。目的や動機が見えないのもツラい。中盤から後半は多少はわかるけど、終盤はまたこれ何なのと困惑する。正直もっとメカメカしいかと思っていたら、それほどでもなくて、やっぱり困惑する。
シフトレバーだろうか。
女体嫌悪あるいは女体蔑視がある!
どうにも不可解な作品で、困惑した。
観てる間は決して退屈ではない。
寧ろクスッと笑いさえした。
前半と後半で主人公は、明確に変わる。
アレクシアとしてに生まれ、少女期に交通事故で
頭にチタン製のプレートを
埋め込まれた女性の変遷を描く。
成長してアレクシアはショーガールとして働くセクシーな踊り子だ。
チタンのせいなのか?
殺人衝動があり、
何人も残酷にヘヤピンで殺す。
殺しの後にショーで使われた車に性衝動を覚えて激しくファックする。
(なぜか腹が膨らみ彼女は妊娠している)
ここまでの描写はポップで音楽もなかなか良い。
指名手配犯になったアレクシアは、少年に変装するため、
髪を切り眉を剃り、膨らんだ胸と腹に布を巻きつける。
そうして10年前に失踪した少年・アドリアンになりすまして、
アドリアンの父親・ヴァンサンに引き取られる。
ヴァンサンに出会ってから彼女は徐々に人が変わる。
性別と名前が変わったから?
それとも無償の愛を捧ぐヴァンサンに動かされた?
自分の身体に育つ胎児。
身体の内部に異物が有り、自分の半分を占領されれば、
変化するし受け止められないし戸惑いもある。
美しかったショーガールのアレクシアの面影は何処にもない。
醜い妊婦の裸体・・・(この裸体は醜くデフォルメされる)
顔も身体も全て醜悪なアレクシア。
ヴァンサンを演じるヴァンサン・ランドルがアイロニーを滲ませて秀逸。
この映画の魅力はヴァンサンに尽きる。
主役の女優・アガト・ルセル。
特殊メイクや特殊なボディで異彩を放つ。
でも演じてなんの感動も達成感もなかっただろうな。
彼女は消費された商品。
殺人衝動も妊娠も、
みんな埋め込まれたTITAN(チタン)のせいなの?
そんなものの「せい」にするなよ!!
男社会の映画だなぁ。
ジュリア・デュクルナー監督は女体嫌悪がある気がする。
女に生まれて良かった・・・とは思っていないだろうな。
彼女の行動がイマイチよくわからない。
『チタン』鑑賞。
*主演*
アガト・ルセル
*感想*
幼い頃、交通事故によって、頭にチタンを埋め込まれたアレクシア。物語が進む内にあんな事やこんな事があって、なんとも痛々しい映画でした。(^^;
主人公のアレクシアが何であんな事をしてしまうのか、イマイチよくわからない所が頻繁にあって困惑してしまいました。
グロいシーンやヤバいシーンもかなり多めで、ちょっと気分が悪くなりました。。
ストーリーはある意味、衝撃的。面白いか面白くなかったかと問われれば、個人的には微妙でした。。
受賞されていた作品なので、見る前は期待しましたが、少し残念でした。。
これはクローネンバーグの系譜か?
なんとも言いがたし。。
昨日観たのはご子息のポゼッサーで、今日はチタン。なにやら今週末はクローネンバーグに縁があったらしい。と、言ってもコチラの作品はクローネンバーグとはなんら血筋もなにも関係性はないんだろうけど、どうしてもクラッシュが頭をよぎり。またあちらは難解だったと思ったから、また観てみようかなともふと思った。
映像美、音楽、オサレ。近未来パンク的に。だが最後まで観ても自分にはいまいち良さが分からなかった。他のレビューサイトで若い男性が解説しているのを散見し、何となく納得はしたが、学のない自分にはそこまで深い作品とは読み取れず。RAWは観てみたい作品だけど未だに観れず。
改めて何となく、デビッド・クローネンバーグの偉大さを再確認したこの週末でした。
〜劇終〜
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