「思い込みを飛び越える七変化」TITANE チタン N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
思い込みを飛び越える七変化
ついにUネクストにて「チタン」観る。
男女も親子も夫婦も、有機に無機も飛び越える、というか入り乱れるジェンダーレスどころの騒ぎにとどまらない七変化展開。
だが同時に、そうして次々と立場を入れ替え、重ねてもなぜかブレない登場人物らに、
日常、それらカテゴリに縛られた自身の思い込みが無意味にも見えてきたり。
人間や、対象が何であろうと存在そのものに迫ろうとする怪作では。
突き詰めた結果、答えとして全編に存在し続けたのは、様々なカタチの愛なのかもと過る。
一度、書いて投稿し損じ、二度目でしっくりこないまとまりだが、仕方ない。
とにかく聞きしに勝るスゴさだった。
演者陣も、ものすごい。
一番度肝を抜かれたのは、消防自動車の上でのダンスシーンか。
あの状況のあの格好にもかかわらず、冒頭同様のセクシーさが重なってみえた。
つまり格好ではないとするなら、
普段、見ているモノは何なんだ。
何をもってそう感じているか。混乱させられた。
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