「映画史クズ野郎の系譜の一人だ。」レッド・ロケット t2law0131さんの映画レビュー(感想・評価)
映画史クズ野郎の系譜の一人だ。
『フロリダ・プロジェクト』のショーン・ベイカー監督の新作というだけで、気分はその空気感に包まれる。とことん肩の力を抜いた、本音のプアホワイトらを活写する。本作の主人公マイキー・セイバーも、相当なクズ野郎っぷりがリアルだ。『気狂いピエロ』(ジャン=リュック・ゴダール監督)のフェルディナや『レインマン』(バリー・レビンソン監督)のチャーリーの造形、それらを時代と大陸を越えて、立体的に比較分析したいが、このあたりはプロの評論家にキネ旬などで語ってもらおう。
まあ、ちょいと拾い物の一作だったことは確かだ。
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