フラッグ・デイ 父を想う日のレビュー・感想・評価
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"happy highway harry"
家庭用?カメラで撮った8ミリ?の映像で描かれる幼少時代がヴェンダースの『パリ、テキサス』での幸せだった日々が思い起こされ、古き良き時代のアメリカを映し出す原風景がテレンス・マリックのようで、ショーン・ペンの監督デビュー作である『インディアン・ランナー』でヴィゴ・モーテンセンが演じた弟のその後を描いているようで何なら本作でのショーン・ペンが演じたジョン・ボーゲルもヴィゴでイケた、チョイ役のジョシュ・ブローリンもデヴィッド・モースが演じた兄と似た感もある、頭のテッペンを切り過ぎると鳥になるって現に鳥みたいな髪型だし『アングリーバード』で鳥役の声優やってるし。。。
前作で監督した『ラスト・フェイス』が酷評の嵐?日本では劇場公開スルーされ、リーアム・ニーソン張にアクションに挑戦したりメル・ギブソンとの意外な共演からポール・トーマス・アンダーソンでも物足りなかった、待ちに待ったショーン・ペンの主演も兼ねた監督作は娘との共演ってノイズがありながらオマケに長男も『ラスト・フェイス』に続いて、デニス・ホッパーとジャック・ニコルソンでホッパー・ジャック、不安でもあった親子共演も気にならず娘のディランが堂々と主人公を演じていてこれからの活躍も応援したくなる。
公私混同、それで良し、他の監督作品では前の奥さんや元カノも使っているしジョン・カサヴェテス的な方向性と考えれば、とにかく長い間待ち望んでいた役柄での見たかったショーン・ペンが観れた感想がデカい、エディ・ヴェダーとは付かず離れずな関係性で此方も娘さんと、大好きなんですショーン・ペンがアル・パチーノと同等に、そして期待を裏切らなかったショーン・ペンの存在感と存在意義が個人的にドンピシャ過ぎてそれだけで甘めに採点の高評価、大傑作『インディアン・ランナー』と『イントゥ・ザ・ワイルド』に次いで好きな作品に、名優なんて言葉が似合わない永遠の不良像を掻き消せない異端な役者で有り続けるショーン・ペンが勝手に誇らしい!?
燃やす男
1992年に偽札事件を起こした父親との想い出を娘視点でみせる話。
1992年6月父親の偽札事件のことで警察と話しをする娘から始まり、1975年にさかのぼってそれまでのことをみせていく展開。
人を直接傷つけたりする様な暴力的なところがある訳ではないけれど、借金して事業を試みては失敗し、借金まみれになり姿を消すという典型的悲しきダメ人間な父親。
さらっと流している感じではけれど、詐欺行為もしているしね。
そして荒んでしまっていたり、娘を守る様をみせない母親との 確執もありつつの、父親との暮らし、特に黒髪時代はなかなか来るものがあったけれど…。
結局、中途半端な器用さとプライドを持ち、いつまでも成長出来なかった生き方が不器用な父親という感じ何でしょうかね…。
妙に浸らせる様なシーンがいくつかあったり、テンポがあまりよろしくなかったけれどなかなか面白かった。
あらためて、噛むほど味があるなと思った作品。
今年368本目(合計643本目/今月(2022年12月度)21本目)。
見た目にはジャンルが分類しにくいですが、子が親を思う気持ち(タイトル通り)、それと同様に、「親が子を思う気持ち」という論点が出てきます。また、史実を参考にした映画なので、あることないことは入れられない、という特殊な事情があります。
本当に特殊な例だし、このような父親も珍しいのだろうとは思うけど(ただ、今のようにIT技術等がなかったころは、働く方法が少なかった等は推知可能)、その「珍しい親」がどのように「娘を思うのか」という点。そして通常なら、(元)妻やほかの子(兄とか弟とか)がいるところ、なぜ「一人の女性(その夫婦の子)からみて」「父を思う日」ということになったのか…ということはなるほどね、ということです。
確かに一部に「今の考え方だとちょっとありえないかな…」という部分もありますが、作品そのものが、史実を参考にしている以上、どうしても当時の時間軸で出るため、ややそういった「誰もが取る意味が理解しがたい」点はあります。ただ、理解がまったくできないわけではなく(上記は30年ほど前なので)、一応、「理解はしがたいが推知はできるし、その推知でだいたい正しい」もわかるので減点なし、といったあたりでしょう。
ディラン・ペン
事実に基づく話です。
ショーン・ペンの娘が出てますが、スカヨハそっくり!!!
ロビン・ライトが、お母さんみたいですが、スカヨハが、お母さんだと思ってた…(笑)
ショーン・ペンとスカヨハって付き合ってたイメージあったんだけど、付き合った事ないのね…(笑)
さて…映画の話です。
物語も良かったけど、彼女の魅力や存在感で最後まで力強く引っぱっていた感じ。
退屈なんて、しなかった。
もっと色んな映画で観たい。
パンクファッション似合ってた♪
ジョーン・ジェットぽかった♪
ディランって名前は、ショーン・ペンがボブ・ディランが好きで付けたらしいです。
映画、面白かったです。
ダメ親父
と不運な娘だけど、お互いに気持ちの拠り所なんですね。何度も離れたけど、やはり血縁は切れないですね。娘がジャーナリストになって活躍できているのが、救いです。ショーンペンは若い時から、初老まで演じ分けていましたね。さすがです。
ショーン・ペンの描く人間臭さが好き
愛しているのに家族を不幸にしてしまう
悲哀に満ちた父親をショーン・ペンが
ノスタルジックな映像と劇伴で。
冒頭の8ミリ映像。
切り取られた人物や風景は
CGで加工された美しさにはない
血と感情の通った美しさ。
ショーン・ペンの視線はいつも
人間臭く激しく魅力的。
自分の中で特別であり続ける作品。
同監督の「イントゥ・ザ・ワイルド」
常に自分の中にある拭えない厭世観。
意味のない生産と消費と破壊を
繰り返しているとしか思えない日々。
その自分の肩を叩いてくれた作品が
「イントゥ・ザ・ワイルド」
そんな監督が本作では娘と父を軸に。
ペンが演じるジョンに悪意はない。
彼はいつも前向きに生きている。
ただ不器用なだけ、自分にはそう見えました。
無知な子供の目には輝いて見えた父親の姿も
それなりに歳を重ねると変化が。
ジョンから映画らしい教訓めいた
何かを受け取ることはないかもしれない。
でも、綺麗事や作られた感動にはない
その人間らしい弱さや駄目さは
肯定や否定とは異なる特別な感情を…。
自然、父娘の複雑な感情、家庭用撮影カメラ映像多用の映像美。だが身内の優遇は疑問❓
なんか主人公の女性記者、父親が精神面、仕事面からも不安定だから
複雑な、家庭、生育環境
そもそも
【払えないのに購入する】時点で病気に近い。
家庭用に近い撮影カメラ多用で、こじんまりした自然と
器の小さそうな父親、家族間の結びつき、移りゆく時代感をうまく映像化
なかなかまとまっている。ただアメ車がいくらタフといっても水中に入ったらお釈迦だぞ。
父親への愛と憎しみ。
誰でも愛憎はあるよなぁ、特に父親
それを乗り越えて皆大人になるのだから
しかし父親が父親だからその過程が複雑。よくわかる小作品。
映像的には前述のように優れている、当然、珍しく事前に図書館で見た
「キネ旬」の星もそこそこ良い。それは納得。
客観的描写から心理的描写を映し出す。
だが、納得いかないのだ
ディラン・ペンは良い、なんで「ホッパー・ペン 息子」まで出すのか?
娘が主役だけでイイじゃないか、ショーン・ペンさん❗️
ただし2人とも1991、1993生まれでもう大の大人ということですマァ良いか❓
俺、デンゼル・ワシントンも、サミュエルLジャクソンも大好きなのだが
ウィル・スミスが虫唾が走るほど嫌い。
勿論下品な鼻の形は「坊主憎けりゃ袈裟まで・・」で下品と感じる偏見にすぎないけど
「幸せのちから」「アフター・アース」でまだガキの息子、娘抜擢して
世襲議員や同族経営を凌駕する「自分のガキを自分の力で俳優で重用」
2人は1998、2000生まれで
個人的感想に過ぎないがちょっと親バカもええ加減にせぇよ
ちゃぶ台返しの星一徹の精神が神々しい、それに比べ・・・
話が傍にそれました。まあ女主人公も、息子も、そこそこ好演している
それは事実、ディラン・ペン頑張った。息子のはホッパー君は一瞬オヤジに見えた。
最初、キネ旬評価良かったから偏見で臨んだが、まあそこそこの好作品。
【私の独断と偏見で平均点、ただプチ作品だから一度睡眠スイッチ入ると最後まで行ってしまう危険性
のある映像美と感じた、実は多分20分くらい寝た😪😪😪、ハッとして炭酸系の飲み物飲んで復活した。】
マドンナと結婚した頃はただのチンピラだと思ってたけど ちゃんとした...
マドンナと結婚した頃はただのチンピラだと思ってたけど
ちゃんとした俳優さんだったんだな、
と思った
予告は切なかったけど
本編は結構イライラした
この父親を愛せますか
一攫千金を夢見て、ドツボにハマっていくジョン。そんな父親の話はよく聞くが、このジョンという男は、贋札作りで人生最後の勝負に出る大馬鹿者。
事前情報なしだったから、エンドロールを見て驚いた。息がぴったりだと思ったらジェニファー役のファミリーネームが「ペン」。親子だったのか。しかも監督は、ショーン・ペン本人。
事業に失敗した挙句、家族と借金を残して1人で夜逃げする父親。そんな父親のことを忘れようと思っても、小さな頃の楽しかった思い出が多幸感を伴うドラッグのように湧き上がってくる。
ジェニファーが語ったジャーナリストへに志望動機は、父親の血が流れていることの証であり、本人も意識していると思う。
ジョンが最後にとった行動は、父親としての誇りを保つ唯一の方法だった思う。そうだとしても、ありきたりでそこそこの人生を目指せば、80%の幸せを得られたのにね。さざなみ程度の波乱しかない人生を歩んでいる私にとっては、羨ましくもありますが、乗り切れる自信は全くございません。
タイトルが泣ける。
クリスマスというよりも半年待っても『父の日』に上映したら爆発してたかもと感じた父と娘の実話をショーン・ペンとディラン・ペンの実の父娘が演じる。幼い時の父との楽しい記憶から逃れられない娘、娘から愛されたいがために人生を嘘で固める父。反発する憎愛は衝撃のラストを迎える。ショーン・ペンの演技力、離れてしまった娘を持つ身、タイトルが泣ける。
トビ鷹
監督であり主役の父ショーン・ペンが実娘ディラン・ペンと父娘役を演じた人間ドラマ映画。
中味は、
クソ親父を敬愛しているジャーナリストになったファザコン娘が、父の誕生日である旗日に、
偽札偽造犯として追跡され自殺したテレビ映像見て、
父が自由人としてホーボーしたと互いにその日々を回想する。
鳶が鷹を生み、
鷹の素質を持ち上げたクセの薄い父娘愛の映画というところ。
懲りない父。
「人間は変われるんだ」って言いながら再び悪事に戻る。これじゃ娘が信用しないのも無理ないね。贋札造りのシーンもっと詳しく欲しかった。
監督兼実娘との共演、ショーン・ペンいつも以上に気合入ってたね。
心の中を曝け出すだすから生きられる。
エンドロールでジェニファー・ボーゲル( Jennifer Vogel)の書いたFlim Flam Man と言う回顧録だと分かった。父親、ジョン(John Vogel)と家族についての赤裸々な思い出をここに回顧録として書いたことにより、改めて、自己を振り返り気持ちの整理ができたし、最後で許す機会を失った父親を許すことができたと思う。毒親を持つと、ましてや、お尋ね者で自殺をした父親だから、生前より、蟠りが残り許すことができなくなる。毒親でも『あの時こうしていれば、、、』と言う後悔が残ってしま
うだろう。だから、回顧録という形をとって、ジニファーは自分の内省も含めて心の中を曝け出せるし、整理もできて良かったと思う。
この映画から『ガラスの城の約束』を思い出した。両方、毒親の父親を持つが、『ガラスの城の約束』の父親の方が、机上での勉学ではなくYou Learn from livingという言葉のように娘を学ばせる教育実践が気に入って、結構映画の内容が好きだった。
「フラッグディ」はこんな父親を持って子供は大変だなとしみじみ思える作品であった。父親(ショーンペン)が1992年、アメリカ、ミネソタ州の偽札事件の張本人だとは、娘ジェニファーも、息子ニック(ホッパー・ペン、ショーンペンの息子本人)も思っていなかったろう。あの繰り返し繰り返しつく嘘、そして、何度も何度も許してきた娘だが、父親の自殺の前の時は許してあげていなかった。ここがジェニファーにとって、苦しみになった。
ただただ、父を思う気持ちがひしひしと伝わってくるが、父の行動を信じることができない娘が可哀想で。親子の信頼関係が築けないのが、なんとも言えず悲しい。こんなに父親が好きでもいつも疑っているなんて。父親が車、ジャグアを買ってあげると言って、車屋か誰かとコードの繋がっていない電話で話しているシーンは呆れるというより、ここまで娘に。嘘もほどほどにしろと大声で叫びたかった。
どんな役でもこなせるショーンペンは好きな俳優の一人なんだが、この映画は先が読めるのでつまらなすぎて、ちょっと困っちゃった。フォーカスを娘において観続けたど、それも、ジャーナリスになるため大学に行く前は、蛙の子は蛙だと思った。しかし、金がなくても、大学に入れる米国の教育と批判的思考能力のおかげで、彼女はやり直しができて、カエルの子はカエルにならないで良かった。
Olivia Vedder, Eddie Vedder, Glen Hansard - My Father's Daughter
エディ・ベンダーの娘、オリビアが歌う。
ショーン・ペンの作家性が存分に詰まった一本
ショーン・ペンは社会に適応できない疎外者や、平凡な生き方に疑問を持つ者に強い思い入れを抱く。監督デビュー作『インディアン・ランナー』ではPTSDを患いトラブルを起こすベトナム帰還兵、『イントゥ・ザ・ワイルド』では恵まれた環境を捨てて一人旅に出る青年を主人公に据えた。
本作の父親ジョンも、思い通りに行かず、何度も犯罪に手を染めてしまう人物。だからこそショーン自身が演じることで光明を差し、寄り添う。そんな父に愛憎を抱く娘も、中盤では自分の在り方を探しに、『イントゥ・ザ・ワイルド』の青年のように一人旅に出る。
実話をベースにしながらも自分の作家性を盛り込む。批評的にはあまり芳しくないが、ショーン・ペンのフィルモグラフィーを辿れば納得できる一本。
それにしても娘役のディラン・ペンが母親ロビン・ライトにそっくりすぎ。次いでに言えば、弟役のホッパー・ジャック・ペンは父ショーンにクリソツすぎ。
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