劇場公開日 2022年12月23日

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「人間としてどうしようもないない人だったけど、父親として楽しかった思い出がたくさんあるから、大好きなんだよね。」フラッグ・デイ 父を想う日 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5人間としてどうしようもないない人だったけど、父親として楽しかった思い出がたくさんあるから、大好きなんだよね。

2023年7月6日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

娘にとっての父親、息子にとっての母親って、特別な存在だと思う。初めて触れる異性だからなのか? 私にはよくわからないが、そう思う。考えてみれば、ジェニファーはとても不幸な子ども時代を送ったと思う。父親には捨てられ、母親には守ってもらえなかった。それでも、勉強して、自分のなりたかったジャーナリストになったのだから、すごいと思う。しかも、父親の回顧録をまとめて、世に出すなんて… 言ってみれば、自分の恥部を世間に晒すことを厭わなかった。強い人だ。この映画は構想15年。ショーンが、実の娘ディランに演じてもらいたくて、待ったそうだ。その期待に応えて、ディランは複雑な心情を繊細に演じていた。実際ディラン自身も父親と別れている。そう思うと観ていて不思議な感じがした。観終わった後、亡くなった父の懐かしい思い出が甦ってきた。副題通り、父親を思い出させる映画だ。

瑞