「期待通り不快、だが少々単調」ベネデッタ 今日は休館日さんの映画レビュー(感想・評価)
期待通り不快、だが少々単調
シスター×エロ
宗教×嘘
っつー、まぁ様式的というかテンプレというか、ありがちというか、漫画的というか。この2つの構造を掛け合わせたことは妙ですが、そこまでハッとするような舞台設定ではない訳です。決して。
しかし壮大なスケール感と表現の具体性が故、なんですかね。やはり後味は重く、ねっとりとしています。観ていて気分の良いものではないです。
中盤の「シスター×エロ」が強まるあたりは、馬鹿っぽくて、スケール感とは裏腹の安っぽさが良いですね。流石にあれをああしたら怒られますよ。立派なセットで何やってんだか。
と「しょうもなー」って思いかけたあたりからの捲り上げ。しっかりと読後感を掻き回してきて、映画館を出る頃にはちゃんと不快です。
昔に比べて視点のオリジナリティが欠けた印象ですが、なかなか良いんじゃないでしょうか。
※「バーホーベンだったわ〜w」みたいな感想をロビーで言い合う中年ファンも、なかなかグロくて良かったです。
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