劇場公開日 2022年4月1日

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「ヘンなミュージカル!(褒め言葉)」アネット ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ヘンなミュージカル!(褒め言葉)

2022年5月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2022年劇場鑑賞89本目。
変わったミュージカルということと、すぐ人を裏切る役といえばのアダム・ドライバー主演という事だけの情報で鑑賞。
冒頭から観客に死ねと言ってくるところにもう狂ってんなと思わせられます。直後にてんかん持ちを本当に殺しにかかる激しい光の点滅の後メタ表現あふれた歌が始まり、やっと物語は始まります。セリフとして喋るシーンは全編通してほぼなく、普通のセリフも全部歌なのと、前半意図的な似たシーンの繰り返し(ちょっとずつ話は進んでいる)で結構睡魔が襲ってきました。
気づいたら主要人物が退場していてセリフで何があったかは分かったのですが痛恨のミス。
しかしそんな眠気もふっとぶ奇跡か起こります。タイトルのアネットとは赤ちゃんの名前なのですが、この赤ちゃん、理由あってCGと人形を使って存在させられています。このCGと人形のクオリティがプレステ2並の出来で正直気色悪いです。しかし今までの演出を考えるとこれもわざとなのかもしれないです。
最初から最後まで既存のミュージカル映画とは一線を画した異色作なのでミュージカル好きは必見ではないでしょうか。

ガゾーサ