「雑音を消し方を模索。」ノイズ キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
雑音を消し方を模索。
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酷評が多いようだが、自分的には悪くないかなーと。
小さい閉鎖的な島で起こった殺人を隠そうと3人が奔走するものの、それが隠しきれずに、町長や近所のじいさん、出所したばかりの元受刑者、をどんどん殺してしまい、それによって協力者を求めて事件の真相を知るものがさらに数人増える。
ジュンからすると、真やケイタと結託しながらも、出し抜く機会をうかがっていたのか。それをパッと見るだけでは分からない表情は恐怖すら覚える。
閉鎖的な島だからこそ、協力者がすぐ見つかり、島のためという理由で納得してしまう空気感は数年では作り上げることはできない。何十年も同じメンバー、同じ暮らしをしているからこそ生まれるある意味気持ち悪い結束が生まれる。
それがどんどん伝わり、最後の後味の悪い最後もあって、終わり方として納得できない人もいるかもしれないが、それが製作者の意図でもあったのではと想像する。
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