「ほっこり」梅切らぬバカ かつみさんの映画レビュー(感想・評価)
ほっこり
自閉症の息子を抱えて、年老いた母と二人。
社会の偏見と無理解の中でほっこりと、ユーモラスに生きていく親子の物語。
加賀まり子の雰囲気が良い。他の映画やドラマの加賀まり子はプライド高く、気が強く。嫌みな女性のイメージがしていたが。(あくまで主観ですが)
中年の自閉症の息子を抱えて、日々格闘しながら周囲や地域社会に理解を得るため、頑張っている母親役の加賀まり子は、凛としていながら謙虚で素敵だ。
今までの印象がガラリと変わり、温かみのある懐の広い女性に見える。
自閉症役の塚地さんも、いつもながら自然体で良く研究された演技であった。
この親子が地域の人々に偏見と、差別にさらされながらもやがて理解と協力を得ていくという内容で。普通に良い映画でした。
二人の演技が素敵だったのと、障害者とその家族を持つ方々に対する。謝った見方が胸に、刺さりました。
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