梅切らぬバカのレビュー・感想・評価
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すくすく伸びてちゃんと実を付ける梅も切らなきゃダメですか?
珠子さんのように愛情深い人たちと、自分の利益不利益を一番の判断基準にしている浅い人たちの対比が、分かりやすく描かれていました。
廃品回収車のアナウンスが言っていた『壊れていても大丈夫』の広い心で、社会全体が障害や多様性を受け入れてくれれば、もっとのびのびと生きられる人はいっぱいいるのになと思います。
加賀まりこさんと塚地武雅さんは普通過ぎて演技しているように見えなかったので、話の内容が自然に入ってきました。
身の回りにある問題
障害者に対して、自分の大切な人が傷つけられるかもしれないから追い出す。
これは本当に自然な思考で、
自分の大切な人が障害者だったら意見は変わるのに、
そうは言ってられないと言って主張する。
本当に身の回りにある問題で、
大切な人に危害があってはいけないし、いい人ぶる訳じゃないけど、ただ容れ物が違うだけなのになって思ってしまう。
だけど、自分の大切な人が何かされたら同じことが言えるかな?
障害を持っているというだけで、誇張して怖い存在だと声を発してしまうんじゃないか?
本当に起きたことの原因を、その人を知ろうとしたのだろうか。
憶測だけで簡単に発言して、誰かの人生を狂わせてはいないのだろうか。
なんて思うけど、忠さんと、お母さんはまた一緒に暮らせて幸せで、グループホームを建てようかなんて話も出て、
そう思うと、追い出されて悪いことばかりじゃなかった。
忠さんのお母さんは近隣住民に"なんてひどいんだ!"なんて言わず、起きたことを受け入れ、その先の幸せを前向きに見つけていく。
すごいなぁと思いました。
きっとたくさんの嫌な思いや、苦労や、悩みがあって、
そうなったのだろうな。
お母さんの忠さんへの愛が滲み出ていて本当に素敵でした。
難しい
どう評価すれば良いのか難しい。面白いかと言われるとそうでは無いような。
障害者が身内にいる人の苦悩、葛藤のある日々の、ある数ヶ月の切り取り。オチもなくそうなんだなぁという。
学びにはなるのかな。私にはどう評価すれば良いのかわからなかった。
一人でも多くの人に見てもらえたらなぁと思える作品でした
脚本もよく取材されていてると思いました。
障碍者、周囲の人々、ほぼリアルな感じで、エンタメなので当然見せるべきポイントはデフォルメされていますが、よく描けていて好感が持てました。
周囲の人々の距離感、いざ問題が起こった時の、自分の立場だけでものをいう感じ、これは自分自身も今一度、どのような場面でも、ああなってはいないだろうか、と反省を促す鏡の様に思えました。
俳優さんの演技も素晴らしかったと思います。
障害を持つお子さんがいるお母さんのやさしさやせつなさ強さ加賀まりこさんの言葉一つ一つに心が震えました。
人それぞれに受け止め方はあると思いますが、障害を持つ人たちに対して少し理解が深まると思うのでぜひ多くの人に目にしてもらいたい作品だと思います
難しい問題だね〜
面白かった!内容よかった!終わりは曖昧だけど。
グループホームが近くにないし、家族やまわりに障害をもつ方がいないから分からない事がたくさん
自分にとって普通が相手には通じない。
梅の木なんて切っちゃえよって思うよ。うーん、なんて言っていいかも分からない(笑)説明難しいね😅💦
もし、ご近所にあれば私も出ていけとかそう思ってしまうかな。助け合いたいなんて事言えるのかな。
理解し難い事かもしれん。ごめんなさい、、、
心広い人間になりたいな
難しい課題
年老いた母親と障害のある息子の生活。映画ではユーモア、コミカルに描いていて受け入れやすく面白かった。でも、解決には至らない。実際もそうだから?どういう選択があるのか知りたいと思った。
母親はいつまで息子の世話ができるのか。一緒に施設に入れる環境があるものなのか。それともやっぱり別々の施設になってしまうのか。
忠男の氣持ちと隣人の氣持ちを大事にする珠子の感動の物語
二人暮らしの山田家と、隣に越してきた三人家族の里村家の生活感あふれるコメディ。
行列ができるほど人気のある、占いで人生相談をしている元気な珠子(加賀まりこ)。
忠男(塚地武雅)と別々に暮らすようになってから、わざわざ遠くから(新潟から新幹線で)来た人をみる氣力もなく、(帰ってくださいと言って)断る場面のあとすぐ、隣の奥さんが話しかけて来た時には笑顔で優しく対応していた。断られた人は可哀そうではあるが、珠子のエネルギーの源は息子なのだなと感じる良いシーン。断られて帰った女性は「また来ます」と言っていたので伏線になったのかと思ったけど違った。
剪定する人が来て梅の木の枝を切るシーン、忠男が木の痛みを感じているかのような描写がとても良い。
馬が大好きな忠男と草太(斎藤汰鷹)が夜、馬と一緒に歩くシーンが素敵だった。
世間から悪い子と思われているかもしれないとしても、家族や隣人が認めてくれているなら良い。
とても良い子に育ったのは梅の木のお蔭様。
忠男が木を切ってほしくないと思うなら、そのままでもいいと思う。
なかなかの良作
障碍者をテーマに扱った映画やドラマというのはどうしても斜に構えてみてしまうもの。
ましてやお笑い芸人が演じるとなれば尚更のことではあるが、結論から言えばなかなか面白かった。
タイトルである「梅切らぬバカ」というのはことわざからの引用で「桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿」から来ている。
これは同じ剪定でも桜は菌に弱いためむやみに切ってはならず、梅は良い実をつけるためにも切ってやらねばならぬという事からの教えで、「それぞれの個性に応じた適切な処置をすることが大切だ」という意味合いがある。
このことわざを知らないと、梅切らぬ馬鹿=加賀まりこ一家と感じてしまい、障碍者を揶揄しているようにとらわれかねないのはちょっと残念である。
このタイトルは前述のとおり、個性(障碍)にあった対応が必要だという教訓の意味である。
内容については障碍者の子供を持つ親や施設の苦悩、理解を得られないご近所さんとのトラブルなど、ありがちであるが決して無視できない事柄を丁寧に書いており好感を持てた。
約1時間半という短めの映画であるため、展開が非常に早いという部分もあるが、これらを長々と見せられてもそれはそれでげんなりしてしまうだろうとも思え、難しい問題ながらも笑いどころもちゃんとあり、個人的にはよくまとめられているなとすら思う。
本作を作る上で、監督は知人を含めかなりの取材を繰り返したそうだ。
障碍者は何をしでかすか解らない…という不安も解る。が、すべての障碍者がそうではない。
障碍の度合いも違えば特性も違う。周りが理解さえすれば普通の生活を送れる人も多い。
やみくもに怖がらず、理解しようという歩み寄りから始めた方が結果的に良い方向に向かうという事を言いたかったのかなと思います。
最初に書きましたが、ドランクドラゴンの塚地さんや林家正蔵さんなど、お笑い界からの出演があって、敬遠してしまう人も居るかと思いますが、なかなか良い作品なので見て欲しいですね。
ひひーん
『梅きらぬバカ』冒頭からタイトルを象徴してましたね
お隣に引っ越してきた渡辺いっけいファミリー。
モラハラ夫だったけど最後はいい面を見せてくれて良かった。
子供も逃げちゃったけど次の日にはきちんと真実を明かしたし🥲差別や偏見がなくすぐに友達になれちゃう子供はいいですなあ。
難しい問題を題材にしてて現実はこうなんだろうなーと。
というか街中に馬居るのもどうなんだろうか。しかも小学生が忍び込めて散歩させたり度々脱走が起きてたのも明らかに問題だし。
でもグループホームの人らが全て悪い風潮になってるのは見ていて不快ではありました。しかしリアル同じ事案が発生したらこうなっちゃう世の中なんだろうなーと。
とりあえずまとめると塚地と加賀まりこの組み合わせ素晴らしいですね。塚地さんの演技の上手さが本当に活かされてた!
そんでちゅうさんのヒヒィーンの真似めちゃうますぎません?
一味違う障害者映画を作りたかった??
加賀まりこと塚地さんは100点かな
ただ、ストーリーはうっすら気持ち悪い点が多くて、何ら結論のない終わりも、モヤモヤした
いつ崩壊してもおかしくないくらいクズな夫の、突然変わる態度
とても良い子なお隣の小学生が、なぜか夜日ポニーを連れ出してしまって大騒ぎ
なんで???
でもまぁ、お互い様が崩れるとギスギスで生きにくいよね
とは言え、、、、知的障害のある方に子どもが殴られたら、寛容ではないいられないかもなぁ。。。と思う自分もいる
難しい問題だよね
監督の感性に疑問
自閉症の息子と労わる母の絆を描き、知的障害者に対する冷たい世間の風潮への問題提起を込めたような社会派ドラマ風のホームドラマ。
先ずはタイトルに疑問、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」というのは植木屋さんの戒めで桜は選定に弱く切り口から菌が入り痛みやすいのでむやみに切ってはいけませんよ、一方、梅や柿は丈夫で上に伸びやすい徒長枝を剪定した方が横枝への日当たりも良くなり花や実のつきが良くなるということ、映画の梅の木は道路にはみ出して危険なので切る切らないの意味がそもそも違うでしょう、それに梅の木の家のバカと知的障害者を揶揄するような不穏当表現にも思えます。
次にキャスティング、塚地さん自身がインタビューで言っていましたが、自分はお笑い芸人なので知的障害者の役を演じるのは不謹慎に思える不安があったが監督の熱意に負けたとのこと、実に的確な感性ですね、加えて林家正蔵さんまで出して笑いをとりたいのか、この監督どういう感性の持ち主なのか甚だ疑問に思えます。
何を指しているのか?
「やるべき事をやらない愚かさ」とは何を指しているのか?
梅を剪定してほしくなかったのは忠さんだけど
まさか彼をバカと言ってるんじゃないですよね?
いや分かるよ。本意は「知ろうとしない愚かさ」なんだろうけど
お話も演出もとっちらかってて、全く響いてこなかった。
どうでもいいけど忠さん、あそこまで規則ただしく真っ当な食事で
あんなに太るわけないと思うんだけど…。
最後まで梅を切らなかった
植物を育てる時に、元気な芽以外を摘み取ることによって元気な花と実を育てるというやり方がある。梅もその一つ。その考えを人間にも当てはめていいのかという映画だと思う。不良と判断される人間は摘み取るのか。誰も見えない場所へと隔離しろというのか。平成の時代まで日本は優生思想に基づき障害者の生殖機能を壊す手術をしてきた。
自分がそういう子を持ったことを想像し、優しさを持って生きたいと思った。
違和感ありありの知的障害者たち、不誠実なインチキ占い師、怪しげな運...
違和感ありありの知的障害者たち、不誠実なインチキ占い師、怪しげな運営のグループホーム、厩舎への不法侵入、なぜ心変わりしたのか分からぬ父親。どれもこれも浮世離れした内容ばかり。そこが面白いのか?
そして必要なところへの謝罪もなく、一切の解決を見ないまま物語は終わりを告げる。評論家さんたちは好きそうだ(笑)
J:COM
☆☆☆ 元祖まりこ様ムービー。 《正義》を盾にした暴力ほど厄介なモ...
☆☆☆
元祖まりこ様ムービー。
《正義》を盾にした暴力ほど厄介なモノはない。
でも、一般人ならいざ知らず。少なくとも牧場経営の者が、ホースセラピーを蔑ろにしての《正義》をふりかざすのは全く分からなかったなあ〜。
塚地は頑張ってはいるけど。実際に家族に要介護人を抱える人から見たら、今ひとつ的な違和感は拭えないかな〜と。
特に眼の泳ぎ方とかは、、、難しいって言えば難しいので、致し方ないってところでは有りますけど。
一応はまりこ様曰く「私が居なくなったなら…」って事での施設への入居だったみたいですが。
どう見ても、今現在では何をするにしても1人で出来ている感じですので。介護認定は難しそうな気はしましたが、、、
まあ、その辺りは映画なので割り切って観るのが良いとは思います。
何かと事なかれ主義の渡辺いっけいが、自分の子供が招いたとは言え。突然に心変わりしてしまうのも、ちょっと違和感があった。
少しずつ心を開いて行く展開だったならばよく分かるんですけどね。
まあ、その辺りは好みの問題でしょうか。
あら?終わっちゃった。
まだまだこれからってところだったのに。
別にいいっちゃいいですけど、、、
映画としては雑…って言うか、違和感のあるところが多かった感じですかねえ。
但し、未だにチャキチャキしているまりこ様が存分に見れたのは良かったんですけどね。
2021年11月14日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン7
『壊れていても生きていて構いません』なのだ。
どこかの公園が閉鎖になる。のかなぁ?
どこかの老人ホームとか要支援者施設が建設反対される。のかなぁ。
子供達の声がうるさい。
暴力的な奴がいる。
臭い。
汚い。
そう言った理由があるのだと思う。さて、一方でアメリカ軍機がうるさいとかごみ焼却施設は汚い。とかの声はいつの間にかトーンダウンする。
子供の声が春風に乗ってそよぐ。そのくらいの余裕持ちたいものだ。勿論、夜勤の人達もいるからね。一概には判断出来ない。
しかし、ごみ焼却施設の煙を我慢する事と、アメリカ軍機の音に怯える事とは桁が違うと思う。
『壊れていても生きていて構いません』なのだ。
タイトルがいまひとつ
梅切らぬバカ
U-NEXTの配信で
見ました。
塚地さんがうまくて、加賀まりこさんとの親子が素晴らしかった。一度別れてみるというのはアリなんだと。
住民が、施設の前で抗議行動を起こすなど、フィクションぽいところもあったけどいい感じの着地点。
自閉症児の将来についての話で、難しいテーマを程よい加減で映画にしたところがいい。塚地さんのおかげで若干、コミカルでもあり、珠子のような強気の母親もいるかもしれないとおもわせもする。
調布市が協力してるらしいので、その近辺でのロケか。
馬の飼育場と運動場があるすぐそばに、住宅街があるという設定。細かいところはあまり説明されない。
加賀さんもお年だし、塚地さんもいい年齢なので、お二人はベストキャスティングだが、続編は無理のような気がします。
梅についても、馬についても、もう少し掘り下げてもらえるとなお良かった気がします。
目にインパクトのあるタイトルかつ、記憶にも残るタイトルですが、梅の枝は、切るべきではないのか非常に気になります。
まずまず
親子の共依存的な関係が解消されなかったことは少々残念。
渡辺いっけいの家族と交流することで、嫌悪感が和らいでいき、徐々にちゅうさんを理解にするようになる部分は良かった。
障がいの有無にかかわらず交流することで、なんだかんだで一緒に暮らしていけるようになるということがわかる。
裏を返せば交流しなければ一生相互理解が進まないのだとも感じた。
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