劇場公開日 2021年11月12日

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梅切らぬバカのレビュー・感想・評価

全103件中、41~60件目を表示

3.5人は誰しも梅切らぬバカな面がある

2022年1月5日
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鑑賞方法:映画館

自分自身の日常にはない人々の生活を
切り取った良作でした。

描かれてるものは、事実に基づいてるの
だと思います。その面では考えさせられる
ことばかりでした。

「感動ポルノ」と呼ばれる某テレビ局
の番組をもてはやすのではなく、我々はこの作品で描かれる、世間の目の優しさと厳しさが存在する現実をもっと知らなくては、理解しなくてはならないのだろうなと思います。

決して大上段に構えるわけでもなく、
お説教じみた話でもなく、ある事情がある
家族の生活を簡潔に描いた作品。
けど、演者さん達の実力があるからでしょうが、雄弁にかたりかけてきます。問いかけてきます。
(あの事件の件はちょっと無理がありますが)
登場人物それぞれの立場になってかんがえると、頭がごちゃごちゃになってしまうほど、それぞれの正義は決してわがまま正義ではないと思うからです。
きっと、議論を重ねながら少しずつ進んでいくのでしょうね。

梅切らぬバカとは「対象に適切な処置をしないことを戒めることわざ」だそうです。
本編は障がいを持つ人、家族を通して描いていましたが、どんな場合でも当てはまること。僕は家族含め周囲の方々に適切な対応ができてるのかな?なんて考えちゃいました。

根気よく相対し続ける。
めちゃくちゃ大変だけど、それしかないのでしょうね。

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バリカタ

4.0軽い語り口で社会的包摂について考えさせられる

2021年12月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

幸せ

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LS

3.0親がいなくなったら

2021年12月25日
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ウチの子は20歳で、この映画の子と凄く似ています。
予告編を見てこれは絶対見なければと、山梨で公開されるのを心待ちにしておりました。
私より先輩の親を見て、何かヒントを頂けないかというちょっと普通の鑑賞とは違う視点です。
もちろん答えがあるとは思っていません。
しかし近所の方の理解のなさは未だこんな状態なのかと
頭を抱えました。多少大袈裟だと思いますが、まだまだ弱者が生きづらい社会だなと痛感せざるえません。
グループホームの一例が少し垣間見れたのが良かったです。しかしあんな自治会長、まだ居るのかな。

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きんどー

4.0心に残りました。

2021年12月20日
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鑑賞方法:映画館

福地さんや加賀まり子さんなど俳優さんたちの演技に引き込まれました。自閉症というワードはよく聞きますが詳しくは知らなかったので、少しですが理解でき良かったとおもいました。いい映画でした。

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酒飲む野郎

4.5ディティールがあり、友達のいない小学生、ポニー、乗馬場等、地域の要...

2021年12月20日
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鑑賞方法:映画館

ディティールがあり、友達のいない小学生、ポニー、乗馬場等、地域の要素がいろいろ入っていて、うまくできている。リアリティもある。グループホームで仲間に責められてしまうこの特性とか。廃品回収の音声の組み合わせ。実はあるあるだし。加賀まりこの占い師はサイコーだった。

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えみり

3.0自閉症を持つ老母の話

2021年12月19日
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まず、加賀さん素晴らしい。塚地さんお上手です。
その他の障害者役の皆さんちょっと残念です。内容は障害者の家庭ではいつか訪れる可能性の高い話。一般家庭では理解できないかもしれませんね。ただ障害者の家庭が持つ事情など理解頂く上では良いストーリーではないでしょうか。

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yakitori

3.5母と息子の日々の喜び

2021年12月18日
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鑑賞方法:映画館
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ムービー好き

思いを込めてそぎ落とされている

2021年12月17日
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鑑賞方法:映画館

ご都合主義にならないように、過度にドラマチックにならないように、抑制をきかせたストーリー展開で、しみじみいい映画だった。書いたものや、ひょっとしたら撮ったものを、たくさんそぎ落としてこの形になっているんだろうなと想像できて、その丁寧な作り込みに感動する。なんでもない映画も好きだけど、どうしても伝えたいことがある映画もやっぱりいい。

みんなで晩ご飯を食べるシーンすごくよかった。そこを山の頂にするために、廃品回収車のアナウンスが聞こえるあのシーンは、泣かない演出になったんだろうな。NHKの番組で、加賀さんが涙を流したテイクはNGになったと紹介されていた。

その番組で加賀まりこさんがこの映画の宣伝をしていらして「(自閉症を患う人に)手を差し伸べなくてもいいから、微笑んで」と涙を浮かべながらおっしゃっていた。

障害を抱えた人が、周囲の無理解のために、単なる障害の影響以上に生きづらくなっているということ。私たちが知るべきたくさんのことの一つだなと思う。

火曜日にこの映画を観に行って、雨が降って寒い日だったけど、映画が終わって建物を出たら、完全にではないけどほぼ降りやんで、空も格段に明るくなっていて、何か特別な体験をしたような気持ちになった。映画館で観られてよかった。

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デブリ

2.0違和感なく楽しめた

2021年12月15日
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鑑賞方法:映画館

老いた母と自閉症の息子の私生活を描いた人間ドラマ。周囲にも同じような障がい者がいるので違和感なく楽しむ事が出来たが映画としては全体的に中身が薄い印象を受けた。もっと心に残るようなエピソードが欲しかった。
2021-199

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隣組

3.5主演二人の素晴らしさ

2021年12月12日
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鑑賞方法:映画館

正直、設定と物語にいまいち現実味がないかな~、という点が残念でした。職場への通り道にあんなに都合よく乗馬場があるものだろうか、とか、貧しい生活を強調したいのであろうが、一方では緑に囲まれたセンスのいいお庭のある都内の昭和の古民家(ああいう家が好きな人は金出してでも住みたい超魅力的な物件に思える)に、母子二人、しかも母親は占い師、とか、障碍者施設の前で障碍者本人達の目の前で拡声器でヘイトしてる、わかりやすい悪党役の市民団体だとか。現実味のないファンタジーも入ってる正直安っぽい設定に白けた部分もありましたが、それを凌駕するのはやはり主役親子の役者さん達の素晴らしさでしょうか。矍鑠として、凛とした、どこか少年のシルエットさえも思わせる加賀まりこさんと、自閉症を持ちつつも優しい純粋な心を持つ中年の息子をしっかり演じた塚地さん、この二人の並んだ姿はまさにお粗末なファンタジー設定をも吹っ飛ばす現実的な親子の存在感がありました。苦しみを抱えつつも、二人で人生を添い遂げよう、と親子が決意して抱き合うシーンは涙無しには見れませんでした。お二人の役者人生に幸あれ!

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安芸あおい

4.5タイトルの意味を知ると、より胸熱。

2021年12月12日
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上映時間も約80分と短め。だけど、母親の熱い愛や隣人との距離を狭めていく所。
それでいて、障がい者が暮らす「グループホーム」への理解のなさを批判し。
見た人それぞれに、お気に入りだったり記憶に残るシーン。あったんじゃないかな。

塚地さんはインタビューで。
「僕はお笑いの人間だから、障がいのことを茶化してる風に見えないだろうか」。
その心配はありません。自閉症のために、気持ちをうまくつかえられないもどかしさ。
忠さん大丈夫、わかってるよ。そう背中を撫でてあげたくなりました。

加賀さんの「肝っ玉母さん、でもちょっとだいぶん老いてる」のが、最高!。
そしてインタビューでは「忠さんを好きになってほしい」って。
好きになる=相手を理解し、自分のことも知ってもらって始まる関係なんだろうな。

今日は日曜日だったからかな。
ミニシアター8割以上お客さんがいて、時々クスリと笑う場面も(もちホロリも)。
ちょっと嬉しかったなあ。

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ゆき@おうちの中の人

4.0加賀まりこの晩年の代表作になるのではないか。知的障害の息子と彼を50歳近くまで女でひとつで育て上げた母親との波風は起きても愛しい日々。

2021年12月11日
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①答えを出しにくい問題に綺麗事な安易な終わらせ方をするのではない描き方に好感が持てる。②題名は何の事?と思っていたら、開幕早々に加賀まりこの口から説明があって成る程と。良い花や大きい実を成らせる為に余計な枝を剪定するのは当たり前であっても、人間に置き換えた場合マイノリティーであるからと言ってマジョリティーの為に切り捨てていいの、という作品の底にあるテーマと繋がっている。③50年近く障害のある息子を育ててきた苦労(それは大変だっただろう)を見せない明るさ・強さ、それでも決して片意地張っている訳ではない自然さ、は加賀まりこのからっとした存在感あってこそだと思う。④塚地は芝居していると感じる部分は所々あるものの、障害があっても周りで起こっている事、周りの人の言動に無関心な訳ではなく、その時々の状況で涌き上がる(障害のため言葉という形には出来ないけれども)感情を顔の表情だけで理解させる演技力には感心した。

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もーさん

4.0加賀まりこはすごい

2021年12月11日
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この映画を見て、やはり加賀まりこはすごい女優さんだと思った。加賀まりこの演技を見るだけで充分価値がある。

話は日常にありそうなことだったけど、昨今年齢を重ねて、いろんなことを考える年になって、こういう映画をみたいと思った。
こころを大きく揺るがす映画ではなかったが、じわじわといろいろと考えさせるいい映画でした。
なかでも、「お互い様でしょ」って言う言葉と舞台挨拶で話をしていた「手を差し伸べてくれとは言わないけど、そばで微笑んで欲しい」という言葉に感動した。
僕もそういう人間になりたい。

加賀まりこにはまだまだもっとたくさん映画に出て欲しい。

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とね

3.5解決か?先送りか?

2021年12月11日
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笑える

難しい

幸せ

加賀まりこと塚っちゃんを見るだけでも価値がある映画です。

「おたがいさまだろ?」

そんな気持ちがコミュニティに浸透すれば、生きやすい世の中になるんだろうけど、そこまで到達するにはまだまだなんだろうけど。
それでも少しずつ、お隣さんからでも共有できればいいのかな。

ただ、この親子、少しずつ幸せになっているのか?それとも、少しずつ不幸せになっているのか?そんなことを考えてしまった。
少し解決したのか?それとも先送りしたのか?

ちょっと深いかも。

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105

3.5ほのぼのとした愛情を感じたが、まあまあな現実を突きつけられる。 解...

2021年12月5日
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ほのぼのとした愛情を感じたが、まあまあな現実を突きつけられる。
解決出来ない事や先の事を考えると悲観的になりがちだが、折り合いをつけながら一歩一歩日々を生活する、そんなテンポでも幸せな瞬間を味わえるんだな。

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パプリカ

3.5裏切らぬムガ

2021年12月5日
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笑える

単純

幸せ

予告を見て面白そうだったので鑑賞。
加賀まりこと塚地武雅が親子で心温まるストーリーなんて言われたら見ないわけないでしょう。

宣伝通り、心が温まる映画でした。
77分と実写邦画映画にしてはかなり珍しい短尺映画なのにも関わらず、まとめ方が上手くて十分に楽しめました。

自閉症の息子・忠さん(塚地武雅)と共に暮らし占い業を営む珠子(加賀まりこ)は、自分がいなくなった時のことを考え忠さんを知的障害者が共同生活を送るグループホームに入居させることにした。

加賀まりこも塚地武雅も最高。
少しおっちょこちょいだけど優しくて人を惹きつける珠子が超ハマり役。加賀まりこは若々しさがまだどこか残っているような気がする。
塚地武雅は本当に凄いな。芸人が本業だとは思えないほどの演技力。話し方とか仕草とか全くもって違和感がない。そんな2人の噛み合いも面白くて、やっぱり癒された。

短い尺が幸をそうしたのか、とても見やすかった。
構成だとか演出だとかテンポだとかが意識されていて、77分間集中が途切れることなく見れた。登場人物の個性と成長が丁寧に描かれていて、雑さが見られないのがシンプルに凄いなと感じた。

颯太くんが感じることがグッとくる。
子供がわかっていることを大人はわかっていない、わかろうとしない。自分勝手に自分の正しさを押し付け、自分が良ければそれでいい。グループホームで珠子さんが言ったことを何も聞いてなかったのか?と思う発言をした馬小屋の女性には驚いた。でも、世の中の大人ってこんな人ばかり。ひとつがダメなら全てダメですか?

ただ、映画としては欠陥あり。
尺の短さはいいとして、わざわざ映画館で見るような作品ではないなと。何も起こらずボリュームも無いし、テレビドラマでしか無かった。それで終わり?ってとこで終わるし、なんだか不完全燃焼。いいテーマだからもっと上手くできたと思うんだけどなぁ。

とまぁ、気になるところはあったけどなかなか面白い映画でした。やっぱり、家族の映画って心温まっていいですね。珠子さんの温かさと忠さんの心優しさに大満足!

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サプライズ

5.0佳い映画です

2021年12月1日
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Kyoiji Shimao

3.0自立と地域共生の難しさ

2021年11月30日
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自閉症の人が自立し地域で生活していくことはとても困難で、家族や支援する人や近隣住民の協力や支えが必要だ。しかも母と同居し、50歳になろうとしている人の自立支援は深刻とも言える。
でも、加賀まりこ演じる母と、塚地武雅演じる忠さんの関係性と2人の演技がそれをほのぼのとした人間ドラマに変えてしまった。特に塚地武雅の演技は堂々としたもの。山下清を演じたこともあるので安心して観ていられた。俳優としての凄みが増してきてるな。
話の方は正直、大した事件は起きないし、根本的なものは何も解決していないし、大きな感動が待ち受けているわけではない。意外とリアルな話だなと感じた。
グループホームの近隣住民が反対する理由もわからないではないし、そこを反対されてしまうと地域で暮らすことができないというホーム側・利用者側の意見もわかる。これは発達障害だけでの問題ではない。障害者が地域で暮らすこと、そして障害者が大人になって自立していくことの難しさが表現されていた。ほのぼのとした雰囲気の映画だがテーマは深い。
ただ、何も変わっていないわけではない。2人の行動や発言が確実に周りを変えていったことがわかる。いや、映画だからそうなったとも言える。でも実際、そんな地域もあるんじゃないかという気がしてきた。少なくとも映画を観た人は近所にグループホームができても反対しないんじゃないか。反対しないでほしい。

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kenshuchu

4.0問題が解決しないところはあるが

2021年11月30日
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鑑賞方法:映画館

路地の突き当たりの新居に越してきた家族の目線でほぼ描かれている。塚地氏やグループホームの方々の言動にそうそうあるよね、と思った。
反対運動は、利用者が出ていくことでしか収まらなかったことは、残念だがそんなこともあるだろう。高い壁を作ることや光が漏れないよう窓を小さくすることを要求されたりすることはある。時間が解決することもあるだろう。それが現実だ。

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亮

4.0桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿

2021年11月30日
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泣ける

笑える

楽しい

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野川新栄