機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのレビュー・感想・評価
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自分の中でも賛否両論
TVシリーズを見直し、その感覚で映画参戦すると、なんか違う…という感覚が残る。
あー…こうゆう結論なのか。は、想定内のオチな気もした。
ただ、劇場版にした盛り上がりの期待度は無かった。
声優交代、キャラに違和感はないけども感覚として前の熱量のまま自分はそこにいたかったから、残念感は否めない。
音楽も浅倉大介さんのほうがSEEDっぽくて感情揺さぶられるし、ラクスの歌やミーヤの歌
を劇場版でぜひ聴きたかった。という物足りなさが残った。
とはいえ、ざっくり、おもしろかった。
なんだろう
アスランの扱い。こんなネタキャラでしたっけ?
ズゴックさんかバリ強で流石シャア専用だと思ったら、まさかのジャスティス
ツッコミどころ満載の2時間でした。
女性キャラズの無駄にむちむちした口元がそれぞれのキャラの魅力を重力の井戸の底に落としていたり、アスランの妄想だったり、謎の海岸裸体エンドであったり、映画を観ている事自体が恥のような気にさせてくださいました。暗い中、ひっそりと姿を消したくなりましたから。戦闘シーンやエンディングの曲は良かったのに、ね。
なんやかや言いましたが、こんな同人誌的な作品もあってあっていいのではないでしょうか。ぜひともご自身の目で確かめてください。あ、もちろんSEED観たことない人には一切勧めませんけど。
小ネタだけは楽しめる映画
既存キャラの救済としては文句なしの出来ではあるが、それ以上でも以下でもない
18年間本当はあーだこーだと二次創作や界隈で描写・議論されていた考察をそのまま当てはめて、どう?これで文句ないでしょ?という作り
メインであるキラ・アスラン・シンに対して強い思い入れがあり心に温めてきたものがある人々にとってはそれで良いのかもしれない
しかしSEEDシリーズの魅力の一つであった含蓄のある敵役やそもそも根幹のテーマである遺伝子による対立・技術による人の業といった重く暗い、しかし厚みがあり世界の広がりを感じさせる部分に関してはかなり矮小化されてしまった感がある
ブラックナイツに関しては尺不足やそもそもそういう設定というのもあるのだろうが、本当にただ顔と能力だけが恵まれた陰険なマザコンにしか思えなかった
例えばSEED前半のイザークやディアッカと後半のブーステッドマンダメな部分だけを寄せ集めたような存在
コミカルな面もなくはないが、正直アホの子でしかない
そういう設定ではあるんだろうが、これではね…
ブラックナイツだけがそうならまだ良い
だが肝心のオルフェも生まれによる悲劇性を感じられなくもないが、ラウやレイ、デュランダル、或いはアズラエルや砂漠でのバルトフェルドのような見識や深みがまったくないので魅力が全くない
こんなイケメンのダメ男出せば腐女子は喜ぶんでしょ?て思惑さえ感じる
更にそれを操るアウラは全く優秀さを感じない、見た目も相まって幼稚なヘイトしか感じない短絡さで、なんでこんなやつに更に優秀なオルフェやブラックナイツが付き従っているのが全く理解できない
もう少し、ロード・ジブリールでさえ少しは魅力のあったものだが…
深みのない敵が故にSEEDやDESTINYで感じられた作品世界そのものの業の深さを感じられず、それをド派手な核やレクイエムぶっ放しでどうにかカバーしようとしたんだろうが…
結局はキラ・ラクス・オルフェの三角関係によるド派手な痴話喧嘩以上のものを感じられなかった
劇場版ということで逆襲のシャアのように世界の命運をかけたと見せつつ一人の女を巡る男同士の葛藤を描きたかったのだろうが、曲がりなりにも信念がありアムロさえ絡まなければ基本的には大人に振る舞い決して敵を侮らず、TVシリーズでの経験や絶望を踏まえた上で魅力ある敵・ライバルとなったシャアとは異なりすべてが正反対のオルフェでは観ていてキツイものを感じる
また、優れた自分が世界を統べるべきというのはダブルオーのボスであるリボンズ・アルマークの要素も感じるが、これもリボンズ自身、主人公が最初に神と崇めたOガンダムの搭乗者であり格上であったこと、随所に描写された優秀さやそれ故のままならぬ絶望やその果ての選民思想という積み上げがあった上で刹那との魅力あるベストバウトとなったのに対してやはりそういう描写が薄いオルフェでは下位互換にしか感じられない
ラクスと同乗して最終決戦に向かうキラも、これはGガンダムのドモンとレインを想起させるが、ドモンとレインは丁寧にTVシリーズでお互いのすれ違いや相克を経てお互いの愛を確かめあった過程を丁寧に描いたゆえに燃える最終決戦となったのであって、TVシリーズではラクスの受け売りで一切関係に波風立つこともなかったキラで同じようなことをやっても予定調和にしか感じられない
同じことをやるなら若干BL臭くはなるがDESTINYで散々最後の最後までぶつかり合わせたアスランとシンで共闘させたほうが盛り上がっただろう
色んなガンダムシリーズのオマージュを詰め込んでも元が空っぽのために何をやっても劣化したシーンでしかない
オタク向けに「ああこれはあのシリーズのあの要素だな〜」って探させてそれで満足させるだけ
SEEDだけでなく平成ガンダムを意識した演出も多分に含まれ、初代、Z、ZZも彷彿させるシーンもありそれは確かに楽しめるものではあるがやはり根幹の部分のやせ細りはどうしても拭えずなんとか賑やかしに装飾しただけ
映画とは言うものの宝探しさせられている気分でありストーリを咀嚼する上でここまで詰め込まれるとノイズに感じた
シリーズ、特にメイン三人を慕ってきたファンへのご褒美作品ではあるし、最高潮となり迷いのなくなった彼らを観ることができたのは幸せなことである
DESTINYの最後でキラがデュランダルを撃たなかったシーンは脚本家に対してキラをとにかく綺麗に書きたいだけだと不満の声も多かったがそれを逆手にとって、撃てなかったことでキラが覚悟を決めきることができず迷わせ続ける呪いとなった場面として解釈して物語を広げようとしたことも個人的にはとても素晴らしく感じた
キラのダメな部分も描かれており、人間性を復活させたのはDESTINYでの仙人というか正論厨みたいだったキラに対する不満の溜飲を否応なく下げさせるものではある
とはいえそれ以上にファウンデーションの連中はダメで無能な部分ばかり目立つ描かれ方である
敵をひたすら落とすのは三流作品のやり方である
まあデスティニープランの負の側面を描く上で仕方がないとは言えもっと描きようがあったのではないだろうか
一つ一つの要素は楽しめる場面も多いものの、一本の映画としては退屈で破綻仕掛けている駄作に感じた
FREEDOMってそういう…
SEED世代の友達と見に行きました
前半中盤は弩の付くシリアス(大量破壊兵器で多くの民間人が犠牲、コンパス陣営も何人も戦死)なのに
後半はまさかのギャグ…
正直、自分の中で感情が混乱しました
ギャグ映画で見れば前半中盤が笑えないし
真面目に見れば後半で恥ずかしくなってきます
なんですかカガリの裸で突破って…
シン!!1111
ちゃんと考えて戦え!!!1111
このノープラン野郎!!!11111
でも、タイトルにFREEDOMの文字…
そうです、FREEDOMだったんです
登場人物が大阪のおばちゃん並みにケバケバしいのもFREEDOM
等身がおかしい(特に黒い三連星みたいなやつら)のもFREEDOM
そして20年越しにおまえら死ぬのか…ってなるのもFREEDOM
どうしてまんまなドラグナーのキャバリアーを出してるのかもFREEDOM
やたら早口なクルーが居るのもFREEDOM
唐突なシャアBGMとシャアムーブするズゴックなのもFREEDOM
いきなりシンが分身がどうのこうの言い始めるのもFREEDOM
バイクのヘルメットのデザインがアレなのもFREEDOM
しつこいくらいに下に字幕だ出るのもFREEDOM
味方陣営がやられる時は一瞬の割になんか持ちこたえる時はしぶとすぎるのもFREEDOM
ジャスティスだから勝てないのもFREEDOM
レクイエムを跳ね返すアカツキもFREEDOM
見てる最中『勢いすげぇな…』って思うのもFREEDOM
見てる最中『なんかノリがまるでグリッドマンユニバースだぁ…』って思うのもFREEDOM
戦闘シーンが早すぎ&似た構図多くてよくわからないって感じるのもFREEDOM
ズゴックの中にジャスティスを隠すのもFREEDOM
わざわざ大気圏突破してビーチで裸ENDなのもFREEDOM
そう、全部FREEDOMなんでいいんです!
でもやっぱり感情の置き所が分からないから☆2!
だけどイザークのママがちょっと良かったから☆3!
だけど一緒に見に行った友達(面白かった派)と帰りの車内で微妙な雰囲気になったのでやっぱ☆2.5!
ただ、SEED時代の時おりラクス様の目が怖くなる意味がわかったのでそこは良いと思いました😊
キャストには感謝。ただ内容は…
うーん…
なんかなぁ〜って感じ。
20年かけたし、ワチャワチャ感と全員集合感は良かったけどそればかり過ぎたかな…
何かキラとラスクの愛があれば何とかなる感が…
SEEDって愛がテーマな感じだから分かるけど、軽すぎたかな…
敵もアホだし…
ただ、TM×TMを実現する架け橋になったのと、全員のキャスト陣が出てくれたのが泣いた。
あと、BASARA好きとしては保志さんからの子安さんの冒頭の声が良かったw
最近のガンダムでは今の所ハサウェイは超えないかなと個人的に思う。
でも、戦艦の着水シーンは映像の進化と壮大さで感動した〜w
今回は20年越しだしハサウェイを抜きそうだね。
まぁ、ストーリーとか迫力とかは総合的にはハサウェイの方が上だから次作でSEEDを越せるでしょう。
おもしろかったはおもしろかった‥
そこまで絶賛されるほどか‥?
ギャグ強めのお祭り感はおもしろかった
ただ恋愛要素が‥キモすぎる‥
SEED前半のキラなら理解できるけど、DESTINYで達観した後のキラが
恋愛でクヨクヨする様はほんとにキャラ崩壊すぎて気持ち悪かった、誰だよアレ‥
正直おもしろいとは言えるけど、わざわざ映画館で観るほどではないかな‥
1番良かった点はズゴック登場シーン!あそこが1番興奮した!!w
後ラクスのパイロットスーツ!
他の女性パイロットふつーなのに、あの機体が特別だから?
エロすぎて薄い本が20年ぶりに捗りそう!
長文ですが、読んでいただけると幸いです.
公開初日の朝イチでこの映画を観ました.
観終わってから今までずっと心がモヤモヤしています.
今後もこのモヤモヤは晴れることは無いでしょう.
幼少期からガンダムseedシリーズに触れてきて、人一倍このシリーズに思い入れがあります.
本当に好きなシリーズなんです.
以下に良かった点・悪かった点を今思い出せるだけまとめます.
良かった点
・序盤から終盤の前までのシリアスなストーリー
・ナタルやニコルなどの故人のことに触れてくれた
・キラの葛藤
・キラとアスランの殴り合い
・シンの子供っぽくて、頑張ろうとする姿
・デュエル、バスターの登場
・マリューさんの活躍
悪かった点
・終盤のギャグ要素の多さ
・ステラの異形化
・アスランの煩悩
・マイティストライクフリーダムの武装
・愛を叫ぶだけ
この映画に対して、良かった点がすごく多いため、私の中で無かったことにはしたくありません.
ですが、それでも悪かった点がガンダムseedシリーズを陳腐なものにしていると思います.
特に終盤の戦闘はかっこよさを出す部分なのに、ギャグ要素が多めでどんな気持ちで観て良いのか分からなくなります.
私の顔はマスクの下で引きつってしまいました.
私はギャグ自体嫌いではないのですが、あまりにもギャグ要素を出すタイミングがおかしい.
新型のストフリもせめてグングニールとかであれよ、何だよ雷って、ふざけてんのかと思いました.
気分を害する方がいらっしゃると思うので、本当はこんなこと言いたくないのですが、
手放しでこの映画を良かったと言っている人は正気なのか.
お前が欲しかったのは、本当にそんな世界か.
SNSなどでいろいろ調べても高い評価をする人が多くて、私の考え方や見方が悪かったのか、そもそも僕が観て感じたガンダムseedシリーズは間違いだったのかと思ってしまいます.
これだけ、文句を言ってもこの映画を好きになりたい私がいるんです.
だから、私のモヤモヤは晴れません.
どうしたらいいのでしょうか.
もうただ苦しい.
追記 2024年1月28日
共感していただいた方やコメントしていただいた方ありがとうございます.
様々なレビュー、意見より、私なりにこの映画に対する思いの答えが出たので、追記いたします.
私の中のガンダムseedシリーズはdestinyで完結.
freedomは後日談、おまけの話という風に思うことにしました.
今も評価としては☆2.5で変わりません.
上記のこの映画の悪かった点についてはやはりseedシリーズを陳腐にしていると思います.
しかし、もう一度見に行きたいと思うようにはなりました.
もう一度キラやその仲間たちに会いたいのです.
どれだけ酷くても、動いてる彼らや彼らの声を聞きたい.
だからこそ今作は特典ドラマCD「OMAKE quarters」よりもファンサービスなおまけの話だと思うようにしました.
そう考えれば、seedキャラたちのギャグおバカ映画としてはいい映画だと思います笑
できれば、今後真面目なseedシリーズの続編を作ってください.
私の拙い文章を読んでいただいて、本当にありがとうございました.
結局強いものが生き残ると言いたいだけの思考の単純さは清々しくも愚かである
主人公とヒロインが愛の力で敵の軍隊をやっつける勧善懲悪ならぬ勧愛懲悪ストーリー。ブルーコスモスやファウンデーションなどの過激な思想の軍事組織をガンダムが愛のパワーで蹴散らす。作中から感じ取られる「愛が勝つ」というメッセージは単純でわかりやすい。しかし愛とはそもそもどういうものなのであろうか。作中では主人公キラとラクスがイチャイチャしながらガンダムに乗り謎の光線を撃ち勝手に敵が消えてくれるのが愛である。愛し合う二人には他人の苦しみなどは関係ない。究極の自己中心的思想が愛であると私は思った。人対人の勝負事や宗教などの迷いのない単純さは確かに他よりも生存力的に一時的に強いですが長い年月で見た場合は弱い者の多様性が勝つのが真理であり定説である。弱者がいかに知恵を使い生存するかということにクローズアップした過去のガンダム作品のほうが私には合っている。(たとえば初代ガンダムのニュータイプという超能力設定は素人の子供が軍人の大人に勝つのではなくて戦争を生き残るため製作者が与えた知恵だった。敵に「勝つ」のではなく「生き残る」ことに主眼が置かれている。)
追記:
「勝つ」ということをもてはやす最近の日本は単純で愚かだと思った。勝って相手を打ち負かして後の事は考えないからだ。終戦後大復興を成し遂げた日本人が偉かったのは「勝つ」のではなく「生き残る」に意識が変化したからだと思う。1979年~1982年のアニメ作品「機動戦士ガンダム」には「生き残る」ことに注力し戦後復興を成し遂げた偉大な戦後の日本人のまさに黄金の意識が感じ取れる。それに比べこの2025年の「戦士ガンダムSEED FREEDOM」の「勝つ」ことにこだわる単純さへの変わりようには日本人の意識が変化してしまったと私には感じられる。現在の日本はかつての繁栄を取り返そうとして勝とうとしているが戦後日本が「生き残る」ことに注力したことを忘れている。
この作品のラストは現実的にして敵も味方も生き残るラストがよかった。
何を見せられているのだろうか…
20年ぶりの劇場版で良くわからん昼ドラを見させられたという感想になるとは思わんかった。
戦闘シーンで言えば、アスランとシンの戦闘シーンはわりと良かった…が…。
キラはマイティーストライクフリーダム乗るまでは終始不調なうえ、マイティーストライクフリーダムの戦闘シーンは控えめに言ってもカス。
チート範囲攻撃とチートバリアという機体性能でゴリ押ししてるだけなのでマジでつまらんかった。
敵キャラに魅力がなかったのもかなり痛い…。
この作品でやりたかったことは、TVシリーズで出来なかったラクスというキャラの掘り下げ(それでもアコードとかいう後付けはいらんかった)と、脚本のせいで割りくってたキャラ(シンとアスラン)に見せ場作ることなのかな?だとすればそれは成功してたかもしれん。
作品全体の出来としては微妙だが。
Seed シリーズの悪いところが出過ぎた作品。
細かいことを気にしなければ普通に面白いが、それにも限度があろう
さて、ガンダムSEEDと言えば所謂「アナザーガンダム」の中でも五本の指に入る人気を誇るシリーズだ。その人気については否定のしようがないことを、まずは書いておきたい。
それを踏まえて……本作は「細かいことを気にしなければ、まあ面白い」を地で行った初代SEEDを更に荒唐無稽に、「細かいことはいいんだよ!」というノリでもって作り上げた怪作だったと感じた。
とにかくモビルスーツを派手に動かす。
とにかく物語に起伏を持たせる。
何だよく分からないが盛り上がり、主人公側の完全勝利で終わる。
そういった点に力を入れて、他はどうでもいいという割り切った作りになっている。
翻って、細かい設定や登場人物の心の動きの描き方が「雑」だ。
「心を読む」どころかキラの視界ジャックまでも実現する敵の超能力。これに対して、キラ達はどう対策し戦うのか? という点に注目したが、結果は脱力。
アスランはやらしい妄想をしつつリモート操縦で他人に戦わせ(あの距離でラグ無く操作できる超技術は何?)、シンは「何も考えてない」というあまりに酷い扱い。
他のキャラについては対策について言及すらなく、視界を操られたキラに至っては何の対策もなく、また敵も何故かキラへの精神攻撃らしきものを使わなかった。
敵方の行動原理も不明で、コーディネータや彼ら「特別な人間」による世界を実現すると言いながらもその具体的ビジョンは見えず、彼らの戦略は穴だらけでとても「短期間で国家を繁栄させた優秀な組織」には見えない。
感情の赴くままに好き勝手やっているだけであり、追い詰められたらすぐに雑魚っぽい台詞を吐いて、無能な部分をさらけ出し自滅するだけだった。
「そんな古い機体で~」のような台詞があり、たかだか数年でモビルスーツの性能が圧倒的に向上する設定であることが明示されているのに、シンやムウ、アスラン、ルナマリアが駆るのは(多少の改修はしているだろうが)旧世代マシンだ。しかし、それでも結局敵を圧倒している。
逆に主人公たるキラは謎の弱体化を見せ、最後は「平和維持目的に必要なのか?」と思わせる大量破壊兵器搭載のモビルスーツで相手を惨殺し、勝利。
殺さずの誓いはどこへやら。
アスランのズゴック外装に至っては「何の意味が……?」となった。
地上では偽装として有効だったのだろうが、ずっとあの姿でいる意味はない。
というか、あの形状の中に「中身」が収まっていたはずはないのだが……。コズミックイラ驚異のテクノロジーの産物だろうか。
近年のガンダムでは、本筋には絡まないものの、文化や産業、統治機構がどのようになっているのかという、その世界の設定部分をきちんと組み立てているものが多い。
本来はSEEDもシリーズもきちんとした設定が横たわる世界だったのだが……テレビシリーズの時点でそういった設定と矛盾する描写が多く、本作においてはそのテレビシリーズで更新された設定からも乖離してしまっている。
特に、スーパーコーディネーターとしてのキラの設定が上書きされてしまったのは、なんとも脚本の都合にしか感じない。
為政者たちの言はテロリストの親玉レベルの詭弁が多く、また国家の産業や統治体制などが見えてこず、物語の添え物でしかない点も残念だった。
堅牢な世界設定を基に最後は他の知的生命体との和解までを描いた00。
大人達に利用され滅びゆく少年達の悲劇を描いた鉄血。
冷徹なSF世界を構築しつつも、人間ドラマに徹した水星の魔女。
それら近年のガンダム作品の良さを知っていると、どうしても本作を手放しで絶賛することは出来なかった。
適切な例えかどうかは不明だが、80年代のジャンプ漫画を大人になってから読み返した時に生じた違和感のようなしっくりしない感触が、最後まで残ってしまった。
粗すぎるという印象
SEEDと言えば痴話喧嘩。
痴話喧嘩と言えばSEED。
高校生の頃にテレビシリーズが放映されていたが、年齢的に魔法にはかからなかった世代である。
無印よりも運命の脚本のひどさがよくやり玉に挙げられるが、無印で32話まで延々と痴話喧嘩された時点で唖然としていた。なんとなくかっこいいシーンやセリフが入るだけで、各キャラクターの思考言動は矛盾だらけで意味不明。全くいい印象のないガンダムだった。(良心たるニコルが死んだのは、場当たり的な感動友情エピで不義を働いたアスランのせいだ…)
少女漫画の方向性自体を否定するわけではないが、少女漫画に「なんとなくガンダムと戦争(圧倒的な武力と市民を巻き込む命のやりとり)を付け足す」と、組み合わせとして「最悪」になるというのが私の印象だ。
人を殺めるための兵器が、軍隊が、戦況が、出てくるキャラ出てくるキャラすべて小学校低学年相当の「感情」で動かされては、グロテスクに過ぎると思う。作品世界内でも判断力が水準未満とされる困った子供たちに、作中の大人たちが核ミサイル級のスイッチを配ってはいけない。もし手に渡ってしまったら、せめて作中で成長していかなければならない。SEEDにはそのリアリティラインが無いことをお約束としている。0年代前半、まさに主人公とヒロインの感情が世界を左右するセカイ系のガンダムなのだ。
本劇場版は、完成間近にして出したくなかった作品だろうなという印象を受ける。
それが、まさかここまで「一応アリ」と言われるとは奇跡が起きた、という所だろう。
そう考える根拠としては
・キャラデザが粗い
・作画や演出がひどく弱い箇所が多い
・ストーリーは生成AIレベルの、あってないようなもの
という、かなり「やってはみたが、なし崩し出すはめになりそう…」という、刑の執行を待つ囚人の気分が伺える内容に満ちているからだ。
ストーリーはSEEDのシリーズだから期待していないにしても、令和の劇場アニメとしては見せてはいけないぶちゃいく顔アップのシーンが多かったり、ゲームのカットインのような画面構成乱発というのは制作の苦しさが伺える。全体品質の印象としては、ガンダムNTのレベルに近い。
恐らく、地上波時に十代前半だった少年少女たちだけが、魔法がかかったままこの劇場版を楽しめているのではないか…と思う。自分にはリファインされたとかブラッシュアップされたという印象はなく、厳しいままだった。
ストーリーは褒め言葉として言いたいが、とにかくひどい。
SEEDと言えば痴話喧嘩だ!という因数分解と開き直りは、むしろいい。徹頭徹尾、小学校低学年が考えるような痴話喧嘩とえっちでやり通している。戦争の話なのに、軍人たちのプロ意識はセーラームーンよりもずっと低くメロドラマに満ちている。「これがSEEDなんだよ!」とちゃんと軸がブレないのはすごい。
ただどうしても褒められないのは、敵キャラがただのやられキャラで魅力がないのはさておいても、「心が読める敵キャラたち」「遠隔洗脳による転換点作り」である。ふんっといきなり出てきた超超コーディネーターたるアコードたちが念じると、痴話喧嘩で隙ができたラクスとキラが容易に洗脳できる。そんな痴話喧嘩の流れ弾で核ミサイルが起動してしまい、多すぎる無辜の民が焼死していくのは、前述の通り組み合わせとしてグロテスクに過ぎる。洗脳が解けたキラも、その点は全然気にしていない。
そして痴話喧嘩抜きにしても粗さを感じるのは、結局ラクスもキラも死んだ目の種割れパワーでラスボスを倒してしまった所だ。その描写では結局、ラスボスや故デュランダル議長が言った運命プラン(デザインチャイルド)の、天稟の力だ。敵の運命プランを否定しながら結局は運命プランの超コーディネーター先天性力のゴリ押しで勝ってしまっているのだから、否定しているようで肯定しており、まったくまとまっていない。せめて本作では死んだ目から光のある目に変えて「デザインされた運命の力を超えて、二人の自由意志(二人が唱える運命を超えた愛)の力で、運命プランの頂点であるアコードを超えた」と演出するべきだっただろう。ダブル死んだ目で言葉の上だけいいことを言われても、絵としても弱いし解釈としても説得力がない。最後の最後の語り口上で目に光を入れて勝つだけでいいのに、なぜそうしなかったのか。
また、作中で正義のパワーと変換される愛の解釈も浅く、結局作中で語られる愛が「異性の性愛的なパートナーがいること」に限定した描写なのもなんだか残念。ラスボスの「なぜ愛されない!」に対するラクスの返答は「今ではない未来に、あなたを見てくれる人がいる(いつか君にも彼女できるよ)」であり、正義の自陣営の描写も彼氏彼女がチュッチュしているだけで、「彼氏や彼女がいない人間は愛されていない、愛を知らない」という、時代感を感じるかなり古くて浅い恋愛観だと感じた。大量殺戮を行ったラスボスは、DVしていた女に実は愛されていたことを理解して死の救済を迎えたが…正直気持ち悪い。キラやラクスとしても、聞き分けが悪いから説得せずに殺し、偶然それが死の救済になったようでラッキーというだけである。
なんとなく、ストーリーの大筋は妄想力豊富な小学生女子が書き、各場面の詳細は元気な小学生男子が書いたようなバランスを感じる。全体を痴話喧嘩やえっちな駆け引きが覆い、所々の場面はヤケクソじみて元気いっぱいにおバカだ。
元気いっぱいな男子だなと感じたところ
・君たちが弱いから!
・使えないやつだな(嘲笑)
・心を読まれる対抗策が、恋人との情交シーンを思い出して読ませるカウンター
・本当に使えないやつだな(うんざり)
・こいつの心の闇は深すぎる~!
・分身ってのはこうやるんだよ!!!
・ラスボスは反省させずに説教した上で殺す
・ヌーディストでFREEDOMオチ
自分としては見続けるに堪えない☆1だったが、アスランズゴックの絵面と、先祖返りしたキラ(0年代なよなよセカイ系主人公)に対してちゃんとした大人の言葉でぶん殴りまくったアスランが良かったので☆2。だからこそ、その後のアスランの変態や性悪な雰囲気は抑えてほしかった。
賞賛の声に、思い出補正の凄さを感じる。
シリーズのファンだったが本作に辟易したという人がもしいたら、きっと作品が変わったからではなくて鑑賞者の内面が変わったからだろう。わりと「ちゃんとそのままの出来だった」印象だ。SEEDらしく完結。
スーパーコーディネイターとは...?
一度しか見ていないので間違ってる部分あると思います。ご了承ください。
★良かったところ
①戦闘がぬるぬる
②笑えたりわくわく出来たところ
③シンが主人公みたいな活躍をしていたところ
☆悪かったところ
④インフレがやばいところ
⑤作中での年数が思ったより経っていない点
⑥スーパーコーディネイターが被弾しまくりで新機体を推すためのかませ犬にされていたところ
⑦デスティニープランに反対する理由がふわふわしていた点
①戦闘がぬるぬるでかっこいい!
シンがデスティニーに乗って光の翼で大暴れするシーンがとても良かった。
②ゾノ?ズゴック?に仏頂面アスランが乗ってるだけで楽しい。しかもジャスティスにしばらく乗せてもらえなかったり笑。
真面目なアスランがエロいこと想像して敵の思考に意表を突いたところとかが笑いました。
あとはシンが戦闘中なにもかんがえていないところとか笑笑
③シンが敵エース部隊相手に無双!
超かっこいい!デスティニーでの扱いのお詫び感はありましたが、とても好きなシーンでした。
ここからは嫌だった点など
④インフレやばい。
インフレやばくないですか?ただのフリーダムだったのかストライクフリーダムだったのかわかっていませんが、全作でほぼ被弾していなかったフリーダムが一年ちょっと後に出た機体にぼろぼろにされていたシーンがかなりの違和感でした。前作から一年ちょっとしか経っていない設定はコメントなどを見て知りましたが。
そしてそのインフレした機体をも寄せ付けないライジングフリーダム。ストフリ登場からたぶん2年も経っていないはずなのにあの性能は...なんかスーパーコーディネイターとフリーダムをかませ犬にさせた感がえぐいです。
⑤は④で書いた通りで1-2年でのインフレがとんでもないなと。あとは身長のインフレ笑
全作で170センチの設定のキラがシンたちと並んでる時にすごく背が高く見えるシーンがありました。作画もそうですが、設定も統一感出せていなかったのでは、と。
⑥も④でほとんど書いてしまいましたが、前作の戦争を終結に導いた圧倒的なスーパーコーディネイターがパッと出てきたキャラに次から次へ被弾していたシーンが納得できませんでした。せめてそれはシンやアスランからならまだ納得出来るのですが。一度は新キャラ達と対峙し、それでも堕とせないから例の超能力を使ってシンやアスランから撃墜される展開であれば納得出来ました。
⑦デスティニープランを完全に否定できる理由が薄いと思いました。
ここを明確に提示出来なかった点がこの映画の年数かけた割に何しているんだろう感。
個人が未来を選択出来る世界!自由!愛!新機体で無双!
そうではなく、デスティニープランはディストピアだし、デスティニープランが腐敗してしまった時に打開案が難しい等を挙げるべきだったと思います。
頭のキレるハズのスーパコーディネイターがうじうじとふわふわした反論しか出来ていなかったところが、あー、seedの悪いところでているなあ...と思いました。
主人公たちは前作でデスティニープランを否定し、世界平和への代替案をスーパーコーディネーター率いる自分たちが戦いに身を投じることで秩序を守ろうとしましたが、レクイエム修理放置はやばすぎる失態だと思いました。
蛇足の蛇足
SEEDは高校生の時に観たことがあり、初めて観たカンダムシリーズということもあって好きな作品であった。
種死は最初はワクワクして観たが、ストーリーの破綻とキャラの言動のブレ、キララクス教と正直無い方がマシの蛇足であった。
今回はアマプラのTOPで出ていて無料で観れるならと視聴
なるほどとファウンデーション王国なる新興国家がコーディネイターを超えた新人類「アコード」が7人居るだけで、よく分からんコスモ貴族主義をパクった次世代のMSを開発しました。
戦艦の数を揃えて、こっそりレクイエムを宇宙に建造しましたと逆らうなら皆殺しですと。
それをキララクス教に率いられた主人公組がたった数隻の戦艦とMSでボコボコにする。
どうみてもクソシナリオです。
よくいう正義の反対は別の正義だとかではなく、ただのキチ〇イ集団と反戦テロリストが戦うだけ
初代SEEDの葛藤とかは何処に行ったのでしょうか。
仁王立ちラクスシールドとかギャクでしかない。
MSの設定も初代SEEDはSF考証を頑張っていましたが、種死から崩壊、蛇足の蛇足はもはやギャクです。
お祭り
一言で言うなら「お祭り」作品でした。面白くもあり良かった点も多いですが、散々待たされたファンにとってはよかったのか?
映画館でみた時、はじめは満足したような感じでしたが、根本的にアコードの設定やアウラの企みや、ラクスの母親に関しては深堀もせず、よくわからない雑な部分が多かったです。
キャラクターの性格の変貌ぷりに驚きました。特にラクスに関しては、前作までは教祖ラクス、その使者キラみたいなやばめの宗教みたいなのから一変していて、本当に同一人物なのかと驚きました。
一番気になったのは、アスランの扱い。玩具にしないで欲しかったです。たいして役にたっていないカガリがキャラクターランキングトップなのも、意味不明。戦闘と作画は良かったです。続編はもういりませんね。
全てが中途半端
映像は綺麗なので、現場で実際に手を動かして作業してる方々はおそらく優秀なのでしょう。
しかしストーリー等が「20年たってこんなレベル??」と疑いたくなる陳腐さ。制作首脳陣の思考は平成で止まってるんでしょうか。
敵側がポッと出てきた割に大して掘り下げられず、何者なのか良く分からないまま核ミサイル発射したりレクイエム使ったり悪行の限りを尽くし「倒さねばならぬ敵」という印象を一方的に見る側に押し付け、結局何がしたかったのか良く分からんまま倒されて終了。
味方側の新キャラも「あんた誰?」って印象しか残らない。
※クェスみたいな女いたけど生理的に無理でした(;^_^A
序盤にラクスの「キラを自由にしてあげなければ」みたいな独白があったので、ラストはキラがフリーダムから降りてようやく戦争から離れられると思ってましたがそんなことも無さげ。。
雑すぎる。
※見た後、パンフに補足説明有るかと思い買いましたがありませんでした
その一方で、DESTINY時の「自己満足パロディ」がかなりエスカレートしておりドン引き。笑う気にもなりません。他にもミニスカキャラをローアングルから映したり完全に制作首脳陣の自己満足作品ですね。
あと敵もテレパシーで連携しますがなんだかダブルオーで見たことある光景。。わざと?これも自己満足パロディの一種なのでしょうか。。
新型MSもモノアイタイプばっかりで「新型ガンダム」はたった二機。しかも噛ませ役で序盤に破壊され、後半はDESTINY時代の使いまわし。手抜きとしか思えない。「〇〇ガンダムspec2」とかどこ変わったのか分からんわ。
(バンダイからガンプラの仕様についていろいろ言われてたのかな)
あとアスランの某機体にはあきれ返りました。バカにしてんのか?
※コイツのせいで「アスラン・ザラ、ジャスティス!でる!」が聞けません
最終決戦も「敵がチート使うからこっちもチート使う」的なゲーム感覚の展開で全然面白くない。キラ&アスラン&シンの連携が見れると思ってましたがほぼ別行動
ラストも新型バックパック装着してチートとかダブルオーライザーやんけ。なぜそんな程度の発想しかできなかったのか。見た目も取ってつけたような日本刀装備してその辺のホビーショップのガンプラコンテストにありそうなレベル。せめてVPS装甲なんだから全身の色変えるとかできたでしょ。。
終盤は「早く終わんないかな」と時計ばかり見てました。。
【総評】
制作首脳陣の自己満足映画。
シナリオも薄っぺらく、パロディも味付け程度なら楽しめますが度を過ぎていて、例えるとパクチー山盛り状態で完全にスベリ倒しており今更なぜこんなレベルで公開したのか非常に不可解。
逆にDESTINY終了直後に公開されていたら面白く感じたと思います笑。
唯一の救いは主人公サイドの人気キャラで死人とか出ず、見かけ上はハッピーエンドだったことですかね。
二度と見ません。
いい所もあったが、これじゃない感
当時小学生リアタイ勢で映画の為に全て見返してから映画にのぞんだ。
第一報のPVが出てから映画を観るまで広告、ネタバレ等見ないようにしていた。まずMSがCG、唇やキャラの作画崩壊、ファウンデーションと聞くとファンデーションが出て来る問題、アーサーに似てる大塚芳忠さんと色々と気になって集中出来なかった。
というかコノエはバルトフェルドで良かったんじゃないか?頭が切れる艦長って被ってるだろう。クライン派かつ、ラクスに近い立場にずっといたバルトフェルドがザフトに戻っているというのは変だとすら思う。
そしてコーディネーターより上の存在、脳の拡張により第六感を発達させ超能力者って感じか?突拍子もないけれど、テレパシーまではいいとして、ほぼ初対面の遠く離れたMSに乗った人間を精神操作するのはいきすぎ。キラを悪役にするための設定すぎる。今作はサプライズが多いと思うが、その為の設定と思えてしまう。
キラの精神的弱さは種死で少し前向きになったし、敵だったシンと共により良い未来にしようとするわけだから頼っていると思う。ブルーコスモスとの戦いの末訪れる平和だと思っていたがそんな事もなく、なんだったらスタート時より戦禍は拡大している。個人的には残念だった。終わった後の後日談もなかったしな
後はひたすらの愛、愛、愛。別にSEEDの恋愛はいいんだが恋愛要素多すぎないか?守りたいものを守る為強くなる。は分かるし愛があれば頑張れるのも分かる。だが多すぎる。深掘りして欲しい所はせず愛がいっぱいだった。
マイティーストライクフリーダム。あれなんなの?あれはスターゲイザーのシステムを使った超エネルギーと福山潤とキラの超科学力の結晶?トリィとブルーの量子リンク的な事言ってたからケーブルは必要ない世界になってるのか?ラクスの格好は何?Gガンダム的な事?もうあのレベルだとあれ1機で戦争終わるね、かっこいいけどね
あとフリーダム強奪事件って何?ストフリボコボコにされてたの何?宇宙クジラって何?ロリっ子はどうして幼児化していたの?種割れ変えなくてよくない?小室使ったのはなぜ?逆シャアパロ?
期待しすぎた。いい所もあったが個人的には残念だった。
少し期待しすぎたのかもしれません。
SEEDはリアタイ世代ということもありガンダムの中でも大好きなシリーズです。
なのでとてもワクワクしながら劇場に足を運んだのですが、正直言って非常にガッカリな出来栄えでした。途中で出ようかと思うくらいに…。
巷では好評の嵐のようですが、いったいどの層が支持しているのか甚だ疑問です。
個人的に感じた良かった点と悪かった点を記載します。
■良かった点
1. 戦闘シーンに重厚感があり迫力があった(特に前半)
→CGに不安もあったのですが杞憂でした。
2. 過去のMSにもスポットライトが当たりカタルシスがあった
→デスティニーに活躍の場が与えられたのは嬉しかったです。
■悪かった点
1. ファンサービスが過剰
→「お前らこれが欲しかったんだろ?」と言わんばかりの描写や演出が多かった。全体的にファンに媚びているような印象を受けた。
2. キャラクターの性格に連続性がない
→キラはSEED時代に逆戻り、シンは必要以上に幼く描かれているなど、キャラクターの性格に違和感があった。恐らく上記1とも関連しており、長年ファンが訴えてきた不満・要望に対してのアンサーがこれなのだと認識していますが、過程がすっ飛ばされているので違和感しかないです。
3. 終盤の戦闘描写がスパロボすぎる
→世界観を破壊しすぎていませんかね・・・?デスティニーの分身やマイフリのディスラプター、謎電撃、謎刀で本気で席を立とうかと思いました。
よく調べると前半は両澤さんの残したプロットをほぼそのままに基に作られているらしいですね。
私は前半の展開・演出が好きなので非常に合点がいきました。
世間では後半部分が評価されているようですが、SEEDが好きな人であればあるほど受け入れられない作りになっていると感じるので、いったい何が起こっているのかすごく不思議です。
とはいえ、20年越しにSEEDを見られたのは素直に嬉しかったので、シリーズのさらなる展開に期待します。
うーん?
SEED好きの良くも悪くもスタッフの遊び心が溢れる作品かなと。
でも、ただそれだけという印象が強いですね。
30年来ガンダムを楽しんできた側としては、ガンダム関連が盛り上がること自体は、喜ばしく思いますが、ストーリーは突然出てきた敵が暴れるだけ暴れてサクッとやられただけって感じですよね。
凄いMSがたくさん出て、それぞれに見せ場を作ったのは良いと思いますが、全体的にちょっと物足りなさを感じでしまいます。
まあ、カッコいいMSを見るだけと割り切るならそれだけでも楽しめると思いますが、物語自体は非常に薄っぺらく、共感したり感動したりするものでは無いのかなと思います。
エンタメと昼ドラを融合させたようなストーリー?
まあ元々seedの時から昼ドラ風な場面は多かったから別に其処は非難すべきことでもないけど
とりあえず良かった点
戦闘シーン等の迫力
ところどころに有るガンダムネタのオマージュぽい所
イザークとディアッカとかは恋愛脳とか関係なくちゃんと有能そうに動いていた事。カガリもかな。
デュエルとバスターとミーティアが登場した所は熱かった
シンが活躍出来た事(種死の不遇な扱いからの救済でとにかく良かった)
悪かった点
急なアコードとかいうコーディネーター上位種の存在設定(この設定のせいでスーパーコーディネイターすら出来損ない扱いになる。キラの事これアムロやシャアのNTのなり損ないの設定でもオマージュしてるのかな?)そもそもこの設定を出すならもうちょっと4〜5年先の話にするべきだった。CE78年くらいにこれでも少し早いかなと思うけど。
(理由としては今回の設定でいったらなぜ種死の時にデュランダル議長に加勢してないのとなってしまうと思うから)
アコードの思考が読めるとか洗脳できるとか訳のわからない能力
急なラクスのアコード設定(これじゃやっぱりラクスが歌や演説の時に実は洗脳していたみたいに見えてしまうラクス教祖様みたいな)
ステラの悪霊化(これはステラに対する風評被害でしょう)
アスランの同人設定の様なネタキャラ化(アスカガが見れたのは良かったけどネタに走り過ぎ)
キララクの熟年夫婦みたいな感じが良かったのに急な恋愛脳みたいな絡み
アグネスとかいうレコアとクェスを融合させたような糞女設定
ファウンデーション連中の急な小物化、挑発に乗らずさっさっとオーブをレクイエムで撃っていたら終わっていた。(2時間ぐらいで纏めようとするとこれは致し方無い部分もあるとは思うし悪役の小物化はある意味定番ではあるけど)
シュラ?(こいつはZガンダムのシロッコを少し入れた感じかな)のある意味ろくでもない負け方(アスランとの戦いセクシーコマンド寒かった。普通に遠隔操作によるアスカガによる共同作業みたいな感じでよかったじゃんと思った。まあ個人的には、アスランはムッツリだろうとは思うけど)
アカツキのレクイエム阻止の仕方さすがにチートすぎでしょと思った。
ラクスの謎エロパイロットスーツ(コードギアス反逆のルルーシュのカレンをオマージュしてるのかやたらとエロい乗り方&執拗にお尻みせのエロ仕様寒すぎです。)
エンディングの海でのキララクのパイロットスーツを脱ぎ捨ての謎裸状態もう何がしたいのかこれは、訳がわからない😓
追記
何か後日談小説で2人は、行方不明となっているらしいけど、この脱ぎ捨てられたパイロットスーツは、世界から開放されてロマンチックする暗喩みたいに言われてるみたいだけど正直そんな暗喩表現の為でも必要なかったと思う。
良い点悪い点を並べたけどとりあえずseedのお祭り映画として割り切れば観れなくは無いと思う。
正直アニメは、エンタメ娯楽だと思っていつも観ているから設定がガバガバでも楽しめたら良いと思っているのだけど、
やっぱり一個人や一組織ぐらいの規模の話なら、
エンタメ娯楽に全振りしてもいいかなと思えるんだけどガンダムの世界みたいな世界を巻き込むかもしれない戦争の話は、どちらかとシリアス方面のが合ってるし戦争を軽く見ているように見えてちょっと不快。
(あくまでも個人的な感想ですけど)
ガノタが全力で悪ふざけしたら宇宙戦艦ヤマトになった件
今回の映画に自分がタイトルつけるなら
「ガンダムSEEDサイキックウォーズ〜愛の戦士たち〜」
ガンプラのプロモーションとしては超一級品。アークエンジェルも当時と比較にならないレベルでかっこよく描写されており、新型はもちろん、既存のレギュラーメカもガンプラ欲しくなる程魅力的な演出のオンパレード。メカアクションとしてならそこそこ良いデキ。キャラも男子女子の腐有層に向けた配慮はばっちり。ポリコレクソ喰らえと言わんばかりに、それぞれに萌え要素がしっかり散りばめられておりました。
そして全体評
正直な所、期待した続編と言うよりジャンプアニメの劇場版感が強い。
あからさまに悪そうな敵キャラに序盤で圧倒的に敗北。からの無双勝ち。ジャンプのアニオリのテンプレにSEEDキャラ使いました感。
さらにクライマックスの
「たちまちあふれる神秘の力」問題。
ほぼ裸同然にぴったりフィットのオリジナル宇宙服に包まれた女性が宇宙で愛を叫ぶと強くなる主人公。軍隊を圧倒する単機の主役機でミリタリーバランス崩壊。
あれ?既視感。
真田さんみたいな謎にチートな技術者キャラもいたし。
ちょいちょい挟まれる過去のナチュラルとコーディネーターの凄惨なフラッシュバックシーンに違和感を覚えるくらい、世界観が一変してしまう軽薄な演出の連続。
ガンダム好きに「ほら、こんなシーン見たかったでしょ。」的なシーンをつなぎ合わせたようなファンサービスムービーで、続編を期待した層には全くもって期待はずれ。
こういうのはゲームでやってくれ。
クジラの化石のエピソード回収は流石に諦めてたけど、これがこの監督が本当に作りたかったガンダムSEEDなのかな。商業的な意図に敗北したとしか思えない作家性も思想性も感じられない作品だった。本当に残念です。
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