機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのレビュー・感想・評価
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結局ラクスの好き嫌いで決まる映画
無印の時からラクスが嫌いで、ディスティニーでさらに拍車がかかり大嫌いになり…。
公開前情報で、キララクのラブストーリーが主だと判明した時は絶望だった。
それでも、待ちに待った映画化だし、アスカガが大好きだから、観たい気持ちもあり…。
鑑賞前にネタバレレビュー見たら、ラクス嫌いだったけど好きになったと高評価が目立つから、自分も受け入れられるかもと意を決して鑑賞。
結果、ラクス、さらに大嫌いになりました。
あまりにも全編通してキララクの為の映画すぎたし、ディズニープリンセスばりの衣装と大贔屓でとにかくラクス、ラクス、ラクスを中心に動く…。
特に終盤のラクスは世界の鍵を握る存在だ、みたいな扱いと、マイティーの横で生身で敵を殲滅の仕草にはドン引き。
パイロットスーツが1人だけ異様にピチピチで胸とおしりが揺れ動くシーンには恐怖すら感じた。
最後の最後にまで裸でキスというオチで、エンドロールにはもう観に来たことを後悔する程でした。
これがラクス大好き、キララク最高、な人にとっては至高の映画になるんだろうな…という感じ。
これだけのザ・ラブストーリーをするなら、ディスティニーで苦労しきったアスカガにもう少し出番を分けて欲しいくらいだった。
唯一良かった点は、同じくディスティニーで苦労したシンの大活躍ぶりと愛くるしさ。
あとは、アスカガが健在だったという点。
(個人的にアスランが1番好きなんだけど、ズコックで登場したり、あまりに格好つけすぎてネタキャラみたいな扱いになってて正直微妙だった。)
映画化してくれた事は本当にありがたいけど、
この映画の最高潮は冒頭の西川さんの歌ありきの戦闘シーンだけだったなという印象でした。
とにかくキャラの好き嫌いって本当に大事。
それが実感できる映画ではありました。
ごめんなさい
作り手の意思を感じない。ガワだけ繕って中身のない実につまらない愚作。
おそらく、この映画を両手を上げて喜ぶ人間は、何も考えず餌がもらえるからと大口を開けて群がる鯉と同類なのだろう。そう考えてしまうほど、TV作品全2作のファンであっても発表されたことを後悔、下手すれば憎んでしまうような映画。
◆前提として
私は前TV作のメッセージ性、それを破壊的で情動的で熾烈に描かれ、それでいて当時スタイリッシュさを感じた作品全体の雰囲気、品性が好きでした。
特に、「戦争が起こるのは人間が他者を妬むからであり、であれば個人の才能にあった地位に収めれば争いはなくなるのではないか?」という平和を創造する1つの手段を提示され、その平和であるものの極端で不自由を強いる仕組みに同年代の少年らが異を唱え立ち向かってゆく様に夢中になりました。
そんな登場人物らが必死にもがき、嘆き駆けたからこそ、彼らの強い意思を体現した機体も魅力的でした。
(これをお読みの貴方は違いますか?)
◆極めて稚拙な本作のメッセージ
しかし、そのような強いメッセージ性、今尚根深い印象を与えてくれた作品であったにも関わらず、約20年も経過いているにもかかわらず、作品として、前作かかげたメッセージの答えとして次に提示された言葉が
「もっと話しましょう」
という陳腐で稚拙な一言には落胆を通り越し呆れてしまった。こんなもの作者が何も考えていないのと同じだ。
(※粗末な結末にしておきながら、監督が完成披露会で「これが見たかったんでしょ?」と失笑していたのだから憤りさえ覚える)
そんな初歩的なことは、それこそ映画の冒頭でラクスが奮闘する様で十分表現できている。
そんな浅はかな主張だけであの世界の戦争が収束するはずもなく、再度提示されたプランを打破しうる策とは到底思えない。
それこそ、ただ勢いだけで長年寝かせていたネタを体よく繕うことだけに注力し、肝心のコンセプトを何も考えておらず、適当な落としどころにまとめただけとしか思えない出来栄え。
◆クライマックスの浅はかさ
また、シンプルに終盤の敵ボスとの対峙、問答において、プランの実現が世界から不平等をなくし本当の平和を作ることができるはずだと議論が始まったにもかかわらず、ラクスらが愛だの阿呆な返答をしたばっかりに論点が個人的な問題に移っていった。時間をつくりもっと互いに話し合う必要があるのは、ラクスら夫妻間の問題であり、世界を平和にするための答えではない。作品の締めくくりという重要な場面でそのような論点のずれに、観ているのが酷く苦痛だった。
更に、「誰にも自分のことを分かってくれる人が必ず傍にいるはず」とラクスらが敵ボスに解いておきながら、わざわざ彼に想いを寄せるキャラを同席させておきながら、彼が考え改める描写も微塵もなく、容赦なくキラが手を下し葬るのは発言と行動が伴っておらず「激しく矛盾」している。
愛がどうのと路線をもっていきたいのなら、同席させた秘書に心中を全力で訴えさせ敵ボスを想い改めさせた後に彼女が自壊させるだの筋を通す手法はいくらでもあったはずだ。実に不快でこれほど阿呆らしいクライマックスは他にない。
◆意義のない演出
作品というのは本来作り手の何かしらの意思、メッセージを伝えるために形作られるものであり、作品として引き立ててまとめるために演出(今作でいうなら戦闘など)がある。
ともすれば、こんな陳家な結末に向けた派手な戦闘も新機体の登場も無価値。終盤の有様、監督の作品に対する熱量の低さを垣間見てしまうとその演出もガワだけのものにしか見えない。
アスランの妄想も、ラクスの過剰な胸の強調も、浜辺での突然の全裸も、ただただ下品で物語として成立させるための補足、納得性、必要性が何一つない。さらにはその後、肝心の戦争がどう着地したのかも描かれていない。こんなぞんざいなものを見せられて何故喜べるのか全く理解できない。
◆構想も充分でない
細かい部分で1つ言えば、新フリーダムもそう。敵にビームが有効でないことは作中に描写があったが、実剣が有効であることを補足していない。故にあの武器は唐突。
また日本刀であることも同様。アストレイがどうの関係ない。劇中として言及なく、さらには演出として最後にラクスが運んできて成る攻撃手段であるなら、尚のこと日本刀を模していることに違和感しかない。名前をフツノミタマとし、広範囲の電磁攻撃ができる様から機体の設定にタケミカヅチを想定しているのは作り手の自由だが、だからといって作品として納得性がまるでない。
また、新武装も検討不足。もう一度言うが、ラクスが運び届け、ラクスがキラと同じ場所に立ち、同じ目線で問題に立ち向かう様の演出(具現化)であるのなら、そのデザインにはキラの青とラクスのピンクもしくは白のコンセプトカラーを取り入れつつ、キャラモチーフのデザインをあしらうべき。にも拘わらず、デスティニーの小羽をフリーダムのもので挟んだだけの既存の流用デザイン。たったこれだけを踏まえただけでも「適当・手抜き」な作品だとしか思えない。
手抜きと言えばアグネスもそうだ。
自身を「才色兼備であり人に愛されるべき存在だ」「なんの苦労もせず適当に収まる者を許せない」として、作品の副題の1つとしてわざわざラストに舞台を設けるのであれば、対峙したルナマリアは作り手の代弁者として何かしら主張すべきだ。
それなのに、彼女は終始「はあ?」といなすばかりで何一つ反論もなければ明確な主張もなかった。
見切り発車で書き進め、特に目的を持たせないまま扱いに困った末にただ戦闘させただけ。これこそ意味のないシナリオだ。技量のない素人の大層な同人誌を見せられるより粗末で酷い。
◆総じて
既存IPの支持に胡坐をかいて、何一つ意思もないまま、それこそ金目当てに派手に繕っただけの今作。もちろん、ファンを楽しませるサプライズ的演出はあっても構わないし、それは肯定するが、これまでに培った大事な世界観、それこそ亡きパートナーと形作った良作を台無しにしてまで中身を詰めることなく無理に今まとめる必要がなかったとしか言いようがない。
無駄な販促にコストを割くくらいなら、2部作にしてでも作品としての完成度を追及してほしかった。私の同作ファン活動を終わらせてくれた監督が本当に憎い。
陳腐という言葉がピッタリな駄作
『ガンダム』映像作品はほぼ全て見ています。
もちろんTVアニメ『SEED』『SEED DESTINY』も視聴済。
その上でのレビューです。
物語の流れ、各シーンの演出、台詞まわし、全てが陳腐でチープ。
特にキャラ同士が会話で心情を伝え合うシーンの演出と台詞が、とても2024年の作品と思えないほど古臭くて陳腐。
具体的には「あっ……!」「はっ……!?」「えっ……!?」(顔アップでキラキラ)
これが1対1で会話してるシーンで頻発するから、会話に深みがない。
実際そのシーンで、映画館で隣で見ていたカップルが、主人公キラとライバルが言い合うシーンで「なにこれ、中学生が作った映画なの?」って言いながら笑ってた。普通、映画館でそんな声が聞こえたらイラっときますが、今回ばかりは私も「そう思えちゃうよね」と心の中で肯定してしまった。
私も物語中盤から会話シーンが始まるたびにギャグシーンのように思えてきて、声上げて笑ってました。
戦闘シーンはかっこいいのに、「何故戦うのか?」のテーマを伝える台詞が陳腐なので、心からかっこよく思えないのもしんどい。もったいない。
前評判が良く、視聴済の知り合いが絶賛していたので、楽しみにしてたのに……。
残念
ラクスのポワンとしているのに実はしっかりした女性感がとても好きでした。
キラは色々な事に葛藤しながら成長して愛情表現が少ないが皆に優しく、殺さず勝てるほど最強になったはず。
その二人の強くてやらしさの無い所がとても好きだったのに、この映画のキラは自分勝手で情けく仲間を信頼しないは、けなすは、嫉妬するは、殺しまくるは、なぐられるは…
ラクスはエロ女みたいになってるは、タラコ唇でキスしたそうな顔ばかりしてるは、ピンク頭でOLのスーツみたいな格好するは、ピチピチのライダースーツで色気強調するは、見離しといて信じてますとか訳分からん事言うてるし。ラクスは誰の子?て事になってるはで内容が入って来ませんし何を伝えたいのか理解出来無い。
キラとラクスの間には誰も何も割り込む事が出来無いほどの深い愛と信頼があると思っていました。夢伝説の歌のように。そして命がけで世界を救おうとしていました。こんな隙だらけの愛を言葉にしないと伝わらないみたいな話では…
とにかく私は残念の一言。
曲はずっと一緒だったのにか、君は僕に似ているとか言う曲が良かったと思う。
元のストライクフリーダムが出た事だけが救いでした。元のフリーダムとストフリがとても好きなので。
デスティニーも何度もイラつき途中で見るの辞めようと思ったのですがストフリの登場の格好良さで観てて良かったと思えました。
作ってる所は違うのでしょうが、エウレカ以降最近のアニメ、ヤマトも銀河英雄伝説などのリメイクも男女共にキャラクターの口元が変に思えるのは私だけでしょうか?
とりあえずラクスの口元はひどい
TVシリーズは微妙な表現もうまく描かれていて感心していましたので。
最初のガンダムが好きな私が唯一良かったと思ったシリーズで、友達同士で戦う辛さと始まった戦争が終われない難しさと、原因がそれぞれの複雑な思惑という今の世界でも共感出来そうな内容だったので、大げさですが世界の人がシードを見て戦争を回避しようと思ってくれるかもと期待していました。
お隣の大国でも人気ですし。
キラがカガリを引っ叩いたシーン
気持ちだけで何を守れるんだ!
の言葉にシビレたものでした。
情けないキラは見たく無かったですね
これでは、敵を全滅させないと終わらないと言う事でしょうか?
多くの子供達にも見てほしいアニメだったのですが、とりあえず残念です。
何を観たんだろう、、、
戦闘シーンのアニメーションや音楽は素晴らしく、冒頭はカッコ良さに涙が出ました。
懐かしのキャラ達が皆出てきてくれたのもとても嬉しかったです。
でも、感情的過ぎて深みのない敵キャラ(引くだけで何の共感も出来ず)、恋愛脳で敵味方バンバン攻撃する主要キャラ(戦争における迷いや葛藤をテーマにしていたシード、デスティニーは何だった?)、キャラ変すぎて笑えないギャグ&お色気要素....(涙)
戦闘シーンは盛り上がるものの、都合の良い展開ばかりで、後半は何を観ているんだろう、、と半ば呆れながら見守ってました。
テンポも良く、娯楽映画ではあると思うのですが、前作までのファンとしてはもはや別物ということで星1つです!
がっかり。
坊やじゃ無くなった
とりあえず言える事は公式の二次創作を見さされたのかなと。
この映画を観る前にオルフェンズを履修していました。
SEEDの映画で20年ぶりに新作が公開されるという事なので当時リアルタイムで観ていた自分はどんな映画なのかちょっと期待していました。
前半はワクワクしながら観てたのに、後半から寒気がして、終わった時点で映画を観てることが恥ずかしくなって早々に映画館から立ち去りました。
SEEDでガンダム見始めた自分としては、歳とった事で感性が変わったのか今回の映画はなんか違うってなりました。
あの唐突なお色気は、SEEDがそういう映像作品なので仕方ないとしても、ギャグみたいなシーンは必要だったのだろうか…
メカが好きな自分が言える事は、DESTINY時点であの2機を出して欲しかった。
ライフリとイモジャが噛ませって言うのが勿体なすぎて、後から出てくる焼き回し機体はうーんって感じ。(ザフトのあの2機以外)
監督は、可変機嫌いなのかな?
特にキラのラスト機体は、僕が考えた最強フリーダム(2回目)って感じがして、あーはいはいってなりました。
個人的には、シンが報われた事がこの映画を観て良かった部分だと思います。
シンもひとりスパロボやってるので若干浮いてましたが…
(キラは最早ネタ)
映画を観終わった後、家でオルフェンズの続きを観て、泥臭いガンダムの方が好きな自分を発見出来たのがこの映画の唯一お金払って観て良かったと思えた部分でした。
阿頼耶識システム最高!!
ただ悲しいです…本当に悲しい…
SEED・DESTINYとリアルタイムで観てきました。
「ガンダム」を好きになる切っ掛けになった作品です。
序盤の出撃シーン大気圏突入の流れからの戦闘シーンは本当にワクワクしました。
CGを用いたMS戦は迫力満点で、SEEDを思い出すカットがいくつもあって最高でした。
中盤の流れからそれまでのワクワクと興奮が冷めていきました。
キャラクターたちがとにかく幼稚で、SEED・DESTINYと積み重ねてきた経験や想いは何だったのかと思うほどです…
特にシン・アスカです。
あれだけの経験をして、悲しみ苦しんできたシンが、あの経験が無かったかのようなキャラクターになっていて違和感しかありませんでした。世間ではキラの忠犬、あれが本来の可愛いシンとか言われていますが、当時リアルタイムでシンに一番感情移入して好きだった自分にとって本当に悲しかったです…
デュランダル議長の理念に賛同しレイと共に戦った事も、フリーダムキラーだの、ただ利用されてただの、アグネスに茶化されて終わり。
TV放送当時はキラと和解するオーブの慰霊碑のシーンは無く、後にスペシャルエディション自由の代償がTV放送された時にいろんな感情はありましたが、シンに対してようやく微かな救いがあったと思えました。
家族を失い、守りたかったステラや戦友のレイも失い、それでも前に進むためにオーブの慰霊碑に赴き、キラの手を取り一緒に戦うことを決めたシンの意志を見ることができたのが嬉しかったです。
シン…本当にそれでいいのか…お前が欲しかったのは本当にそんな力か…世界なのか…
後半のギャグ満載の戦闘シーンはMSの作画は最高でした。
フリーダム、ジャスティス、デスティニーの超迫力作画での戦闘シーンは拍手喝采です。
ただ、その良さを壊してしまうくらいギャグやエロなどの要素が自分には耐えられなかったです。
特にステラの扱いが本当に駄目でした…あの理屈ならフレイがキラを守るべきだったでしょ…私の想いがあなたを守るからって言ってたじゃん…
他の方も仰っている通りファンサービスのお祭り作品と思えば観れると思います。
真面目に向き合うこと自体が間違っていると思えば、楽しくSEEDのキャラクター達、そしてMSのかっこいいアニメーションが見れるのは間違いないと思います。
福田監督もお客さんの喜んだ顔が見たくて作ったと仰っているので、今回のFREEDOMは自分のようなファン層はターゲット外だったと納得することにしました。
それでも…福田監督に言いたいです…
これが本当にあなたの作りたかったSEEDなんですか…
子供の頃に繰り返し観てきた作品だからこそ、SEEDのクルーゼ隊長、DESTINYのデュランダル議長を否定し、それでも守りたい世界がある、明日がほしいと戦ってきたキラ達には、その答えを見せてほしかったです。
最後の仁王立ち全裸キスは比喩表現なのかもしれませんが、自分は納得できませんでした。
きっと納得とかそういう話じゃないんでしょうけど…素直に楽しめばいいのに本当にめんどくさいファンだと自分でも思います。
SEEDが好きだからこそ、ただ悲しいです。
戦争ドラマであることを放棄し、娯楽作品(恋愛モノ)に舵取りした結果
視聴層は当時は若者でも今となっては早ければ中学生くらいの子を持つ程のいい歳だろうに、昔なら楽しめたであろう子供の色恋を当時のノリでガッツリ描かれていても個人的にちょっとみてられなかった
すべてを悟った世捨て人みたいだったキャラが久しぶりに見たらこじらせた中学生の様になっていたら困惑するに決まっている
また、争いとか人種問題とか思想問題とかそういう現実でも明確に答えが出せない問いに関しても色恋と同じくらいSEEDの一つのテーマだったはずが完全に放り投げてしまっていた
監督にとってはコズミック・イラが戦火に巻き込まれ続けるためだけのただの舞台装置という認識だったんだろう
前半順調だった敵サイドが後半急に小物になり悪者ムーブかましはじめた結果、主人公サイドに手段を選ばない武力行使をされるきっかけを自ら作り、テーマについて何も答を出さず主役男女が生々しく合体して自分達に都合の良い愛を叫びそれを持たざるものを否定(と消去)して、最終的に世界のこと投げっぱなしエンドってだいぶひどいと思う
デュランダルがファウンデーションに変わったけど構造がデスティニーの終盤とほぼ一緒で都合よく強硬姿勢となった相手をただ武力で否定しただけ
強硬姿勢とデスティニープランがセットになっているおかげで主人公サイドに分があるように見えるものの、ファウンデーションが武力行使されるきっかけを作らず暗躍し世界にデスティニープランを提示していたら、武力で武力を否定することしか出来ないキラたちはその思想を抑えられなかっただろう
血が流れるのは嫌、争いが起こらない超高度な管理社会も嫌、デスティニー最期に「覚悟はある」と意気込んだものの劇場版開幕までの間、根本的な解決策を提示せず表面的な武力鎮圧を繰り返す、挙げ句疲れて嫌になってきている
そして今回またしても答えが出せず血が流れ続ける現状維持を選択したに過ぎない
TVシリーズから時が経ち心身ともに成長した主人公たちがなんらかの答えを提示しなければいけなかったのに、安っぽい愛(色恋)で誤魔化すようなオチを見せつけられては文句の一つも言いたくなる
愛という回答で決着させるのであれば、ファウンデーションを一概に否定するだけでなく、どんな相手だろうと相手の立場に理解を示したり思いやりの心とはどういうものか見せるべく自ら歩み寄ったり愛に飢えた心を慮り導いたりと(その結果何らかの心情の変化が相手に起こるなど)いろいろやりようあるはずが、最終的にファウンデーション側をただ全否定して事実上皆殺しって、こいつらの愛とは一体なんだ
社会問題にメッセージが込められないのであればいっそデスティニー後平和になった世界で敵の宰相のやつを恋敵にしての三角関係の恋愛モノでもやっていれば良かった
戦闘とかメカニックとか旧キャラの登場や見せ場とかはよく出来ていただけにメインに描かれた部分が残念でならない
往年の作品がこの時代に復活してくれたことは素直に嬉しかったものの、お祭りモノ同窓会モノと言えどもう少しどうにかならなかったのだろうか
なんだかんだ上映中退屈は全然しなかったんだけど、前半と後半で最早別物と言っても過言ではないし、ふざけたギャグに負けた敵さんたちに至っては不憫でしかたない
ここ最近の映画でいうと例のクレしん映画くらい無責任なメッセージ性が監督と主人公達に見て取れた
だけどもうキラたちも自分たちもあの頃のような子供ではないのだ
最悪な公式設定
・ラクスは人々を導くために作られたコーディネイターを超えた存在
・アスランは命を賭けた戦闘中カガリのエロい事を考えている
色々と突っ込みどころはあったけど、この2つは特に公式が描写しちゃダメでしょ…
キラが一人の少女に少しずつ心を開いていくところも「ラクスがそうなるような存在だったから」ってなっちゃうし、これまでアスランがまじめな顔してるシーンも「でもこいつ今エロい事考えてるんだよなぁ」って可能性が0じゃなくなったわけだし。
ガンダム映画を1作で綺麗にまとめる方が難しいし、話めちゃめちゃな過去キャラ大集合のお祭り的な内容になってもいい。
ただ「この描写入れたらSEED、DESTINYの話がおかしくなる」って誰も思わなかったのか、それが放映されたのがすごく残念でした。
SEEDってこんな感じだったっけ?
SEEDは当時見たはずだけど、あまり覚えてない勢です。
「イマイチな所」
・どうすれば世界から争いが無くなるかというテーマから始まったはずなのに、途中から登場人物の色恋の話ばかりになってしまう所。
・キラが勝手に寝取られたのなんのと騒ぎ出す滑稽さ。
・世界を平和にできない事にキラが感じていた無力感が勘違いNTRの原因に矮小化されてしまう所。
・ラクスは常に敬語を使うキャラとはいえパートナーであるキラに対しても敬語で話し、料理を作って残業のキラを待つ、さらに花見でくつろぐキラの隣で弁当を並べるといった描写が続くと流石に男尊女卑を感じて気持ち悪い所。
「面白かった所」
・キラとラクスがトニー・スターク邸のような大豪邸でセレブライフを送っている所。
ファウンデーションはせっかく復興した自国を核で吹き飛ばさなくても、国内でディスティニープランを実行して豊かになった国力を世界に示した方が賛同者が増えたんじゃないですかね。
ストーリーは期待してたのに...
・モビルスーツに関して
フリーダムがドラグーンをオミットして巡航形態を獲得している点で単なる弱体化じゃねーかと思っていたが、序盤の運用を見てそこはとりあえず納得。
他の機体はUCのオマージュ(悪く言えばパクリ)ばかりでオリジナリティに欠けるところは相変わらず。
ゲルググやらギャンやらZやら...。
ブラックナイトの機体ですけど、ビーム兵器が無効化される装甲と言うのが売りだったはず。
序盤ではそれを全面に押し出して無双してましたし。
ところが、終盤でビーム兵器に落とされるという矛盾。
装甲の隙を突いたとかかも知れんが...。
んで、デスティニーの分身。何あれ?
F91のMEPEとは異なり、完全なる分身。
どういう事なんだ。
フリーダムの終盤の追加武装。
特になんの説明もなくバリアらしきもの?やら遠隔で死角の敵を溶断するやらあれは何なんですかね?
・ストーリーに関して
デスティニープランが既に動き出しており、それに追従する勢力があるのはいいとして。
国家並みの勢力があるならデスティニーの時点で何故動かなかった。
デスティニープランの発動者たるデュランダル議長が討たれるのはどうしても阻止させなけりゃならないはずなんだが...。
そもそも序盤ではブルーコスモスの掃討作戦だったんでしょうけど、お目当ての人物はどういう立場の人間でどうなったんだ。
ちゃんとそこにいたんだろうか?それすら置いてけぼり。
どうせならちゃんとアニメとしてやったほうがまだ良かったんじゃないか?
・登場人物らの能力について
アコードの子たちは洗脳系の能力とか思考を読むとか超能力バトルアニメから来たのかな?
ラクスがデスティニープランで生み出されたってのは良いとして、それをラクスパパは何も言わなかったんかな?
いつの間にかキラたちもニュータイプばりに思考で会話してたけど、どういうことなのか...。
書きたいことがまとまらないですが、とりあえず言えることは、観て残念な印象しか残らなかったということです。
どうしてこうなったんだろか
中盤までは良かったです。シンの成長した姿やデスティニープランを否定した後のキラの葛藤が描かれていて、ストーリーはこれまでのSEEDの続編として途中まで楽しめました。サイやカズイもいる!と少し嬉しい場面もありました。ですが、これまでの世界観を無視した終盤のコミカルな展開や過剰な描写によって一気に冷めてしまい、今でもたまに見返すぐらい大好きなシリーズのエンディングがこれかと思うと、とても虚しく残念な気持ちにさせられました。
20年近く待たせて、内容は公式二次創作同人誌
【よかったところ】
・MSの作画
・パイスー着たラクス・クラインの尻
・シンが吹っ切れてた
【特に悪かったところ】
・新登場キャラ多すぎ
・キャラデザ(美男美女キャラは全員鼻から口にかけて、皆アヒル口。等身もおかしい。)
・脚本全般
「これ見せとけば文句無いだろ?」っていうシーン多いわ、シリアスなシーンでの乳揺れと乳タッチとか、キャラデザ酷くて正面からや横向きがもう笑える位ひどい。
シリーズ化を狙ってたんじゃないかと言うくらい、新キャラ多い。その割に話が薄いし、ご都合主義。巨悪の筈だが、敵キャラの小物臭凄い。後はコーディネーターの上位互換だからって、心が読めて操れるって……その設定も後付け甚だしいし、そもそもエスパー要素は必要か?
MSのドンパチ観たい人には、アスランがズゴック乗って登場する、後半からがオススメです。
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