機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのレビュー・感想・評価
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ストーリー以外なら……
自由の為に
令和になった今も新作が作り続けられるガンダムシリーズ。
2000年代に於ける人気の決定付けと新たなファンと世代の獲得に成功したのが、2002年~2003年放送の『機動戦士ガンダムSEED』と2004年~2005年放送の続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』と言えるだろう。
旧シリーズにオマージュしつつ、また新たなデザインのモビルスーツや迫力のバトルのみならず、まるで少女漫画のようなキラキラ瞳の美形キャラが織り成す人間ドラマと恋愛模様、シリアスで骨太なストーリーとテーマ…。リアルタイム放送ではないが、レンタルで見、宇宙世紀以外のシリーズでドハマりした一つ。
OPやEDを彩った曲も良かった。西川貴教が歌う『INVOKE インヴォーク』が一番人気だろうが、個人的には梶浦サウンド炸裂の『あんなに一緒だったのに』がお気に入り。
放送終了して約20年…。20年も経って、まさか新作劇場版が作られるとは…!
『00』や『水星の魔女』や『閃光のハサウェイ』に続く新作じゃなくて…?
公開するや否や、興行収入48・4億円。劇場版ガンダム最大のヒットに。衰えぬ『SEED』人気に驚いた。
かく言う私も観たかった。が、いつもながら地元の映画館では…。まだロングランヒットの中、Netflixでスピード配信!
ありがたや。
とは言え、最後に見てから10年以上経つ。TVシリーズを再見する時間はさすがに無いので、スペシャルエディション版くらいせめて見てから見ようと思ったのだが…、早く見たかったので見ちゃった。
細かい設定やストーリーとか忘れてる部分もあるけど、大丈夫かな…?
やっぱり昔、見てただけの事はあった。しっかり覚えていた点もあり、見ている内に思い出したり、忘れていた点はWikipediaで事前調べたりして、置いてきぼり状態にはならず。
久々の『SEED』世界へ、行きます!
まず、基本設定。
C.E.(コズミック・イラ)70年。従来の人類“ナチュラル”と遺伝子操作された新人類“コーディネイター”の対立が深まる中、“血のバレンタイン事件”を発端に戦争へ。
コロニーで平穏に暮らしていたコーディネイターの少年キラ・ヤマトは、ナチュラルの“地球連合軍”とコーディネイターの“ザフト軍”の争いに巻き込まれ、連合軍のモビルスーツに搭乗。戦火の中で、かつての親友でザフト軍に属するアスラン・ザラと再会し…。
戦争を知らぬ少年少女たちが戦争に巻き込まれ、モビルスーツに搭乗…はファーストを彷彿。と言うか、完全オマージュ。
対立する勢力で再会するかつての親友同士。その苦悩、葛藤。
ガンダムシリーズで最もと言っていいくらい、あっちでこっちで“恋愛事件”も勃発。見た人それぞれに推しキャラがいる。ちなみに私は美人艦長のマリューさん。
何が正しいのか、何の為に闘うのか。模索しながら、傷付きながらも、闘い続ける。各々の正義と平和と自由と愛の為に。
ガンダムシリーズの一番の人気はモビルスーツ(とガンプラ)だろうが、私はキャラやストーリーが好き。
SFアニメでありながら、戦争絶えぬ世界情勢を反映。リアルタイム放送時はイラク戦争だったろうが、今は…言うまでもない。
戦争に終わりはないのか…? 人々は対立し、憎しみ続けるのか…?
新たな争いがまた一つ…。
先の大戦で、プラント最高評議会議長デュランダルが掲げた“デスティニープラン”。全人類を遺伝子操作で平等化し、適性の職や生き方を与える。
そこに不平等や争いは無いが、人個人個人の自由意思もない。
それに抗ったキラたち。
闘い続ける事、そして自由を選んだ。
C.E.75年、反思想集団“ブルーコスモス”によるテロ活動が続く。
ラクス・クラインを初代総裁とする世界平和監視機構“コンパス”がその鎮静化に当たっていた。
そんな時、ユーラシア連邦から独立した“ファウンデーション王国”が共同作戦の提案。
コンパスはそれを受け入れたが…。
まだ子供の女王アウラ。若き宰相のオルフェ。親衛隊“ブラックナイツ”。只ならぬ雰囲気漂う…。
ラクスとオルフェは手が触れた瞬間、何かを感じ合う。キラの胸中は穏やかではないが、それを口に出す事は出来ず…。
コンパスとブラックナイツ合同によるブルーコスモス残党討伐。
その作戦中、キラは突如精神侵食に襲われ、協定違反の領域外を侵してしまう。
熱核ミサイルが発射され、ファウンデーション王国もコンパスも甚大な被害を。
ファウンデーションは報復を世界に宣言する…。
全てファウンデーションの陰謀。
真の目的は、デスティニープランの復活。コーディネイターを超える新人類“アコード”による全人類の支配。
対する勢力には、恐ろしい兵器“レクイエム”で殲滅。
熱核ミサイル着弾直前、ラクスはオルフェらと宇宙へ逃れたが、実際は囚われの身に。
ラクスを手中にするのも目的であった。アウラ女王の下、オルフェとラクスが新人類の“アダムとイヴ”に。その為に“創られた”。
キラはラクスが裏切ったと。
オルフェらの脅威、世界の命運、愛の行方…。
反逆勢力に貶められたコンパス。キラたちはどう対するのか…?
大ヒットし、待ち望んでいたファンからは歓喜と共に迎えられたが、人気作の宿命。賛否の声も目立つ。
世界観の崩壊、キャラに違和感、こんなの『SEED』じゃない…。確かにあの“ハレンチ妄想”にはドン引いたし、各キャラもこんな性格だったっけ…?
深い愛で結ばれているキラとラクス。イケメン宰相の割り込みで仲拗れるかな…?
しかし、それぞれ掲げる正義、単純に白黒付けられず。迫力のモビルスーツバトル、お馴染みのキャラたちの登場、作品を盛り上げる楽曲、友情、絆…。
愛も高らかに謳い上げる。キラとラクスの不変の愛はベタだけど、ラクスが終盤で言ったキラへの愛はストレートに響く。他のカップル、アスランとカガリ、マリューとムウらはほとんど描かれなかったのは残念だが…。
SEED節は健在。昔、夢中になって見てた興奮を思い出した。
掲げられた人類の未来。
全人類を遺伝子操作で平等化する事によって、格差も差別も偏見もない。争いもない。
未来永劫、人類は平等に平和に生きていけるかもしれない。
だがそこに、自由はあるのか…?
個人の自由。生きる自由。選択の自由。愛の自由。
その自由を求めて、人々は争い合う。憎しみ合う。
それは人類が繁栄し続ける限り、無くなる事は無いだろう。
人々が対立し、憎しみ合い、対立し合い、その果てに辿り着ける自由と平和。
その為に苦しんだ。多くの血が流された。それは一生癒えない。
その痛み、苦しみを身を持って覚えているからこそ、遂に掴んだ自由と平和が尊い。掲げられた平等と平和より。
先の大戦時のデスティニープラン。新たなデスティニープラン。
理想的ではあるが、恐ろしい事でもある。人が自由を失い、選別される。
やってる事はナチスと変わらない。歴史上の大義名分の戦争理由の繰り返し。
人は愚かにも同じ過ちを繰り返す。
時にそれが正しいとされ、抗う事が咎められる。
それでも人は抗い続けるのだ。
未来の為に。平和の為に。愛の為に。自由の為に。
愛の物語
しっかりとSEEDだった。
キラがデスティニーの時よりも少し子供っぽく見えた。
かなり愛に重きを置いた作品。
音楽の入れ方は流石だった。
自作自演で国滅ぼすのは中々...
作画危い...
ズレたレビューには気を付けて
レビューを見回したところ、特に低い評価をしている方々の指摘が、非常に表面的な批判でしかなく、ガンダムSEEDに対するミスリードさえ含むと感じたので、仕方なく投稿します。
不満を訴える指摘は様々ですが、私が見たところ、それらは全て「演出面」についてです。
例えば、エロやギャグはいらないとか、設定が唐突で説明なくご都合主義っぽいとか、起承転結ガーとか。
その指摘自体は間違っていないと思います。しかし演出面のみで作品価値が判断されるというのは、映画として整っているか、綺麗かどうかという話に過ぎません。作品の「中身」というものは、演出面の善し悪しとは別に存在するものではないでしょうか。
実は……というか、ガンダム作品をよく知っている人にとっては、ことガンダムにとって重要なのは、アニメーション劇としての完成度以上に「メッセージ性」です。完成度の高い劇を観たいなら別の素晴らしい映画を観ればいいし、小説なりを読めばいい……というと語弊があるので正確に言いますと「ならわざわざガンダムを観なくてもよかったかもね」という感じです。
これは暴論のようですが、世の中には楽しませることが目的の作品と、何かを訴えることが目的の作品があります。ガンダムについていえば、広く公共に発表するものとして、社会的な意味を持つ作品づくりというのが、ガンダム全体にいえるテーマでもあります。勿論、娯楽作品としての側面はありますが、それはあくまで玩具を売るためのクライアント命令であって、わざわざアニメーション作品として世に出すことの本質ではありません。
そんなものガンダムに求めてないよ、楽しめればいいよ、という感覚を持って、実際に楽しんで頂いた方まで否定はしにくいですが、ガンダムが娯楽やガンプラを売るためだけに、戦争とか、核というキーワードをわざわざ持ち出している訳ではないのです。
中身を無視して、外見の演出の不出来を理由に作品価値を下げているレビューは、ガンダム作品における本質が解釈できていない意見ばかりです。作品の解釈が出来ないまま、ズレた評価をしている方が意外に多く、いわゆる、映画というものを数多く観ている人の読解力や洞察力はこの程度なのか?と不思議な次第です。
ではガンダムにおける「メッセージ性」とは何でしょう。
ガンダムにおいて長らく語られるテーマは「人がいかにして、ずっとこの世界に存在できるか」です。君は生き延びることが出来るか……というやつです。
戦争はその一部の要素でしかなく、実はテーマではありません。玩具を売るため、ロボットを活躍させるために適した状況が戦争だったに過ぎません。
戦争の記録……ガンダムは戦記物として分類されますが、戦記とは過去の記録という性格が強く、過去は学ぶべきものではあるけれど、未来を構成する要素にはなりにくいのです。そのためガンダムは別個で未来的な問題を取り扱い、テーマとしています。
ではガンダムSEEDのテーマとは?
その点についてガンダムSEEDは、遺伝子調整技術による人間の能力向上が、ヒトの革新に繋がるのではないか……と仮説を立て、その仮説が立証できるのか、あるいは棄却出来るのかということを、ストーリーを通して検証しています。さらに我々視聴者にも未来的な問題について議論を投げています。
こういった前提を踏まえると、作品を読み取る上での「洞察」が生まれます。
1作目のSEEDではあまり議論は深まりませんが、クルーゼという男の主張は、人が欲深く、愚かである事を指摘し、遺伝子技術も人の愚かさの1つとして議論のテーブルに上げます。
2作目のDestinyではデュランダルという男が、デスティニープランと名付けた社会構想を呈示することで議論を表面化させます。そして戦いの中で主人公らの意見とは対立します。
しかし残念ながら、2作目のDestinyは演出面の問題もあり、結果的には視聴者に伝わりにくい形で終了したようです。SEEDは良かったけどDestinyは苦手……という方の理由はこの辺にあると感じます。たしかに演出は大事……
なので3作目にあたる今回の映画では、既に議論されたはずのデスティニープランを再び呈示して、キラ達が撃ち破るという流れを「より分かりやすく」観せた作品になっています。18年も経って再呈示されたのは、作り手側の至らなさでもあり、我々視聴者の理解力の無さでもあると思います。
今回のテーマは「愛」だ、という意見は多いです。
では、なぜ愛なのか。
ラクスは、人が能力によって評価され、生き方を決定づけられるデスティニープランへの反論として、愛を語ります。
それは愛というものが、生まれ持っての遺伝子や能力で決められることの無いものであり、生まれた後の人生の中で必然性なく生じる一人一人の自由意志だからです。
しかしデスティニープランは効率的な社会の実現のため、生まれた後の自由意志を縛る可能性があります。事実アコードの中にも一人、愛という自由意志を押し殺した人物が描かれています。
愛、というのはあくまでラクスなりの表現であり、それは人によって「努力」でもいいでしょう。言葉は異なっていても、解釈としては同じです。
なので今回のテーマは「能力(しかも先天性の)や必然性のみが求められる世界が人を幸せにするのか?そのような世界で人は革新し、争いを無くせるのか?」ということで、それに対するメッセージは映画の中に描かれています。
その答えはラクスの言葉でいうと愛なのでしょう。
ではあなたにとっては何ですか?と問いかけられているつもりで、観てほしい作品です。
デスティニープランや、能力主義の行き着く先もちゃんと示されています。アコードと呼ばれる彼らは目的の為に自国の国民を犠牲にすることを「必要なもの」として何とも思わない人種でした。
それは自らが弱肉強食の勝者であるために、勝者の理論と覇権闘争の方法論しか身に付けなかった我々現実の国の指導者と何ら変わらない衝動を有しています。
そんな彼らの作る世界が今とは違う良い未来であるはずがないと、私は観て思いました。
面白かったよ。いや面白かったんだけど…
ガンダムは水星とハサウェイ、SEEDは公式の総集編動画2本見ただけのにわかになります。
ガンダムの映画だけあって面白かったんですよ。いや面白かったんだけど…って言うのが正直な感想です。
ここからは良かった点です。
挿入歌の「ミーティア」のかかりかたはむちゃくちゃ良かったです。最高のタイミングでかかり、さらに場面を盛り上げてきましたね。
SEED(覚醒)演出はTV版から変えすぎずにグレードアップさせた感じがして好きでした。
キャラもよかったですね。
敵でいうと、アウラとモブのブラックナイトスコードの清々しいまでのザ悪役っぷりはいいですね。逆にオルフェとシュラには彼らなりの信念を感じましたし、その信念に比例して強さも強者感もある。描写や行動を見てて、少なくとも今作の敵のなかでは魅力ある悪役だと思いました。あとイングリットは見ててホントに可哀想でした。好きな人が一切こっちを見てくれず、ミスしたら殴られてアウラからも汚物を見るような目で見られて。最後オルフェと少しいい感じになって死んでしまいましたが、彼女にとってはある意味その瞬間だけは少し幸せだったのかも。必ず来世で報われてほしい。
ギーペンラートさんの性格もいいっすね。プライドの権化。そのくせキラに嫌われると不安定になって泣き出す。気になってたシュラにすがり付き、そのままシュラたちに寝返る。そして最後は見下してたやつにボコされる。素晴らしい。見てる分には最高にオモロイ(現実でこんなやついたら即避けるけど)。
味方キャラもそれぞれちゃんと見せ場があってよかったです。特にアスラン。序盤はファウンデーションについて調べて別行動してましたが、その後ブラックナイトスコードにはめられたキラのピンチに颯爽と到着して助けるとかかっこよすぎだろ!最終決戦でもキラのピンチに颯爽と登場(二回目)してキラをかばい、真の姿を解放して相手の1人(シュラ)を引き受けるとかもうかっこよすぎるんよ。しかも精神的にボロボロのキラを奮起させるとかもうどんだけ頼れる相棒なんだよ!
アスランかっこよすぎるだろ(二回目)!
あとシンのデスティニーへの信頼とデスティニーでの無双も最高でした!
展開も良かった。
オルフェのラクス催眠NTR、それを見て苦しむキラとイングリット。そこで追い討ちをかけるオルフェさん。そして罠にはまるキラとコンパス御一行。ファウンデーションの非道ぶり炸裂。だけどアスランのお陰で生き延びたキラたち御一行は奮起。仲間の協力を得て反撃開始していき、囚われていたラクスを助けて最終決戦。王道ストーリーでやっぱり盛り上がるし、各キャラの活躍シーンもちゃんと組み込まれていて、お祭り映画としては素晴らしいと思う。
ここからは僕の評価が下がった理由について述べます。
TVシリーズを見てないせいかどうしても絵柄が古くて僕は合わなかったです。
最終決戦のモビルスーツでのバトルも盛り上がりはするんですが正直分かりづらくて、なにやってるか分からんところは結構ありました。
あと見てると徐々に慣れてくるとはいえどうしても気になる女性キャラの唇。
ここからは批評ではないのですが、かなりぶっ飛んだ展開の連続でつっこみどころ満載だった終盤戦について少し書かせてください。僕は結構(心の中で)つっこみながら楽しんで見れましたが、そこを受け入れられるかどうかで結構評価は変わりそうだと思いました。
以下、個人的なつっこみポイントです。
1:シン対モブラックナイトスコードにて
モブラックナイトスコード4人「闇に堕ちろシン・アスカ!(ここで催眠使ったかあ)」→金髪の少女(イメージ)登場(一瞬カガリと間違えたけどステラだったか)「シンは私が守る!(おお!)」→金髪少女がなんか怪物になる(ファ?!)
私が守る!までは分かったけど、怪物になったのはなんでや!(見てすぐは結構困惑した)
2:ズゴックの中からジャスティス登場(ホンマに中から出てきたよジャスティス。どこにそんなスペースあるんだよ)
3:ラクス
あのスーツはなんだよ!もはやダリフラじゃねえかよ!(結構あれはあれでよき)そしてなんで最初マイティーストライクフリーダムの肩に立ってんだよ危ないだろ!
4:キラとラクス
最後なにロマンティクスしてんだよ!
5:アスランのジャスティス
最後の頭からの攻撃はなんだよ!あれもうウルトラマンガイアのフォトンエッジじゃねーかよ!
愛してるから必要なのです
ガンダムSEED、どころかガンダムシリーズ初心者。完全なる無知。往年のファンが歓喜する作品であることは知っていたのだけど、この機会逃せば一生見ることがないだろうと思ったので、本作でガンダム初挑戦。覚悟してたけど、こんなに理解できないとは思ってなかった😅
専門用語や癖の強い人物名が冒頭10分で波のように押し寄せて来て、脳内パンク状態。初見が見ると理解度20%くらい。アニメーションに古さは感じるし、ラスト際の回りくどさも気になる。それでも、難解ながらにそれ相応の見応えはあるし、アクションもすげぇカッコイイ。主人公の人間臭さもすごく良かった。愛される理由が少しだけ分かった気がする。キャラクター全員、髪がめちゃ長いのには笑ったけど笑
この映画、4DX史上最も座席揺れてるんじゃね?ってレベルで、稼働の作り込みが尋常じゃなかった。おかげで話は入ってこないんだけど、没入感・臨場感が異常。大胆な戦闘シーンから、些細な装着シーンまで、こだわりがヤバい。こんな体験出来ただけでも見た価値があった。ぺーぺーなので深い話は出来ないけど、映画館で見るべき作品であることは間違いない。今週末からハイキューの特殊上映が始まってしまうので、結構な枠は取られると思うけど、少しでも多くの人にこの4DXの凄さを体感して欲しいな。
もし、過去作見たことないけど迷ってる〜って人がいたら、YouTubeで「2分でわかるガンダムSEED」と検索し、その動画を見てからの鑑賞をオススメします。マジでこれいい。話入って来やすくなるし、毎日みたいくらいオモロい。
ファンムービーとして見事な続編
「ガンダム」シリーズ自体、45年という長い歴史を持つコンテンツであるが、その中でもこの「ガンダムSEED」は高い人気を誇る作品である。なんと20年ぶりの続編というから驚きである。それだけ根強いファンに支えられているということだろう。
かくいう自分もリアルタイムでは視聴していなかったのだが、後追いで鑑賞した口である。個性的なキャラクター、ドラマチックで重厚な物語、いわゆるファースト・ガンダムのテイストも感じられ、まさしくこれは平成時代におけるガンダムシリーズの代表作という感じがした。今回の新作もその時の感動が失われることなく、最後まで面白く観ることが出来た。
但し、TVシリーズを観たことがない人にとっては、かなりハードルが高い作品である。当然のことながらここに至るまでには様々なドラマがあるわけだが、映画内ではいちいちそのあたりのことを説明してくれない。あくまで予備知識を持ったファンを前提とした作品であり、間違っても初見で挑もうなどと思わない方が良い。
さて、本シリーズの売りは重厚なドラマもさることながら、美形キャラ同士の絡み、激しい戦闘シーン。このあたりにあるように思う。
メインスタッフ、キャスト共にほぼ当時のメンバーが揃っており、テイスト自体は引き継がれている。前作、前々作を観ていたい人ならすんなりと入り込めるのではないだろうか。
物語はキラやアスラン、ラクス、シンといったお馴染みのキャラを中心に、コーディネーター対ナチュラルの対立が引き続き描かれている。夫々に運命に翻弄されながらドラマチックな顛末を迎えていく。
テレビシリーズと違い2時間という短い尺なので、あちらを立てればこちらが立たず、観てて少し歯がゆくなる部分もあったが、基本的に今回はキラとラスクの関係をメインに据えることでドラマに1本芯が通ったように思う。
そして、今回の適役はオルフェという新キャラである。これも過去のテレビシリーズを観てきた人なら、なるほどと思えるチョイスではないだろうか。もっとも、彼の主義主張はこれまでの適役と同じことの繰り返しで、物語的な発展が余り感じられなかったのは残念である。せっかくの完全新作なのだから、このあたりのアップデートは正直欲しい所だった。
映像については、戦闘シーンについては文句なく素晴らしかった。序盤の地上戦はモビルスーツの重量感に圧倒されたし、後半から宇宙を舞台に更に迫力のある戦闘が繰り広げられる。動体視力限界突端なモビルスーツ同士の戦いは流石にやり過ぎという気がしなくもないが、このあたりは映画館のスクリーンよりもテレビの画面の方が適しているような気がした。
また、前作、前々作や過去のガンダム作品のオマージュが幾つか見つかり、この辺りにもニヤリとさせられた。
敢えてギャグとして演出しているような箇所もあり、個人的には笑い所に事欠かない作品でもあった。
Seedオールスターズ
SEEDが好きで楽しみにしていました
映画化すると聞いて、すごく楽しみにしていました。
機体が沢山出てきて迫力あり、西川さんとの歌も相まって良かったのですが…(機体の区別がつかないのは自分の認識不足なのでそこはおいておきます)キラがヘタレに戻っているのは良しとしても、あまりにもラクスが特別扱いされているのに違和感を覚えてしまいました。既に歌姫として特別な存在だったのに、更に人ではなく神に持って行く展開でしょうか…
極めつけは戦闘中に攻撃を受けている機体の上に生身で立っていて…この人なにやってるの?感が拭えませんでした。
ラクスを嫌いと思ったことはありませんでしたが、上記の事やパイロットスーツにかなりミーア感が出ていて…少し嫌いになってしまいました。あんなに体の線が出るスーツに宇宙での性能が疑問視されますし、ラクスはセクシー路線で行かないでほしかったと思います。
あと、敵として登場する新キャラは、相変わらず全員死んでしまい…生きて手を取ることは出来なかったのかな…と思いました。
全体的に、今まで二人の関係はどんな感じなのかな?というのがぼんやりしていたキララクスの関係にフォーカスを当てた恋愛ドラマでした。
不完全だから愛おしい。
天然の少女から大人の女性に成長したラクスのお話。
アスカガが健在なのが分かってそれは嬉しく思いましたが、アスカガももう少し見たかったです。
そして、シンがあまり好きではなかったけれど、隊長(キラ)を慕う姿やルナマリアとのやりとり等色々可愛かったです。シンの好感度は高まりました。
色々書きましたし、違和感を感じる部分もありますが、それでも映画化されて嬉しいですし、見てよかったです。
個人的に、ファウンデーションの事をもう少し掘り下げて見たかったし、オルフェに生きていて貰いたかったなと思いました!
懐かしさと感動の嵐
ようやく見ることが出来ました!
何度も見返したこの作品の続編が見られるなんて、夢のような時間でした。
過去の主要キャラがふんだんに出て来て、懐かしいセリフや機体など、往年のファンにとってはたまらない作品ではないでしょうか?
冒頭の西川さんの歌から始まり、過去の作品で歌っていた人達の今作品での歌も見どころの一つです。
でも、何と言ってもミーティアは涙がこぼれそうになる程でした。
是非、劇場で楽しんでほしい作品です。
初見はおすすめしない
TVでのガンダムseedをしっかり観ていたというよりは、飛ばし飛ばしでみていた為、
ある程度知識は入っている状態で行きましたが、
私でギリギリわかるくらいの内容でした。
個人的にガンダムseed全くみたことない人が
観るような映画ではないです。
他の方のレビューでもたくさんあるように、
冒頭の[freedom]流れながらの戦闘シーンの出だしは凄く興奮しました。
初見の方も興奮するかと思います。
しかし、その後の登場人物は一気にでてきたり、
所属場所等の説明はスクリーン上には書いてありますが、初めての方には難しく、
まず誰が誰と仲間なのか、誰がどこに所属しているのか、この人は味方なのか敵なのか、
わかりにくいと思います。
もっと簡単に詳しい説明があればわかりやすいと思いますし、
登場人物を詰め込みすぎて今誰と戦ってるのかわからない場面も本当に多かったです。
つまり、当時からのガンダムseed大ファンは、
無論理解しているので楽しめると思いますが、
少しかじっている方や全くの初見の方は、
途中から何が何だかわからなくなると思います。
ただかっこよさだけを求めてる方は
ハマると思います。
デスティニーが活躍します
ストーリーの主軸はキラだけど、戦闘シーンでの活躍は圧倒的にシンとデスティニー。これがDESTINYで見たかったやつ。敵も驚いていたけど、こっちも驚いたよ。何だその動きは。
マジでMeteorバックにデスティニーが無双するシーンは主人公の風格を感じた。
あと、家族をコロされて、1度は自ら滅ぼそうとした故郷のオーブを今度はシンが守ったときは普通に泣くかと思った。よかったね。
相変わらず世界情勢の問題はぶん投げ状態だけど、SEED、DESTINYから続いてたキラ・ヤマトの問題は解決してひと区切りついたんだろうなって感じでした。
DESTINYで「本当に恋愛感情ある?傷の舐めあいじゃない?」って心配になったキラとラクス、シンとルナマリアも「お前そんなに好きだったんか…」ってなって安心した。アスラン女性関係問題も結論出た感じ。ハウメアの護り石ちゃんと持ってたね。
イザークはかつて「逃げ出した腰抜け兵が」って言っていたとは思えない発言をする。大人になったね。
ストライクに脳焼かれた人間としては、マジでインパルス、デスティニーの活躍が嬉しかった。そして、第1期GAT-Xシリーズ好きな人はマジで映画観て。あの機体たちが出てるし、あの機体の頭部はまだオーブの海岸で回収されずに転がってる。ブリッツは2回も斬られる。
最新の戦艦で懐かしのあの戦術が観られる。滅茶苦茶敵に効いてる。あの人本当に優秀だったんだな。
あの伝説の操舵手もさらに凄いことになってる。最早モビルアーマーなんじゃないかって動きをしてる。不可能を可能にする人も、なんかもうビーム兵器の射線上に出ることに躊躇いがなくなったよね。まぁこっちも大丈夫だろって感じで見られる。
勿論うーんってとこもいっぱいある。
新機体はどれもイマイチだったし、デスティニーと戦った敵4人の掘り下げ微妙だし、具体的にこれからどうなるんだ?ってとこはいっぱいだし、まぁツッコミどころも多い。
でも、辛い現実社会を生きてるババァにとってはこれくらい明るくて、なんでやねんって感じのお祭り映画の方が笑って観られて調度いいかな。
再びこのキャラをこの声優で見れる嬉しさ
総合して娯楽映画として面白く見ることができました。
機体の演出などもファンの気持ちをわかっている思うし、本編のオマージュもたくさんありゾクゾクもしました。
ただ、違和感を覚える部分も多くあります。。
特にギャグの要素で乗り越える部分とかは本当に残念。なんであんなことになってしまったのか、、、
しかもカガリが出撃する必要性とは、、、?
1つのおまけエピソードとして捉えれば、十分楽しめたから、キャラが集結しただけで良しとします!
そういえば、歳なのか保志総一朗、声変わってしまった気がします。。残念
2024 11本目(劇場2作目)
色んな意味で面白い笑
好きなキャラが活躍してるのを楽しめるかどうか
アスランとムウとイザークとディアッカの活躍が見れてよかった。
もう少しイザークとディアッカの活躍があればなお良かったが…。
SEEDの話しによく出る資格や愛だという話しを受けつけられるかどうかで
この作品の評価は変わると思う。
20年待ったということを考えると、もう少し評価を下げてもいいが、ようやく出してくれたとも言えるのでこの評価で。
これがSEED!
ガンダムSEED、SEED DESTINYをリアルに見ていた人もあれから約20年。
デスティニー計画を発案したデュランダルの意思を受け継ぐ
国家が本作のキラ達の大きな敵となる。
イメージ的にF91のような騎士団ブラックナイトがまたかっこいい。
アカツキの如くビーム兵器が効かない装甲。
MSもこのパイロットにはこの機体と言いたくなる
全ての部分を完全網羅。
後半の宇宙での総力戦は何してるのかよくわからん状況だけど
なんかSEEDや平成ガンダムってこんな感じだったな、と思い出しました。
またこの映画の効果でガンプラ業界でもフリーダム無双に
更なる拍車がかかりそう。
基本は真面目なストーリーなのに稀にコミカル様子も混ぜながら
進むので飽きることなく最後まで鑑賞できました。
ガンダムと言えば(富野作品)魅力的な登場人物の放つセリフや哲学があるものですが
SEEDはそんなの関係なく、とにかく画面が派手になってればいいでしょって
振り切ってるところにチャンネルを合わせないといけない。
全575件中、241~260件目を表示