「複雑な気持ちになった笑」機動戦士ガンダムSEED FREEDOM とりごもくさんの映画レビュー(感想・評価)
複雑な気持ちになった笑
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他の人達が多くの不満を書いている気持ちがわかる。
分かりやすい敵にしかならないキャラ(バカ、不快、ガキ、信念がない等々)が出てきて、主人公のキラを揺さぶって…という感じで。主人公含めて綺麗事をいって人を簡単に殺すし、今回の敵は大義を語りながら安易に大量虐殺もする。成長もないし、感情移入出来る事は一つもなかった。
ちょっとズレたお色気要素もいらなかった。
キラとラクスは肉体関係がすでにある、という事を言いたいなら、もっとスマートに描写してほしかった。さすがに最後のシーンは笑ってしまったが。
まぁ、一本で尺がないのは分かるし、今更ガンダムSEEDでどれだけの人が来るかも分からず、映画を何本も作れるという状況で無かったのかもしれない。
映像とか、演技とか、そう言う所は素晴らしかった。
シンはラッキースケベの鈍感真っ直ぐバカといった感じで滑稽だった。トンデモ兵器じゃんけんが、すぎた攻防も滑稽。
でもそんなズレたシーンの一つ一つが、この映画を笑って最後まで観させてくれた。その反面、真面目に愛だの正義だの語ってるシーンは飛ばし飛ばしにしてしまった。
ネタがいいだけ勿体無いとは思う。
ガンダムの中で最も年齢層が広く、男女の隔ても少なく、多くの人に素晴らしい作品を届ける事ができたろうに。その結果が今回の高いらしい興行収入になるのだろうけど。消費されちゃったなぁ、という感じ。
懐かしい作品をありがとうって思っちゃうのは、どうしても思い出が勝ってしまうのだった。
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