「思ってたのと違う。。。」機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ゲスヤバ夫さんの映画レビュー(感想・評価)
思ってたのと違う。。。
destinyの続きが観れると思っていましたが、
いままでとは全く別の作品を観ているようでした。。。思っていたのと違うと感じざるを得ません。
序盤で敵が謎の超能力でキラを雑に洗脳し戦争の火種を作るのですが、SEEDはそんなファンタジー作品ではなかったはずでは。
この辺りから観ていて何か違和感を感じ始めました。
今作ではシンがキラを崇拝しているのですが、destinyの最後でキラとシンが和解したとはいえ、いままで殺し合ってきた敵同士であったにも関わらず、お互いもう少し気まずい空気感があってもいいのではと感じます。
キラやアスランもdestinyの頃とは言動も性格もかなり変わっており、これは本当にdestinyの続きなのかと思うほどです。
過去作でギャグ要素は殆どなく、シリアスで戦争の過酷さや辛い人間ドラマが描かれており、どの勢力にも正義がありその大義の為に戦っている内容でしたが、今作は雑に悪役を作り愛がどうとか言いつつ敵を叩きのめすアンパンマン的な内容に思います。
また、今作はギャグと雑なエロ要素が多く、
ラクスがフリーダムの新装備を届けるため、ピチピチのパイロットスーツを着てたり、その後に丸腰で戦場のド真ん中で仁王立ちしたり、そうはならんだろと思わざるを得ません。
終盤にストフリが新装備を背負うのですが、
その力がドラゴンボール的な超常現象を引き起こして攻撃するような感じで、もうモビルスーツとは違う何かになっています。
何故かデスティニーも急に分身するのも謎です。
良かった点もあり、前作のストフリ、デスティニーがある場所に保管されており、それらに乗り換える場面は熱いものがありました。
戦闘シーンはカッコいいので純粋にプラモが欲しくなります。