「公式による原作レイプ」機動戦士ガンダムSEED FREEDOM renbuさんの映画レビュー(感想・評価)
公式による原作レイプ
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一言で言えば両澤さんというブレインを失ったSEED=下品なロボアニメ。
前半はしっかりとシリアスなSEEDらしい展開だったのに、終盤で一気にただの出来の悪いクロスアンジュに成り果てました。
結果的にSEEDの知性的な部分は全部両澤さんが担ってたことが明らかになりましたね。まあ監督自身が「テーマ的なことは全て両澤に任せている」と言っているし、彼女が参加したサイバーフォーミュラSAGAの時点で、その筋の通ったテーマからもそれは分かっていたことですが。
まあいいんじゃないでしょうか、「嫁脚本」と散々ネットで非難されてきた両澤さんが再評価されるきっかけになれば。
以下納得いかなかった点
・アスランは人に対して「使えないな」とは言わない。
・終盤の台詞回しが陳腐過ぎて中身がない。
・心が読める敵に対して何をするかと思えばギャグ漫画のように下品な対処。
これらはほぼ終盤に集中していて、両澤さんがその命を賭けて積み上げてきた世界観やキャラクター造形が、男の性欲や幼稚な悪ノリによって一瞬で崩壊しました。
この手の「真面目な話はもう良いからネタアニメにしようぜ」的な逃げや誤魔化しの姿勢は、男性オタクには受けても女性ファンには到底受け入れられないでしょうね。
特にアスランのキャラ改変も含めて。
監督は亡くなった奥様の仕事を軽んじ過ぎではないでしょうか。
頭の悪いギャグ展開で一時的に今バズったところで、10年20年経って心に残るような作品ではなくなりました。
この映画だけではなく、SEEDシリーズ全体が。この映画のせいで。
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